Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.11】浅間縄文ミュージアム 企画展『縄文人間』(長野県)

探訪博物館: 浅間縄文ミュージアム 企画展『縄文人間』(http://w2.avis.ne.jp/~jomon/
探訪日: 2019年7月2日
探訪目的: 企画展パンフレットに掲載されていた土偶さん達

浅間縄文ミュージアムを訪れるのは今回で3回目。既に、【縄文土偶探訪記】では配信済み(https://triglav-research.com/?page_id=17745)なので、本来であれば、わざわざ探訪記として情報発信するような先ではない。だが、6月30日に草津・軽井沢巡回の旅の途中で立ち寄った「丸子郷土博物館」で入手した開催中の企画展『縄文人間』のインパクトはあまりにも強烈であった。この企画展を【縄文土偶探訪記】で紹介する価値は十分にあると判断。

開催期間は9月1日までだが、おそらく、それまでに再び浅間方面を訪れることはないだろうと予想し、7月2日の八ヶ岳オフィスの帰路の途中で立ち寄ることにしたのだ(丸子郷土博物館同様、ほとんど回り道することはなかった)。ミュージアムの駐車場に着いたのは、開館時間とほぼ同時の9時30分。

もう3回目の訪問なので、社主さまとエントランス右手奥にあるミュージアムショップ内の受付に直行。企画展料金を含む1名500円を支払い、土偶さんの絵葉書等、企画展関連の資料を受け取り、まずは受付向かって右手奥の常設展示スペースに向かった。ミュージアムは、縄文土器のコレクションを中心に常設展示もとても充実している。土偶さんの展示は数点で、既に【縄文土偶探訪記】で紹介済みなので、今回は省略。7~8分、常設展示スペースを見学した後、今回のお目当てである企画展示室(受付左手奥)に向かった。

企画展「縄文人間」展示スペースの入り口。常設展示室とはミュージアムショップを間に挟んで明確に区分されていた。

そこは「土偶さんパラダイス」。社主さまは、土偶さん探訪は趣味ではないが、プライベートな旅行の際など、私と一緒にそれなりの数の土偶さんとご対面している。そんな彼女が、思わず「ここは、これまで見た事の無い面白い土偶ばかりだわ…」と呟く程であった。

パンフレットの表面に写真が掲載されている「帽子を被った(ような)土偶さん(弘前大学蔵)」や裏面の「しゃがむ土偶さん(弘前大学蔵)」、そして八ヶ岳界隈では珍しい「遮光器土偶さん(小諸市教育委員会蔵)」等々のレア物土偶さん達がズラッと展示されている光景は、私から見ても、正に壮観。

企画展「縄文人間」のパンフレット表面を飾るまるで「帽子を被ったような土偶さん(弘前大学蔵)」である。私は今回が初めてのご対面であった。
企画展「縄文人間」のパンフレット裏面に掲載されている「しゃがむ土偶さん(弘前大学蔵)」。ご対面は初めてではないが、【縄文土偶探訪記】で紹介するのはこれが最初である。

文章で表現するよりも、ここから先は、写真を並べた方が説得力があるだろう。ちなみに「写真撮影可」である事は、入館時に学芸員さん(館長さんかな?)の方から説明いただいた。ここも、気持ちのよい(度量の広い)博物館だ!

小諸市出土の遮光器土偶さんの頭部。実物である。浅間縄文ミュージアム2回目の探訪の際にご対面済み。全身を復元した物が下の写真。
こちらがパンフレットの裏側で紹介されていた「遮光器土偶さん」の全身像。上の写真のお顔の実物をベースに全身を復元した物。体はしゃこちゃんを模倣したのだろう…
こちらは「仮面土偶さん」。東御市(長野県)の指定文化財である。
こちらの筒型土偶さんも実物で東御市の指定文化財である。神奈川で、よく似た土偶さんに対面したことがある。
どちらも平出遺跡(長野県)出土の土偶さんのお顔で【縄文土偶探訪記】で紹介済みだったと思う。左の土偶さんのペーパーウェイトを八ヶ岳オフィスで使っている。
黥面土偶さんのお顔。東御市教育委員会蔵。黥面とは入れ墨をした顔のことだ。

それにしても、博物館によって、どうしてこうも土偶さんや縄文土器等に対する写真撮影のスタンスが異なるのだろうか? 本当に不思議に思う。

国内で最大級の土偶さんの頭部。神奈川県公田ジョウロ遺跡出土。この頭部はレプリカであった。

絵画や彫刻のように作者が特定できるものと異なり、何千年も土の中で眠っていた土偶さん達は、私は「日本人が共有する大切な宝物」であると考えている。フラッシュ撮影を禁止するのは理解できるにしても、通常の写真撮影やHPでの紹介を禁止する博物館は、その根拠がよくわからない。HP等で紹介されて来館者が増え、結果として、博物館に勤務する人達の仕事が増えるのが面倒なのだろうか?

土(製)仮面が2つ。左が松本市波田出土のレプリカ。右がしゃこちゃんの故郷である「亀ヶ岡遺跡」出土の実物。

私のように、全国各地の考古博物館を探訪し、土偶さんの魅力を(それなりに)真面目にHP読者に伝えようとしている立場からすると、堂々と「土偶さん写真撮影禁止」とする博物館は「我が国が誇るべき縄文文化の魅力を伝えようとする動きに対する抵抗勢力」である。なんて事を考えながら、30分程、浅間縄文ミュージアムを堪能した。

こんな具合に土偶さんのパーツも展示されていた。

最後にミュージアムショップでお買い物。今回は、写真集「土の中からでてきたよ(平凡社:税別1,600円)を購入。土偶さん達をしっかりと守っていてくれる博物館でお買い物をするのも「土偶さんを愛でる者」の嗜みである。

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.10】上田市立丸子郷土博物館(長野県)

探訪博物館: 上田市立丸子郷土博物館(https://museum.umic.jp/maruko/index.html
探訪日: 2019年6月30日

探訪目的: 博物館の出土品アーカイブに紹介されていた土偶型容器

6月30日~7月2日は、社主さまとの2泊3日の草津・軽井沢ショート・トリップ。八ヶ岳オフィスから草津までは寄り道しなければ車で2時間半強なので、旅行なんて大袈裟なモノではなく「毎年恒例の巡回」と言った方が妥当かもしれない。今回は往路は茅野から上田方面へ回り草津で1泊、2日目は軽井沢方面に移動してそのまま軽井沢で泊まり、3日目は佐久・清里経由の復路という計画を立てた。

土偶さん探訪はまったく予定していなかったのだが、往路で白樺湖を過ぎた辺りで、上田に前回訪問時は休館日で「未探訪」となっていた博物館があったのをふと思い出した。名前は「上田市立丸子郷土博物館」。D4のナビに登録してあったで、目的地に設定すると、今回の予定往路ルートをほんの少しだけ回り道する場所だった。この日は日曜日で休館日ではないことを確認し、急遽、探訪を決定。

郷土博物館の駐車場に着いたのは午前10時40分頃だったかな?(何故か、Googleマップのタイムラインに記録が残っていない)。前回訪れた時は休館日であったが、一応、博物館の敷地内は散策済み。博物館の建物は決して大きくはないが、瀟洒でちょっと教会のような雰囲気を漂わせている。

上田市立丸子郷土資料館の外観。建物は小さいが瀟洒で教会のような雰囲気が漂っていた。

受付で入館料1人100円(社主さまもご同行)を支払って探訪開始。お目当ての考古関係の展示室は1F「第1展示室」である事を確認し、受付正面の部屋に直行。事前に予想はしていたが、それ以上にこぢんまりとした展示スペースである。博物館のアーカイブで紹介されていた淵の上遺跡出土の土偶さん型容器はすぐに見つかったが、残念ながらどれもレプリカ。探訪後に博物館のアーカイブを改めて確認したら、ちゃんと「複製品」と表記されていたので、私の事前リサーチ不足だった。

アーカイブで紹介されていた土偶さん型容器は、残念ながらレプリカだった。

「まずいぞ、レプリカだけだったらお蔵入りか?」と落胆しつつ、展示ルームのを見渡すと、土偶さん達の欠片を発見。幸い実物のようなので、これで【縄文土偶探訪記】の要件を満たすことが出来た。

レプリカだけの展示かと落胆しかけたが、幸い、深町遺跡出土の土偶さん達の欠片が展示してあった(実物)。これで【縄文土偶探訪記】の要件は満たした!

5分も要さずに第1展示室の見学は終了。折角なので2階第2展示室の製紙業関連の展示物も見学。こちらも所要時間は5分弱。2階から1階に下りる際に、土偶さん型容器の大きなレリーフを発見し、写真撮影。

1階と2階の間の壁に飾られた土偶さん型容器のレリーフ。かなり存在感を誇示していた。

見学時間10分弱で探訪を終えようとしたところ、受付脇に他の考古系博物館の縄文関連の催し物のパンフレットが置かれていることに気が付いた。その中でも特に目を引いたのが「企画展縄文人間」である。こんな企画展があるの知らなかったぞ!

浅間縄文ミュージアム企画展「縄文人間」のパンフレット。私は誰だかわからない… 妙に心惹かれるパンフレットだ。

場所は「浅間縄文ミュージアム」、開催期間は4月27日~9月1日。浅間縄文ミュージアムは、7月2日(火曜日)の復路の途中にあり、休館日は月曜日なので、探訪可能である。「超ラッキー」と思わず呟いてしまった。

【縄文土偶探訪記】の楽しみのひとつは、こんな「偶然の繋がり」のようなものを体験できる事にもある。

Posted in 【縄文土偶探訪記】 【魔都 東京】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.9】江戸東京博物館(東京都)

探訪博物館: 江戸東京博物館(https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
探訪日: 2019年6月13日
探訪目的: 「発掘された日本列島2019」の土偶さん達

5月中旬の銀行決算発表後は、本当に「仕事三昧」の日々だった。当然の如く、【縄文土偶探訪記】もお休み期間に… おっとイケナイ。例外がひとつだけあったのを忘れていた! 6月1週と2週は、ほとんどが東京でのお仕事Day。講演、会議、銀行のIR Meeting、これに連日、銀行の役員さん、プレス関係者等とのランチ、ディナーがギッシリ。2週間で体重が2.5kg程増えてしまい、その後の体重コントロールに苦戦し続けている。

6月13日も朝から予定がギッシリだった。決算説明会、プレスさんとのランチ、セミナー講師、面談取材と4件の予定をこなし終えたのが午後4時40分。日本橋での面談取材が、先方さんの都合で30分程繰り上がったので、この日最後の予定までに、ちょっと空き時間が出来た。次の予定は、午後6時半から都市型地銀の頭取さん以下役員さん達との会食で、場所は同じく日本橋。勿論「遅刻厳禁」なので、日本橋界隈で時間を有効活用しようと考えた。はて、どうしたものか?

その時、閃いた。「そうだ。江戸東京博物館で土偶さんも展示される特別展を開催中だった。日本橋から遠いんだっけ?」即座にスマホで、江戸東京博物館へのアクセスを調べた。「やったぞ! タクシーで10分程の場所じゃないか。 閉館時間は5時半なので、すぐに向かえば40分は見学できるぞ。」ちょうど目の前をJapan Taxiが通りかかったので手を上げて乗車。江戸東京博物館のエントランスに向かう広大な階段の前に着いたのは4時50分過ぎだった。

江戸東京博物館の全景。デカいばかりでなく形もユニークだ。SF映画に出てくる宇宙船みたいだな。

建物の第一印象は「兎に角、デカい」。さすがにメジャーな国立博物館には及ばないものの、都道府県立博物館の中ではおそらくトップクラスであろう。あまりにも広いために、入場券(600円)を買って、長~いエスカレーターに乗って、目的の「発掘された日本列島2019」の展示室に辿り着いた時には、もう5時をちょっと回っていた。

入場チケットを購入した後、展示室へと続く長いエスカレーターが私を出迎えてくれた。
博物館到着から「発掘された日本列島2019」展示室に辿り着くまでに10分以上も要してしまった。

そんなわけで大急ぎで見学開始。すぐに土偶さん達の展示コーナーを発見したのだが、土偶さん達がレプリカなのか実物なのか表示がない。また、時間が無かったので写真撮影についても未確認。どうしよう… 幸い女性の学芸員さんが展示室内を巡回していたので、すぐに質問。すると ①すべての土偶さんが最近発掘された遺跡から出土したもので「実物」 ②写真撮影もフラッシュを使わなければOK という「万歳」を叫びたくなるような答えが返ってきた。

時間に余裕が無いので、土偶さんと縄文遺跡の展示コーナーを中心に鑑賞。「白神山地東麓縄文遺跡群」に「エリ穴遺跡」と聞いた事のない遺跡が紹介されており、これまで見た事も無い土偶さん達が並んで展示されていた。厳密に表現すると「実物だけでなく、写真集でも見た事の無い」土偶さん達である。

白神山地東麓縄文遺跡群の解説プレート。「群」なので複数の遺跡の出土物が展示されていた。
白神山地東麓縄文遺跡群出土の土偶さん達。ほとんど全身のパーツが揃っており、造形、サイズ共に迫力が凄かった。
こちらの土偶さんが、「発掘された日本列島2019年」展のパンフレットを飾っていた。今回の看板土偶さんかな?
やっぱり青森と言ったら「遮光器土偶」だよね! 真ん中の土偶さんは「しゃこちゃん」の姉妹かな…
こちらは珍しい「四脚付土偶」さん。どれが四脚で、なんで四脚なのかは不明…
写真左側の大きな脚部に驚愕。全身揃っていたら、これまでご対面した土偶さんの中では1番の大きさとなるだろう。正に「レア物」だな。

「白神山地東麓」の方は青森県と想像がついたが(実際にそうだった)、「エリ穴遺跡」の方は所在地の見当がつかなかった。解説プレートを読むと「長野県松本市」。結局、東北と八ヶ岳(長野・山梨)という2大縄文王国から新たに出土した(ニューフェイス)土偶さん達との出会いの場となった。四脚付土偶さんやこれまで見た事も無い巨大な土偶さんの脚部(もし全身が揃ったら超巨大土偶さんである)等々、レア物さんをじっくりと堪能。あ~、大満足!

エリ穴遺跡の解説プレート。所在地は「長野県松本市」。弊社にとっては準ホームグラウンド的な場所である。
エリ穴遺跡出土の土偶さん。ん?八ヶ岳界隈の土偶さんと言うよりも、北海道・東北系のような雰囲気だな。

気が付けば、時間は5時15分になっていた。急ぎ足で、他の常設展示コースを見て回る。江戸(東京)の町の様子が時代毎に模されており凄い迫力だ。時間に余裕があったら半日はじっくりと見て回りたい博物館である。

江戸東京博物館は兎に角、広くて大きい。時代毎に江戸(東京)の街並みを実物大に復元しており、どれも凄い迫力だ!

閉館までの残り時間が5分を切ったところで、恒例のミュージアムショップでのお買い物。土偶さんを鑑賞した際に『発掘された日本列島2019 新発見考古速報』なる書籍が販売中である事を確認していたので、迷わず購入。価格は税込み1,944円。ページをパラパラ捲ってみると、ご対面した土偶さん達の解説もしっかりと記されていた。文化庁「編」の共同通信社「出版」で、2017年からの3年分が並んでいた。シリーズ物として毎年出版されているようだ。何年分からあるのかな?

ミュージアムショップには、2017年から3年分の「新発見考古速報」が並んでいた。とりあえず、右側の2019版を購入。

予定外の行動で慌ただしくはあったものの、こうして【縄文土偶探訪記】江戸東京博物館編は無事に終了。満足度は90点以上だな。これで前回の大しくじり(川崎市岡本太郎美術館編)から、気分的にはかなりリカバリー出来たぞ!

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.8】川崎市岡本太郎美術館(神奈川県)

探訪博物館: 川崎市岡本太郎美術館(http://www.taromuseum.jp/
探訪日: 2019年5月15日
探訪目的: 土偶さんに会えるかなというただの期待感

何らかの理由で「お蔵入り」となった博物館を加えると、既に、私の縄文土偶探訪の旅は120回を超えていた。まあ、色々と失敗はあるが、今回はそんな中でも「最大のしくじり事例」を紹介する。

5月15日は、東京でのお仕事Weekの中休み。元々は東京で予定していた講演が2件あったが、当方の理由でリスケをお願いした(極めて稀なケースである)。朝から新百合ヶ丘の自宅書斎で決算分析作業の準備をしていたのだが、プリンタ複合機がインク切れを起こしてしまった。翌日の朝までにどうしてもハードコピーを用意せねばならない資料があったので(ペーパーレスを貫いている弊社としてはこれも極めて稀なケース)、昼前に自宅近くのノジマに買い出しに出掛けた。

幸いインクの在庫はあったのですぐに所用は済んだのだが、折角外出したので、どこかにちょっと寄り道したくなった。ダメもとで「川崎市 土偶(訪問先でよくやる技)」と入力すると、「岡本太郎が撮影した縄文土器や土偶たち。」という文章が目に飛び込んできた。

すぐにLink先をクリックすると、生田緑地(http://www.ikutaryokuti.jp/)にある「川崎市岡本太郎美術館」で「岡本太郎と日本の伝統展」が開催中とある。そして、嬉しい事に、遮光器土偶さんのモノクロームの写真が存在感を誇示していた。

Googleマップで調べるとノジマから生田緑地までは約4km。車で10分程の場所である。生田緑地から新百合ヶ丘の自宅までは6km強。ちょっとした寄り道には最高のロケーションだ。迷う事無く岡本太郎美術館に向かった。

生田緑地の駐車場に着いたのは11時半。公園入り口には、遮光器土偶さんも写った大きな看板が設置してあり、土偶さんとのご対面への期待感が一気に高まった。

生田緑地の入り口には、遮光器土偶さんも写った企画展の大きな看板が置いてあった。期待感が一気に高まった。

100ha近い面積のある広大な緑地公園の中をのんびりと探索しながら美術館へと向かった。途中には「メタセコイア」の並木道もあり、「ここは一体どこなんだ?」と不思議な感覚を覚えた。

メタセコイアの杉並木(?) なんで、わざわざメタセコイア?? ここは日本でしょ!

美術館のエントランス前に着いたのは11時45分少し前。すぐに受付に向かい入館料1,200円を支払った。ここで「10月までは常設展示はお休み中」である事を知った。「まっ、いいか。土偶さんに会いに来たんだから。」と企画展示ルームに向かった。

美術館のエントランス。さすがにお洒落である…

企画展示の案内所では「展示スペースは基本的に写真撮影禁止」である事を伝えられた。仕方ないので、写真撮影が許されているごく一部のスペースで記念撮影。

企画展の案内コーナーは写真撮影が許された貴重なスペース。とりあえず記念撮影。
写真撮影が可能なのは、本当にごく一部のスペースに限られる。こちらは、岡本先生と太陽の塔の写真パネル(って言うのかな?)

「まっ、いいや。土偶さんに会えるんだったら。」と思い直し、案内係の女性に「縄文や土偶関連の展示スペースはどこですか?」と尋ねた。「こちらです。」と企画展示室の左方向を示されたので足早に向かう。

企画展示スペースは入り口部分で全景の写真撮影が許されるだけ。縄文関連の展示スペースはこの左手にあった。

「どんな土偶さんが展示されているのかな?」とワクワク。が、そこには「土偶さんのモノクローム写真」が20数枚壁にズラッと展示されているだけだった。縄文関連の展示スペースを迷子の熊のように何回か彷徨いたが、写真以外に土偶さん関連の展示物は何も無い。

恐る恐る別の館員さんに「あの~、土偶の実物の展示はないんでしょうか?」と聞いてみると、怪訝そうな顔で「今回は岡本先生の撮影した写真の展示が中心です。」という無慈悲な答えが返ってきたのである。「はあ~、写真だけ…」と打ちひしがれた私は、縄文関連以外の展示スペースを見学する意欲を失ってしまった。

次なる望みは、ミュージアムショップで土偶さん関連のレア物を見つける事である。「岡本先生の縄文好きは有名であるので、何か面白いグッズがあるに違いない。」と信じ、展示室を出てミュージアムショップに向かった。やった、「縄文コーナー」を発見。が、書籍を中心に私が所有しているものがほとんどだった…

ミュージアムショップの縄文コーナー。子供向けを除いては、既に所有している物ばかりだった。

オイオイ、これじゃあ、【縄文土偶探訪記】始まって以来の「完全肩透かし」になってしまうぞ。最後に一縷の望みをかけて「屋外展示」へ。常設展示はお休み中でも、きっと土偶さんに似たオブジェが私を待っているに違いない!

屋外展示で唯一最大と言えるオブジェ。でも、土偶さんとは何の関係も無い..

が、そこには… (絶句)

【縄文土偶探訪記】最大のしくじりに落胆しながら、D4が待つ駐車場に戻ったのは12時15分。ああっ、思い付きで寄り道なんかするんじゃなかった。駐車場を出ようとして駐車券を精算機に挿入したら200円との料金表示が…  モノクロームの土偶さんの写真を見るために私は1,400円も払ったのか~

残ったのは「虚しさ」と遮光器土偶さんの写った企画展のチラシだけだった。

最大唯一の収穫は「遮光器土偶さん」の写った企画展のチラシだった…
Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.7】梅之木遺跡(山梨県)《おすすめスポット》

探訪博物館: 梅之木遺跡(https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/1556.html#13062690444
探訪日: 2019年5月10日
探訪目的: 名も無き土偶さんと美しき山々の光景

今回の投稿は、【縄文土偶探訪記 Revival season】であると同時に、久々の【八ヶ岳縄文道】関連でもある。既に、八ヶ岳界隈で縄文関連の考古博物館(そして土偶さん)と遺跡については、すべて探訪を終えたものと信じ切っていた私が、偶然、新たな、そして本当に素晴らしいロケーションにある縄文遺跡を訪れる事になったのだ。その遺跡の名前は「梅之木遺跡」、所在地は、山梨県北杜市明野である。

梅之木遺跡の存在を初めて知ったのは、5月10日の午前9時前。この日、八ヶ岳オフィスから新百合ヶ丘の自宅に帰る予定であった私は、途中、甲府市内に立ち寄る所用が出来たため、甲府までの帰路は中央道を通らずに、一般道で新緑を楽しもうと考えた。どういうルートをD4でドライブしようかとWeb検索したところ、偶然、「縄文時代中期の集落跡『梅之木遺跡』オープン!」という文字が目に飛び込んできた。

そんな名前の遺跡は、これまで見た事も聞いた事もなかった。すぐに記事をクリックすると、所在地は、北杜市明野町、2018年4月27日オープンとある。公式HPらしき物は見当たらなかったが、周囲の景観は素晴らしく、敷地内のガイダンス館に縄文式土器等、出土物が展示されている等々の情報を記したブログ記事を数本発見。さらにGoogleマップで、梅之木遺跡が、社主さまと訪れた事のある「ハイジの村」に近い事を知った。方向的には甲府に向かう途中にあり、申し分の無い「寄り道」スポットである。

そんなわけで、この日の午前中、急遽、「梅之木遺跡」を探訪する事になった。八ヶ岳オフィスを発ったのは午前9時半。途中コンビニに立ち寄った後、新緑の美しい山道を走行。迷う事無く遺跡に到着したのは10時20分過ぎだった。駐車スペースにD4を置いて周囲を見渡す。南アルプスと八ヶ岳の眺望が兎に角素晴らしい。「神々のおわします地」と言うよりも「神々の愛でる地」といった表現が相応しい場所である。

駐車場から見た遺跡広場と南アルプスの山々。

駐車場内に置かれた案内プレートを読んでいると、縄文人の衣装(らしき物)を身に纏った男性が近付いてきた。第一印象は「ちょっと怪しい」。男性は「よろしければ、梅之木遺跡について解説しましょうか?」と語りかけてきたので、すぐに敷地内にある「ガイダンス館」の職員さんである事に気が付いた。

駐車場に置いてある「梅之木遺跡」の解説プレート。これを読んでいたら、縄文人さんが話しかけてきた。最初は、ちょっと怪しい人かなと思った。

次の甲府での予定もあるため、私が「説明にはどの位、時間はかかりますか?」と尋ねると、この方(以下、縄文人さんと呼ぶ)から「時間は自由にどうとでも調整できます。」との言葉が返ってきた。これは私が講演でよく使うフレーズである。とてもナイスな答えだったので、「それでは10分コースでお願いします。」と伝えた。縄文人さんの話は、駐車場から遺跡広場を見おろしながら、遺跡周辺の環境紹介やこの遺跡の特徴である土で屋根を覆った竪穴住居の解説に及んだ。

梅之木遺跡の復元竪穴住居の特色は住居内部の生活空間を掘り起こした際の土で屋根を覆っている事にある。復元住居の中は予想していたよりもかなり広い。
遺跡広場の中央付近に再現された竪穴住居の内部。天井はオープン(開け閉めできるかは質問し忘れた)になっており自然採光方式となっていた。

その後はガイダンス館に移動して、出土物の解説が続いた。ガイダンス館はこぢんまりとした1室で1つの壁面が出土物の展示スペース。他の壁面には解説パネルが並ぶシンプルな造りである。土偶さんはいらっしゃらないのか?とすぐに展示物をチェックしたら、お顔はないが胴体を発見。他にも2点、土偶さんのパーツらしき物もあった。これで【縄文土偶探訪記】としての要件は成立したのである\(^o^)/

ガイダンス館の外観。その左手には縄文人さんの常駐する「竪穴式住居づくり事務所」なるテントがある。1日のほとんどをこのテントで過ごすそうだ。
ガイダンス館の展示室はこぢんまり&サッパリとした造りであった。博物館と称するためには、ちょっと展示物が少ないのだろう。
土偶さんの展示物はこれだけ。でも、実物との事なので、これで【縄文土偶探訪記】の要件は無事に満たした。
ガイダンス館の展示室には、梅之木遺跡が日本遺産に認定された「星降る中部高地の縄文世界」に含まれる遺跡である事を示す認定証が飾られていた。

その後、この梅之木遺跡の最大の魅力は、周辺の景観の素晴らしさと管理人である「縄文人さん」にある事に気が付いた。景観については、掲載した写真をご覧いただきたい。開放感と周囲の山々の美しさは抜群で、この地に集落を構えた「本物の」縄文人のセンスの良さに感動する。

遺跡広場から眺める八ヶ岳の景色。西岳や権現岳を背にした標高1,300mの地にある我がオフィスはどのあたりだろうか?
遺跡広場中央からガイダンス館方向を見上げた景色。中央に見える山々は曲岳や黒富士だろうか? 山にはまったく詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ。

「管理人」の方の縄文人さんの解説の内容は、実験考古学的と言うべきであろう。竪穴住居を実際に作った時の話やランプ型の土器を模して、植物性と動物性の油のどちらを縄文人が使っていたか試してみたという話など、兎に角、面白い。私が大嫌いなデスクワークだけで組み立てた解説とは迫力(リアル感)がまったく違うのだ。

これが縄文人さんがランプ型土器を模したレプリカ。実際に様々な油を注いで実験したそうだ。

あまりにも楽しい時間だったので、結局45分も滞在して「縄文人さん」と、プライベートを含めてあれやこれや話をしてしまった。次のスケジュールの関係で事前に予定していた見学時間は20分だったので、時間に几帳面、かつ、人見知りの私には、異例中の異例とも言える長居である。

見学の最後に、復元竪穴住居の側で私の名字を伝えた後に「縄文人さん」の名前を尋ねた。すると「縄文の名前はアガヤと言います。縄文名なので字はありません。」というこれまたお洒落な言葉が返ってきた。

「竪穴式住居づくり事務所」の脇に立つ縄文人さんの後ろ姿。縄文人ネームは「アガヤ」さんとの事。私に聞き間違いがなければだが…

「アガヤさん、次回は家内を伴って必ず近い内に、また来ますね!」と言って、私は駐車場へと向かった。D4のドアを開けた時に、もう一度、竪穴住居の方を眺めたら、アガヤさんが大きく手を振っていた。私も思わず手を振った。こんな子供のような仕草をしたのは何年ぶりだろうか? こうして、私はとても清々しい気持ちで梅の木遺跡を後にしたのである。

【縄文土偶探訪記】読者の皆さん、梅之木遺跡を是非、訪れてみて下さい!そう、天気の良い日にお弁当でも持って…  遺跡広場の中央で寝転んで、青い空や周辺の山々を眺めたら、きっと大都会の人混みの中であくせく働くのが阿呆らしくなってきますよ!!

おっと、大切な事を書き忘れた。遺跡やガイダンス館の見学、縄文人さんの楽しい解説すべて込みで、入館料・見学料は無料でした!

 

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.6】神奈川県立歴史博物館(神奈川県)

探訪博物館: 神奈川県立歴史博物館(http://ch.kanagawa-museum.jp/
探訪日: 2019年4月19日
探訪目的: 名も無き土偶さん達と旧横浜正金銀行本店

4月19日は5年に1度の宅地建物取引士法定講習日。講習前日、Googleマップで会場を確認していたら、すぐ近くに「神奈川県立歴史博物館」がある事に気が付いた。講習会場から徒歩で2~3分の場所である。この博物館は、館内補修工事のため未探訪であり、土偶さんも数体展示されている事をすぐに思い出した。

「これはもう講習のついでに探訪するしかない!」とすぐに考えたのだが、Webで調べると、開館時間は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。講習スケジュールと突き合わせすると、講習前も後も開館時間外である事が判明。諦めるしかないかなと思いかけた時に、昼休み時間が11時55分~12時45分の50分間もある事に気が付いた。そうだ、昼休みに行けば大丈夫と判断し、45分間の探訪計画を立てたのである。往復と受付に10分、見学に10分、昼食に15~20分、最後に博物館周囲を見て回るのに5~10分という時間配分だ。

当日は、ほぼスケジュール通りに午前の講習が修了。講習用の教室からビルの外に出るまでの階段が混み合ったため、県立博物館まで5分程度を要してしまったが、正午過ぎには受付に到着。300円の入館料を支払って、事前に調べてあった3Fの原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」展示室へと直行した。

これが神奈川県立博物館受付エントランス側の外観だ。
原始・古代の展示スペース。展示品の数は多くはないが、ゆったりとした上品の雰囲気な展示スタイルだ。

この日は、原始・古代コーナーのみ最長10分間と見学時間を決めていたので、真っ先に「土偶さん」展示スペースを見学。展示されている土偶さんは全部で10体。どれも小柄で、ニッコリ笑顔系のお顔が目立った。3体はSONYのコンデジならスマイルシャッターが作動するかな?

土偶さんの展示数は10体で、どれも小柄。
展示されていた10体の土偶さんの内、右上2体のアップ写真。ニッコリ系穏やかで微笑ましいお顔。
土偶さんの展示は、そのほとんどがお顔である。いくつかはSONYのスマイルシャッターが反応するに違いない!

土偶さんの左側には土版と土器の一部と思われる八ヶ岳界隈ではお馴染みの笑顔系の顔面も展示されていた。こういった土偶さんや土器のお顔を見ていると、縄文時代には八ヶ岳界隈と相模は同じ文化圏であったのだろうなと思えてくる。

土偶さんの左側に展示された土版と土器の一部と思われる顔面。八ヶ岳界隈でお馴染みのお顔である。

土偶さんの見学時間は5分程。残りの原始・古代コーナーを3分程でさらっと見て回り、博物館1Fの喫茶店へと向かった。喫茶店の場所もメニューも勿論、調査済みである。サンドウィッチセットを注文し頬張り終わったのが12時25分。

すぐに博物館の外に出て、改めて博物館の外観を眺める。この建物は旧横浜正金銀行の本店である。言うまでもなく旧東京銀行の前身なので、現在の三菱UFJ銀行のルーツのひとつでもある銀行の由緒正しき建造物なのだ。かなり大きな建物だが、銀行アナリストとしては1周巡っておくべきだろうと考えて、早足で歩きながら何枚か写真撮影。

博物館の周囲をグルッと1周した。旧横浜正金銀行の本展である事を実感させる重厚な雰囲気である。
この角度はお洒落だなあ~。無粋な交通標識とホテルの看板がなければ、もっと素敵なのだが…

1周した後はそのまま講習会場に向かい、12時35分には講習会場のあるフロアに戻った。予定よりもさらに短い所用時間40分間の土偶さん探訪。たった5分間の土偶さん見学時間も含めて、これまでの【縄文土偶探訪記】では、最も慌ただしい内容となった。

Revival seasonは、こんなスタイルも有りだよな… そう自分に言い聞かせた。Revival seasonも、既に Vol.6まで来たぞ!

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.5】国立歴史民俗博物館(千葉県)

探訪博物館: 国立歴史民俗博物館(https://www.rekihaku.ac.jp/index.html
探訪日: 2019年4月2日
探訪目的: 「子抱き土偶」さんと有名土偶さん達のレプリカ多数

全国各地の考古博物館を収蔵・展示されている土偶さんとの出会いを求めて渡り歩いていると、その内容を情報発信すべきか否か悩む事がある。一番の理由は、写真撮影やWeb掲載不可(或いは面倒な承認手続が必要)な先であり、実際は「悩む」と言うよりも「(私のように)器の小さい先だな。仕方ないや…」って感じですぐに「お蔵入り」を決定する(行かなかったものとして封印してしまう)。実は県立博物館系を中心にそんな先が結構ある。それらと比較すると、これまで Revival seasonで紹介した秋田・青森の4館は、本当に太っ腹で気持ちが良い先だった。

もうひとつの悩みは、展示物が「レプリカ中心」で、実物が展示されていたとしても「少数」かつ「無名(あまり有名ではないと言うべきか)」であるケースだ。こういった先は本当に悩む。【縄文土偶探訪記】は一部の例外を除くと「実物土偶さんとのご対面」の感動を伝えるものなので、その辺りの配信決定の「線引き」が微妙なのだ。Revival seasonになって情報発信をためらったのは2つの博物館、共に後者のケースである。結局、数は少ないが実物の土偶さんにご対面できた事に変わりはないので、時代は平成から令和に変わってしまったが、遅ればせながら紹介する事に決めた。

まずは、我が故郷である「千葉県」にある「国立歴史民俗博物館(れきはく)」である。千葉県の施設によくある事だが、名称だけではどこにある施設なのかサッパリわからない。だが、その名称は、ここが我が国の「歴史民俗」研究の総本山的存在である事を誇示している。

最近の縄文ブームにあやかって、様々な「縄文関連本」が出版されているが、自称「その道の通(つう)」である私が、面白いな(或いは、勉強になるな)と感じる本は少ない。そんな中で『生と死の考古学−縄文時代の死生観−』『つくられた縄文時代 日本文化の原像をさぐる』といった良書を書かれているのが「山田康弘」先生であり、国立歴史民俗博物館の教授職にある。

正に「頂点」的存在の博物館が未探訪になっていた理由は2つ。まずは、縄文時代の展示コーナーが所属する「第1展示室(先史・古代)」が長期リーニューアル工事となっていて、訪問しても「見学は出来ない」状態が続いていたのだ。そして、改良工事がやっと終わって、今年の3月19日にリニューアルオープンとなった。2つめの理由は、この博物館には全国のメジャーな土偶さん達が勢揃い状態になるのだが、その多くが「レプリカ」である事だ。国宝や国指定重要文化財級のメージャー土偶さん達のほとんどは、出土地の博物館、或いは、東京を代表とする国立博物館に収蔵・展示されているので、これは仕方ない。
—————————————-
前書きが長くなってしまったが、ここからはサラッと書こう。この「国立歴史民俗博物館」探訪の絶好のチャンスが到来したのである。それは4月のロサンゼルス役員慰安旅行である。2017年のバリ島の時もそうだったが、私と社主さま(家内)で成田空港から海外に出る時は「D4で成田に向かって、ANAホテルに前泊し、旅行期間中は、そのままホテルの駐車場にD4を預ける(駐める)」というが恒例化しつつある。そして、新百合ヶ丘自宅から成田までの正に「途中の場所」に国立歴史博物館はあるのだ。

D4で歴史博物館の駐車場に到着したのは4月2日の午後1時少し前。広大な博物館敷地内の公園スペースは桜が満開で、駐車場は花見客でほぼ満杯という状況だった。八ヶ岳よりも桜の開花がほぼ1ヵ月早い事になる。

Galaxy Note9の横長写真にも全景を写す事が出来ない程に巨大な国立歴史民俗博物館の建物。
博物館内の広場はお花見の名所のようで、ちょうど桜が満開。お花見客は博物館の見学者数を大幅に上回っていた。

入館料は600円。博物館の案内パンフレットを見て、ちょっとビックリ。展示室は6つなのだが、そのひとつひとつが平均的な考古博物館のスペースよりもはるかに大きいのである。早足でサラッと見学しても最低1時間はかかるだろうと予測。社主さまには「折角来たのだから取り敢えず全展示室を見て回ろうね」と伝えて、お目当ての第1展示室の「縄文展示コーナー(多様な縄文列島)」に直行した。

長い期間リニューアル工事中だった「第1展示室(先史・古代)」は3月19日にリニューアルオープンしたばかり。

そこは「有名土偶さん達の集会所」状態。「日本最古の土偶さんペア」から始まり、当然ではあるが「国宝土偶さん」や「国指定重要文化財クラス」の土偶さんが勢揃い。そして、私はそのほとんどの実物と、既にご対面済みである。社主さまは、私と一緒に考古博物館を何館も見て回っているので「あっ、この子知っている。この子も見た事ある。」なんて感じで、結構、楽しんでいるようだった。

日本最古の土偶さんペアの写真。レプリカですが…
有名土偶さん達は、凝りに凝った展示スペースを与えられて本当にお洒落に展示されていました。
ほとんどのレプリカ土偶さんの実物にはご対面済みですが、この土偶さん(青森県砂沢遺跡出土)は例外かな? それとも写真掲載不可だったかな??

だが、悲しいかな、ほとんどの土偶さんの解説プレートには《複製》という表示が…  目を皿のようにして「実物(当館蔵)」はないかと探した結果、「オオ、これは!」と思えた展示物が2つ。ひとつは、東京都宮田遺跡出土の「子を抱く土偶」さん、そしてもうひとつが、青森県是川中居遺跡出土の「香炉型土器」だった。

やっとの事で実物土偶さんにご対面。「子を抱く土偶」さんで、博物館のWebでも紹介されている。
こちらの香炉形土器も実物。井戸尻型とはやっぱり雰囲気が違うな…

「ああっ、数は少ないけれど実物にも出会えて本当によかった…」 第1展示室を20分ほど見学した後は、残りの5つの展示室を順番に早足で見て回った(Walking状態)。最後の展示室を出た時に時計は既に午後2時となっていた。

こんな具合に豪華でお洒落な展示スペースが延々と続くのです。丁寧に見学したら丸1日楽しめそうな気がする。

こうして、土偶さん的には「小ネタ」となってしまったが、国立歴史民俗博物館の探訪も無事終了!(ミュージアムショップには土偶さん関連グッズも沢山置いてありましたが、そのほとんどは既に購入済みでした…)

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.4】 縄文の学び舎・小牧野館(青森県)

探訪博物館: 青森県 縄文の学び舎・小牧野館 http://komakinosite.jp//
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 名も無き多数の土偶さん達

私の「縄文土偶さん好き(道楽)」は、地域銀行業界ではそれなりに有名であると思う。講演後の会食の際などに、地元の土偶さんや考古博物館の情報をいただくのは珍しくない。土偶さんグッズをお土産等にいただく事も結構あるのだ。

今回も26日の講演後の会食で、青森市内にある「小牧野遺跡」の情報を銀行の方から教えてもらった。これまでまったくノーマークの遺跡である。会食の場で、銀行の方がすぐにスマホで検索してくれて「縄文の学び舎」なる考古資料館の存在と土偶さんが展示されている事も確認できたのだ。さあ、どうしよう? 今回、訪問してしまおうか…

事前に組んだ秋田県3館の探訪プランに、時間的余裕は1時間程しか確保していなかった。レンタカーの返却時間と帰りの新幹線の時間を変更すれば良いだけの事と思われるかもしれないが、私にとってはそう単純な話ではないのだ。

講演で全国各地を飛び回る私にとって、新幹線や飛行機の移動時間は「貴重な仕事や学びの場」でもある。読書などに集中するための「座席位置」にまでこだわっており、「新幹線ならば最後列の窓側」「飛行機ならば最前列席の窓側」が私のお気に入りの席である。昨年の出張記録を確認したら、実際に座った座席の「9割以上」がこのお気に入り条件をしっかりと満たしていた。

新青森からの東京への移動(或いはその逆)の場合は、さらに厳格なお気に入り条件が設けており「はやぶさ グランクラスの1列席最後尾」となっている。もう20回以上は利用していると思うが、これまでの所、例外は1回もなかった。今回も、勿論、この条件で予約済み。零細企業の代表取締役は、こういう「我が儘」を貫く事が出来るのが最大のメリットだと思う。

だが、この「1列席最後尾」は人気があって、すぐに埋まってしまう。予約済みの後の時間帯のはやぶさを2〜3本確認したら、案の定、どれも席は埋まっていた。この時点で帰りの新幹線の遅い便に変更するという選択肢は消えた。「小牧原遺跡を方も訪問するかどうかは、大湯環状列石訪問後に判断しよう!」と決めて、アクセス方法だけを Galaxy Note 9に記録したのである。

そして、大湯環状列石の探訪を終えた。これまでのプランに数分の狂いもなく、計画通りに1時間程の余裕時間が確保出来た。レンタカーのナビに小松原遺跡へのアクセス情報をインプット。新青森駅に直行するのと比較するとかなりの迂回ルートになるが、考古資料館の滞在時間を15分程度にすれば、若干の余裕を持って、午後4時には新青森駅近くのレンタカー営業所に着けそうだ。「エ〜イ、この際だ。小松原遺跡に行っちゃおう!」と即座に決定。

その後は高速道中心にレンタカーで快走。「縄文の学び舎・小牧野館」に着いたのは予定より5分程早い午後2時56分だった。「ああ、この考古資料館も元学校だな。使わなくなった校舎をこういう形で有効活用するのはお洒落だな。でも、それだけ子供(人口)が減少しているって事だよな…」なんて思わず考えてしまった。

青森市小牧野遺跡保護センター (縄文の学び舎・小牧野館)の外観。見ての通りの「元校舎」。平成24年3月に閉校となった旧野沢小学校を改修した施設との事。

見学時間はマックス15分間、事前研究も皆無なので、兎に角、急いで土偶さんにご対面しようと決めて、エントランスに足を踏み入れた。男性職員さんが1名いらっしゃった。確認すると「入館料無料。写真撮影も可。自由にとってどんどん紹介して下さい。」というこれまた寛容な姿勢。今回の4館の写真撮影&情報発信に対する態度は本当に気持ちが良い!

まるで学校見学のように、考古資料館の展示スペースを順路に沿って1階から2階へと回った。土偶さんの展示スペースは何カ所かに分散しており、予想以上の展示数だ。有名土偶さんはいらっしゃらないが「大満足」。時間がないので、次から次へと写真撮影。ああっ、慌ただしい…

土偶さんは何カ所かに分散して展示されていた。展示数はかなり多い。このスペースは「板状土偶」が並ぶ。

ここは「土偶さんのお顔」パーツを中心に展示。

このスペース奥の方には「遮光器土偶さん」のかなり迫力のあるお顔が並んでいた。

こちらの土偶さんの体型は、大館のアスファルト目の土偶さんによく似ている。

「表と顔に顔がある土偶」さんは、レア物であるが、残念ながら光が鏡に反射して、写真は上手く撮れなかった。

見学時間はピッタリ15分。展示コースを一回りしてエントランスに戻り、最後(最初かな?)の展示スペースで小松原遺跡も「環状列石」の代表的遺跡のひとつである事を認識した。振り返ってみれば、伊勢堂岱、大湯、そして小牧原と、今回の【縄文土偶探訪記】は「環状列石(ストーンサークル)」訪問の旅でもあったのだ。

青森市内の遺跡を紹介したパネル資料。「青森縄文王国」の凄さを実感、

エントランス付近の「環状列石(ストーンサークル)」展示資料。そうか、小牧原遺跡も環状列石で有名だったのだ…

その後、青森市内のヤマト運輸の営業所に荷物を送るために立ち寄って、新青森駅近くのレンタカー営業所に着いたのが午後4時1分。今回もほぼ計画通りの旅であった。Revial seasonは、その初日になんと4館を探訪。1年7ヵ月ぶりの縄文土偶探訪記は「最高のスタート」を切る事が出来たのである!

 

 

 

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.3】 大湯ストーンサークル館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 大湯ストーンサークル館 https://www.city.kazuno.akita.jp/kanko_bunka_sports/bunkazai/7/1/3916.html
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 環状列石と「土版くん」

【縄文土偶探訪記】Revival season 初日の最後の探訪予定先は、同じく秋田県の「大湯ストーンサークル館」。所在地は鹿角(かづの)市。伊勢堂岱遺跡のあった北秋田市から、レンタカーで東方向に移動する事、1時間弱。(ここも)広大な駐車場に到着したのは午後12時50分であった。

私の縄文土偶探訪の旅は、文字通り「土偶さんとの出会い」がメインの目的であるが、この博物館については例外。前々から興味のあった「大湯環状列石(ストーンサークル)」の見学が主であり、遺跡群に隣接する「ストーンサークル館」の存在を知ったのは、訪問の10日程前であった。事前の電話確認で、土偶さん数体に加え、愛らしさで有名な「土版くん」がストーンサークル館に展示されている事を知った。

駐車場から、まずはストーンサークル館のエントランスに直行。入館料300円を支払った。男性職員さんが数名いて、ストーンサークルの「守り人」といった雰囲気。事前の電話で確認し忘れていた「写真撮影」の可否を問うと「全然構いません。どんどん紹介して下さい。」って感じの寛容な答えが返ってきた。この写真撮影に対する大らかさは、秋田県で今回訪問した3館に共通していた。県民性なのかな?

大湯ストーンサークル館の外観。中に入ると広くて、ちょっとビックリした。

ストーンサークル館は外部から想像したよりも、はるかに大きくて広い。当然ながら、環状列石に関する資料や解説が中心だ。大湯環状列石については、今回の東北出張の前に、Amazonで新泉社のシリーズ「遺跡を学ぶ」の中から『石にこめた縄文人の祈り・大湯環状列石』を購入。出張往路の秋田行き新幹線の中で熟読してきた。事前知識はバッチリなので、環状列石関連の展示物や資料も楽しく学ぶ事が出来た。

環状列石に関連した展示物は多数かつ精密&詳細。事前研究は完璧だったので、解説はスンナリと理解できた。

環状列石関連の展示スペースを見学し終えた後は、土器や土偶等、その他の出土物の展示コーナーへ移動。事前確認通り、土偶さん達は数体(欠片の状態で)展示されていた。こちらの土偶さん達は、大館のアスファルト目さんや伊勢堂岱の板状土偶さん・笑う岩遇さんのような「著名人」ではない。

環状列石関連展示物の漢学を終えた後、土器や土偶さんの展示コーナーへ移動。

土偶さんの展示は事前確認の通りに「数体(どれも欠片)」あった。上の写真の土偶さんは完全体であったら、私がこれまでご対面した土偶さんの中でも間違いなくトップクラスだろう!

伊勢堂岱の「胸の大きな土偶さん」のように、体に小さな穴が装飾的に多数付けられている事に、こちらの土偶さん達の特徴がある。この小さな穴は、衣類の模様のようにも見えるし、鎧のようにも見える。入れ墨って感じがしなくもない。こんな具合に色々と(勝手に)想像できるのが「土偶道」の楽しみのひとつである。

それ以外の土偶さん達は、伊勢堂岱の「胸の大きな土偶さん」のように体に多数の装飾的な小さな穴(孔)を纏っている。

展示された土偶さんの中で「お顔」があるのは何故か1体だけ。他の土偶さんは、どんなお顔であったのか? 勝手に想像を楽しむ。

ストーンサークルと並んで有名な「土版くん」もすぐに見つかった。兎に角、愛らしい。表面には、目(2個)、口(1個)の穴(孔)の他に、縦に5個、向かって左側に3個、右側に4個の小さな穴がある。さらに背面上部には、左右に3個ずつ(計6個)。

こちらが有名な「土版くん」。縄文時代の出土物の中で「愛らしさ」ではトップ5には入るだろう。後ろに置かれた鏡に背面の計6個の穴が確認できる。

土版くんに刻まれた同じ形状の穴の数は、1、2,3,4,5,6個… ああ、縄文人には「数」の概念があったんだな。六進法の世界だったんだろうか? と、考古学者ではなく、銀行アナリストである私は勝手に解釈したのである。

ストーンサークル館を30分程見て回った私は、次にメインの訪問目的である「環状列石」の見学(散策)に向かった。受付で30分程あれば一通り見学できると聞いていたのだが、兎に角、広くて、そして寒かった。

環状列石の写真は50枚以上撮影したのだが、【縄文土偶探訪記】では1枚ずつ紹介しよう。こちらがストーンサークル館に隣接する「万座環状列石」。

「万座」と「野中堂」、道路を挟んで広がる2つの環状列石の見学に要した時間は約40分。見学を終えた頃には体が冷え切っていた。何とか駐車場に戻って、自動販売機でホット珈琲を購入。レンタカーの中で、5分程珈琲を味わいながら休憩した。時計を見ると午後2時5分。大湯環状列石の滞在時間はストーンサークル館を含めると75分。今回の探訪では最長記録となった。

こちらが道路を挟んで東側に位置する「野中堂環状列石」である。

さあ、新青森駅へ戻ろう。レンタカーの返却時間は午後4時、新幹線は4時38分新青森駅発のはやぶさが予約済みである。新青森への移動時間を考えても、1時間は余裕時間があるはずだ。ん?? このペースなら、考古博物館をもうひとつ訪問する事が出来るかな?

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.2】 伊勢堂岱縄文館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 伊勢堂岱縄文館 www.city.kitaakita.akita.jp/isedotai/
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 48体の土偶さん軍団

2017年9月の【縄文土偶探訪記】Final season 打ち切り後の土偶さん関連の情報発信内容を読み返すと、正に迷走状態。「外伝(Side story)構想」に「八ヶ岳縄文道」等々、まあ見事な位に腰が据わっていなかった。

理由は何となくわかっていた。「手間暇(+お金)をかけて遠方の博物館を訪れて、そして初対面の土偶さんをじっくりと鑑賞する」のが、やはり縄文土偶道の醍醐味なのである。

だが私は、Final seasonを打ち切るまでに、全国各地の主要な博物館や土偶さん達をほとんど探訪し尽くしてしまった。醍醐味を味わうための対象が見つからなくなったのであるから、当然、情熱を失い、そして迷う事になる。この1年7ヵ月は、そんな期間だった。

Revival season再開の切っ掛けは、夢に「仮面の女神さま」が現れた事であるが、実はもうひとつ大きな理由が存在した。「未探訪状態」に放置した事が気になって仕方ない博物館があったのだ。その博物館の名は「伊勢堂岱(どうたい)縄文館」。博物館のオープンは2016年4月23日。ちょうど Season 3で全国を飛び回っていた頃に開業した、比較的新しい博物館である。

東北出張の際に何回か探訪の計画を立てたのだが、秋田市からも青森市からもかなり時間を要するロケーションにあり、どうしても訪れる事が出来なかった。そんな中、3月3日に「仮面の女神さま」が夢に現れたのである。ちょうど、その3週間後には2泊3日の秋田・青森講演の予定が組まれており、さらに最終日の27日は、珍しく予定がオープンになっていた。Revival season突入の条件が揃っていたと言える。

大館郷土博物館を後にした私は、この大本命と言える「伊勢堂岱縄文館」へ向かった。博物館前の広大な駐車場に着いたのは午前11時25分。大館郷土博物館は私の貸し切り状態だったが、お洒落な雰囲気の伊勢堂岱縄文館のエントランス近くにはマイクロバスが停車しており、数名の見学者さん達がちょうど入館するところであった。

伊勢堂岱縄文館の外観。考古博物館とは思えないスマートさ。大館郷土博物館とは対照的な佇まいである。

受付の女性に入館料を支払おうとしたら「無料」との事。但し、外部遺跡の見学は、この時期はまだ無理と伝えられた。私のお目当ては土偶さん達なので、全然OK。すぐに縄文館の見学を開始した。

縄文館の展示室はワンフロア。入り口では、この遺跡の看板土偶さんのひとつである「板状土偶」の超大型(成人男性位の背丈)レプリカがお出迎えしてくれた。

展示室入り口では超大型の板状土偶さんがお出迎え。伊勢堂岱の看板土偶さんで、シンボルキャラのベースにもなっている。

入り口から時計回りに展示室を見学。伊勢堂岱遺跡は「環状列石」で有名なので、関連資料や展示物を私にしては異例と言える丁寧さで見学。環状列石についてのコーナーが終わると、次はいよいよ「土偶さん」展示コーナーである。

展示スペースの順路前半は環状列石(ストーンサークル)関連の資料が並んでいた。

四角くて大きな展示ケースの中に、個性豊かな土偶さん達が「同居状態」。ユニークな展示スタイルである。パッと見た印象では展示されている土偶さんは40体位かなと思ったのだが、後で縄文館のHPで確認したら48体だった。

土偶さん達の展示ケース。個性的な土偶さん達が色々な方向を向いて並べられており、かなりユニークな展示スタイルだ。各土偶さんの正面から写真撮影していたら、すぐに30ショット位になってしまった。

遮光器土偶さん達も展示ケース内で存在感を誇示。特に写真中央の土偶さんは「完全体」であれば、かなりの大型である事がわかる。

入り口にあった「板状土偶さん」の他には、「笑う岩遇」さんや「胸の大きな土偶」さん辺りが有名どころであるが、それ以外の土偶さん達も見ていてとっても楽しい。全身のパーツが揃っていれば、国指定の重要文化財になれそうな土偶さんがかなり展示されていた(個人的感想だが…)

展示ケースを様々な角度から写真撮影。30ショットほど撮影したところで、ふと壁に目をやると、展示している土偶さんの「人気投票」をしていた。こういう企画好きだな…

看板「板状土偶さん」の実物である。土偶さん系の写真集では必ずと言って良い程、板状土偶の代表例として紹介されている。

「胸の大きな土偶」さん。私が名付けたのではなく、代表的な写真集「土偶・コスモス」にそう記載されていたのだ。

「笑う岩遇」。こちらも主要な縄文系写真集では必ず登場する。

展示土偶さんの人気投票企画は「釈迦堂遺跡博物館」でかつて経験済み。HPを確認しなくとも、エントリーしている土偶さんは48体である事がわかる。

「48体の土偶さん軍団」鑑賞に夢中になっていたら、既に入館後20分以上が経過している事に気が付いた。この縄文館も見学時間は30分と計画していたので、最後に展示室中央スペースにある遺跡全体の模型図や解説をサラッと見学し、受付脇のミュージアムショップに向かった。

残念ながら縄文館に展示している土偶さん達のレプリカは販売していなかったが、縄文唐草をモチーフにしたポーチや絵葉書等を購入。入館料無料なのだから、ミュージアムショップにお金を落とすのは、縄文ファンの「嗜み」である。

計画通りに滞在時間30分。11時55分に伊勢堂岱縄文館を後にした私は、次なる目的地へと向かった。分刻みで移動するのも【縄文土偶探訪記】の仕来りのひとつなのだ!

 

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.1】 大館郷土博物館(秋田県)

探訪博物館: 秋田県 大館郷土博物館(http://odate-city.jp/museum/
探訪日: 2019年3月27日
探訪目的: 「塚ノ下遺跡出土土偶」アスファルト目の土偶さん(秋田県指定文化財)

国宝土偶「仮面の女神さま」が夢に現れた事を切っ掛けに、実に1年7ヵ月ぶりに再会する事になった【縄文土偶探訪記】。ちょっと格好付けて「Revival season」と名付けた以上、中途半端な内容とするわけには行かない。そして、物事を始める時(或いは再開する時)に重要なのは「初動の勢い」である。

そんなわけで、Revival seasonの初日は、これまで機会に恵まれず未探訪となっていた秋田県の博物館を一気に3館訪問する事に決めた。3月27日の朝9時ちょうどに予約しておいたレンタカーで新青森駅を出発。最初の探訪先としたのは、「アスファルト目」の土偶さんが収蔵・展示されている「大館郷土博物館」である。

かつての【縄文土偶探訪記】では、探訪のルートや時間をこまめに記録していたのだが、Googleマップのタイムライン機能を知り、使いこなすようになった今シーズンは、そんな手間は不要。タイムラインの記録を確認すると、博物館着は10時27分であった。

博物館の建物は予想以上に大きかった。そして、どう見ても「元学校」としか思えない。受付で入館料(300円)を支払った際に職員さんに尋ねると、案の定「元高校の校舎」との事。今回の旅はかなりタイトなスケジュールなので、事前に見学・鑑賞時間は30分と計画。建物の大きさから考えると、とてもすべての展示コーナーを見て回る余裕は無さそうなので、展示館2階の「考古コーナー」に直行する事にした。

大館郷土博物館のエントランス。旧県立大館東高等学校の校舎を譲り受け、1996年4月に開館。

2階に上がると広々とした展示スペースの右手に土器等が並ぶ「縄文時代コーナー」を発見。急ぎ足で向かうと、お目当ての土偶さんはすぐに見つかった。

展示館の2階に上がると、右手に縄文展示コーナーがあった。

この土偶さんの最大の特色は「両眼に充填された天然のアスファルト」。このため、何となく「宇宙人」ぽく見える。

お目当ての土偶さんをすぐに発見。身長24.0㎝、肩幅12.5㎝、胴部の厚さ1.8㎝ との事。

1977年~1978年の秋田県教育委員会の発掘調査によって、約4,000年前の縄文時代の土器とともに発見されそうだ。

両目の黒い部分は天然のアスファルトで、これがこの土偶さんの最大の特色。

解説プレートには、両目のアスファルトの他に、両手の丸い窪みとへそがチャームポイントと書かれていた。

上半身は逆三関係でガッチリした体型。目と目の間(眉間と言うべきか)の2つの小さな穴は「鼻孔」との事。土偶さんはそのほとんどすべてが「女性」であるが、この土偶さんは「性別不明」と表現するのが妥当と思える。やっぱり「宇宙人」だよな…

私には「宇宙人」との印象が強い。

Revival seasonの最初に、この「個性的」な土偶さんにご対面できたのはラッキーだった。「土偶界の奥の深さ」のようなものを再認識。全国各地の博物館を土偶さんとの出会いを求めて80館ほど探訪したからと言って、まだ「道を極めた」なんて状況には程遠かったのである。

お目当てのアスファルト目さん以外にも数体の土偶さんが展示されていたので、彼女たちにもご挨拶。考古展示コーナーを中心に、展示館の2階と1階を計画通りに約30分見学して、大館郷土博物館を後にした。

アスファルト目さん以外にも土偶さんの(欠片)が数体。こちらは普通の土偶さんと同じで「女性」とわかる特色があった。

Revival seasonは、こうして幕を開けた。これから先、未対面の土偶さんとのどのような出会いが待ち構えているのだろうか…

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【縄文土偶探訪記】

『縄文土偶探訪記 Revival season』口上

2017年9月8日の国宝土偶「かっくうちゃん」再訪を区切りとし、縄文土偶探訪記 Final seasonは幕を閉じた。あれから早1年7ヶ月が経過。この間、世の縄文&土偶さんブームは一気に加熱したように思う。

かつては、地方講演の隙間時間に考古博物館を訪れると、平日であれば「私一人の貸切状態」がほとんどだった。県立博物館クラスでもそんな状況だったのである。最近は様変わりだ。老若男女様々な階層の見学者が訪れ、土偶さんや縄文土器などの展示物に見入っているのを目にする。昨年の上野東京国立博物館縄文企画展の効果が大きいのであろう。

この縄文ブームの中、私の土偶さん熱は、正直なところ、かなり冷めていた。所謂、新規開拓のような行動はほぼ皆無となり、八ヶ岳オフィスに近い井戸尻や尖石をふらっと訪れる程度。継続したのは、新泉社シリーズ「遺跡を学ぶ」の縄文関連本を講演の移動中に読み進めた事だけであった。

そんな状況が続き「土偶さんは夢に現れる」事もすっかり忘れていたのである。だが、今年3月3日の朝、八ヶ岳オフィス滞在中に本当に久し振りに土偶さんが夢に現れた。それも国宝土偶「仮面の女神さま」である。真っ暗な空間の中で、仮面の女神さまが単体で、デフォルメや装飾のないまったくそのままのお姿でじっと私を見つめていた。

女神さまの身長は2m程だったろうか? 私よりは大きかったのは確かだ。神々しさと威圧感と、そして物悲しさのような複雑な波動に捕らわれて身動き出来ない状態で女神さまと対峙。数分だったか数秒であったかは定かではないが、何とも言えない切なさのようなものが込み上げてきて、思わず女神さまから視線を逸らしてしまった。そして、その瞬間に目覚めた事を妙にハッキリと記憶している。

デフォルメも装飾もなく、大きな仮面の女神さまがお一人で夢に現れた。土偶さんが夢に出たのはこれが3回目。何か意味があるに違いない!

これで土偶さんが夢に現れたのは3回目だ。しかも今回は、私が最も慕い崇める仮面の女神さまのご登場。そして、リアルさは、以前の2回の夢とは比較にならない程に生々しかった。う〜ん、やっぱり中途半端に縄文土偶探訪記を終わらせてしまった事に対して女神さまはお怒りなんだろうか?

私は、小心者ではあるが、意思決定の早さには自信がある。すぐに予約済みであった3月25日〜27日の東北出張の帰路の新幹線を変更。レンタカーを予約して、未探訪であった秋田県の3つの考古博物館を1日で回るツアー計画を組んだのだった。

思えば、1月の最終週から丸2ヶ月、平成最後の記念講演シーズンと勝手に位置付けて、仕事に没頭し過ぎた。八ヶ岳オフィス滞在中も朝から晩まで資料作り。夜の鹿の湯通いを除けば、あまりにも味気ない八ヶ岳ライフであった。

その代わりに、4月は「平成」という時代を穏やかに見送るために、3週間は一切仕事をしないと決めたのは、半年程前の事である。4月2日から12日までは、社主さまと二人でロサンゼルスに滞在し、仕事とは無縁の日々をエンジョイする。

もしかすると、遊び心を忘れて『伊達と酔狂』という社是に背くような日々を送っていた事を仮面の女神さまが戒めてくれたのかもしれない。

さあ、これから新たな『縄文土偶探訪記』の始まりである。1年7ヶ月ものブランクがあるので、Revival (復活) season と称することにしよう!

 

 

Share:
Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【縄文土偶探訪記】

熟年的縄文土偶道の嗜み

10日の午後5時過ぎに、今年初めての八ヶ岳オフィス滞在を終え、川崎自宅に戻った。仕事関係の蔵書はそのほとんどを八ヶ岳オフィスに移動してしまったが、仕事に必要なデータはクラウド環境で3重の同期・バックアップ体制を敷いているので、自宅であろうと業務に何ら支障はない。

業務効率化をサポートしてくれるデジガジェや文具類の小細工用ツール・パーツの類は、むしろ自宅書斎の方が充実している。Lifehack系『稿房通信』ネタを発信するのは、これからが本番である。

今回のオフィス滞在の最終日となった10日の午前9時過ぎ、会社関係の書類を提出するために富士見町役場を訪れた。その後、JAでのD4給油→Jマート富士見での買い物を終えたのが午前9時40分少し前だった。「折角、富士見の町に出たんだから、どこか寄っていこうか…。あっ、土偶さん達への新年のご挨拶がまだだった。」と閃いた。

遠出する程の時間は無かったので、尖石か井戸尻の二択である。Jマートからだったら井戸尻の方が4~5分は近いかな? でも、新年なのでやっぱりまずは「国宝土偶さんツートップ」に真っ先にご挨拶するのが筋だろうと考えて、直ちにD4で尖石縄文考古館へ向かった。尖石への駐車場に着いたのは午前10時前。ん? エントランスに何か貼ってある。

事前確認無しの気紛れ探訪だったので、尖石の国宝土偶さん2体は海外巡業中であった。新年早々、本当に働き者である。「勝手知ったる尖石」なので、実物にご対面できなくても全然OK。じゃあ、今日はレプリカさん達にご挨拶しよう!

ここで初めて、「縄文のビーナスさま」も「仮面の女神さま」もパリ日本文化会館の海外展にご出張である事を知る。かつての私、特に地方講演中の探訪であれば、失望・落胆・憤慨するところなのだが、そこは「勝手知ったる尖石」である。「国宝土偶さん達は相変わらずの超人気だな。じゃあ、お留守番のレプリカさん達にご挨拶しよう!」とおおらかな気持ちで、500円の入館チケットを購入し、探訪開始。まずは、国宝展示室へと向かった。

レプリカさんとのご対面も、仮面の女神さまが3回目、縄文のビーナスさまが2回目である。レプリカとの表記がなければ、正直なところ本物との見極めがつかない程の造作である事も十分に認識済み。レプリカさん達と2017年秋の「八ヶ岳JOMONライフフェスティバル」開催記念のシンボルオブジェ等を鑑賞し、30分程考古館内を探訪。

「縄文のビーナス」さまのレプリカ。「豊穣な神々しさ」はレプリカであろうと伝わってくる。
こちらは「仮面の女神」さまのレプリカ。ちょっともの悲しいミステリアスさは、実物の方が強いかな?
こちらが国宝展示室の入り口左手に置かれている2017年秋「八ヶ岳JOMONライフフェスティバル」開催記念のシンボルオブジェ。制作は、後藤 映則氏。

縄文人の衣装や、最近、急に興味を覚え始めた「黒曜石」の展示コーナーをいつもよりも丹念に見学。また、他の考古系博物館の縄文関連の特別展を紹介するポスター展示スペースもしっかりとチェック。「縄文と沖縄」という意外な組み合わせの特別展が沖縄県立博物館・美術館で開催中である事などを知った。

尖石縄文考古館には試着して写真撮影できる縄文人の衣装が何点か置かれている。この衣装は試着対象ではなさそうだが、冬服っぽくてお洒落である。この上に、マウンテンパーカーでも羽織れば、冬の八ヶ岳でも過ごせそうな気がする。
最近は土偶さんに加えて「黒曜石交易ルート」にもロマンを感じるようになってきた。今年は長野県下の「黒曜石系博物館」巡りをしようかな…
博物館のエントランス右手奥にある全国各地の考古系博物館のポスター展示スペースは、縄文系企画展の情報収集をする上で極めて有益だ。「縄文と沖縄」という意外な組み合わせに思わず見入ってしまった。

そして最後が、ミュージアムショップでのお買い物である。昨年8月以降は、業務が多忙であったため、9月の北陸出張の合間に「若狭三方縄文館」を探訪できたのみ。【縄文土偶探訪記】は「開店休業」に近い状態に陥っているので、考古博物館付属のミュージアムショップを訪れるのも本当に久し振りだ。

土偶さんとの対面は皆無に近い状態が続いていたが、地方巡業の際に、必ずシリーズ新泉社「遺跡を学ぶ」シリーズの内、縄文関連の1冊を携え、読んできた。そんなわけで、縄文時代や土偶さんに関する知見の厚みは着実に増している。「未読状態」の本のストックがちょうど無くなっていたので、ミュージアムショップに並ぶ書籍の内、未購入であった2冊の本を購入。これで縄文関連の蔵書も写真集を加えると60冊近くになったかな…

今回、ミューズアムショップで購入したのはこの2冊。右側の「信州の縄文時代が実はすごかったという本」は出張時に持ち歩くにはサイズが大きくて購入を躊躇していたもの。左の戸沢先生の「歴史遺産を未来へ残す(信州・考古学の旅)」は今回初めて出会った本(これまで気が付かなかっただけかな?)。

さて、他に何か面白いものないかな? 一筆箋、クリアファイル、栞、クッキー、眼鏡拭きにマスコット… どれもシリーズの内、1種類は持っているな。なんて考えながら、テーブルの上に所狭しと並んでいるグッズを眺める。ふと、見慣れぬアイテムに目が釘付けになった。

「こっ、国宝土偶さん達を模した塩羊羹だ~」 茅野市の和洋菓子店「梅月(https://baigetsu.official.ec/)」さんのオリジナル商品だった。単品と2体セットがあったが、私がセットの方を買ったのは言うまでもない。「でも、これは食べてしまってよいのだろうか?恐れ多くてきっと無理だな。」と当分の間、葛藤が続きそうだ。

ミュージアムショップに並ぶクッキー類はすべて購入&堪能済みだったが、塩羊羹の国宝土偶さんセットとは初遭遇(の気がする)。勿論、購入したが、お姿がリアル過ぎて食べる事が出来るかちょっと不安(賞味期限は2月7日)。

こうしてレプリカではあったものの、2019年初めての【縄文土偶探訪記】も無事に終了\(^o^)/ まあ、こんな楽しみ方が「熟年的縄文土偶道の嗜み」としては相応しいのかもしれない…

Posted in 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記-外伝】を再開するぞ!

7月3日から東京国立博物館で開催されていた特別展「縄文–1万年の美の鼓動」は本日が最終日。8月30日には入場者が30万人を突破したと、Webニュースで報じられていた。この30万人という数字がどの程度の人気なのかピンとこなかったので、過去の展覧会等の入場者ランキングを検索してみた。

すぐに2017年度の展覧会入場者数トップ30がヒット(http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/70388/)。最終日まで残すところ3日間で30万人突破したのだから、最終的には32万人位までは届いたんじゃないだろうか。だとしたら、2017年度ランキングに当て嵌めると15位前後かな? 会期が2ヵ月と短い事を考慮すると、かなりの人気であったのは間違いない。

私が「かっくうちゃん」に偶然出会って、土偶さんに嵌まってしまったのは2013年11月であった。当時は世の中、「土偶を全国見て回ってる… はあ、何それ?」みたいなリアクションの輩ばかりだった。土偶さんと埴輪の混同なんて当たり前。だが、今回の特別展のおかげで、少なくとも30万人程度が「土偶さんの素晴らしさ」を体感した事になる。あとは、土偶さんや縄文ブームが一過性ではなく、息の長いものとなる事を願うばかりだ。

そう言えば、この2週間程で、今回の土偶さんブームの「裾野の広さ」を実感する事があった。以前、『八ヶ岳稿房』で書いたが、私は日帰り出張用の鞄(RIMOWAアタッシュケース、TUMIのブリーフケース、PORTERのヘルメットバッグ)に「縄文のビーナス」さまのキーホルダーをお守りとして付けている。国宝土偶さんのガチャガチャを自分で加工したものだ(https://triglav-research.com/?p=21597)。

ただ立っているだけで「人嫌い感」や「妙な威圧感」を発する特異な体質である私は(要は、嫌な感じの奴)、見知らぬ人に声を掛けられる事はまったくない。道を尋ねられた事もないし、ビラやティッシュ配り、街頭募金の人達も、何故か私にはほとんど寄ってこない。そんな私が今年の4月に、新横浜駅で見知らぬ女性からビーナスさまのキーホルダーの事を尋ねられるという「希有な体験」をしたのである。

その後は、また誰にも話しかけられる事のない「静かな日常」に戻った。ところがである。8月第4週の北関東出張の新幹線帰路、第5週の近畿出張の往路で続けて「縄文のビーナス」さまのキーホルダーを切っ掛けに、見ず知らずの人に話しかけられたのだ。

新幹線では、隣の席に座った登山帰りらしき中年男性が、鞄に付けたビーナスさまのキーホルダーに気が付いて「縄文のビーナスですね。先日、上野の国立博物館で実物を見て来ました…」なんて感じで語りかけてきた。

近畿出張の時は、新横浜駅で買い物した際に、若い女性の店員さんが、やはりキーホルダーに気が付いて「あっ、ビーナスちゃんですね。かわいいな…」と来た。改めて「縄文のビーナス」さまの知名度とパワーの凄さを実感した次第である。だが、不思議と声を掛けられたのは、すべてPORTERのヘルメットバッグを持っていた時だ。なにかビーナスさまと「相性」のようなものがあるのだろうか?

縄文のビーナスさまのキーホルダーは、日帰り出張用の3つの鞄に付けているのだが、何故か声を掛けられたのは、いつもPORTERのヘルメットバッグの時だ。

キーホルダーのベースとなった国宝土偶さん達のガチャガチャ。形状、大きさ共に縄文のビーナスさまが最高である!

加えて、この2週間ほどで、『八ヶ岳稿房』の【求む!土偶さん情報https://triglav-research.com/?page_id=19199)】経由で3件(3名の方から)の土偶さん情報が寄せられたのである。昨年9月に【縄文土偶探訪記】を一区切りつけて終了してからは情報提供は皆無だったので、これにも正直驚いた。

こちらは「陶器製」の超小型レプリカ。最初の頃は大型レプリカばかり買っていたのだが、途中から「小型の愛らしさ」を評価するようになった。

ここまで「土偶さん(或いは縄文)ブーム」の大きなうねりを感じてしまうと、私自身も再び「まだ見ぬ土偶さん」を求めてアクティブに動きたくなってきた。そんなわけで、約1年間の活動休止期間を経て、【縄文土偶探訪記-外伝】を本格的にスタートする事に決めた。

最近の一番のお気に入りは「南部鉄偶」さん達だ。特に写真右側の「人を食ったような」態度の遮光器土偶は見ていて飽きない。

「外伝」については ①ノンビリと気楽に回る(分刻みのスケジュールなど組まない) ②失敗談もしっかりと綴る ③可能であれば学芸員さん等の説明をしっかりと聞く という3点にこだわろうと考えている。

Posted in 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

特別展「縄文-1万年の美の鼓動」は大盛況だった

夏休みと仕事、合わせて8日間の八ヶ岳滞在を終えて川崎自宅に戻ったのは先週土曜日(18日)の午後8時過ぎだった。今週の月曜日から来週水曜日までは、地方講演を中心に仕事がギッシリだ。東京での仕事と北関東、甲信越、東海、近畿への出張が交互に続くので、かなりのハードスケジュールとなる。10日間程は八ヶ岳への思いを断って、仕事に専念する事に決めた。

だが、何とか隙間時間を活用して訪問したい(せねばならない)場所が2カ所あった。そのひとつが、92日が最終日となる上野東京国立博物館(トーハク)で開催中の特別展「縄文-1万年の美の鼓動(http://jomon-kodo.jp/)」である。

縄文の美特別展については、Webの書き込み等から、人気が高く、かなり混雑している様子が伝わってきた。混雑する週末を避けて、何とか平日探訪できないかとスケジューラーと睨めっこした結果、唯一、対応可能であったのが昨日の午前中だった。

午後は、面談と講演が1件ずつあったので、午前1115分をエンドと決めて、社主さまと2人でトーハク探訪を決行。トーハク正門着は午前10時ちょっと前。チケット販売所の行列を尻目に、前売り券購入済みの私達は、スッとエントランスを通過。特別展の開催場所である「平成館」に向かった。

特別展は「館内写真撮影全面禁止」である旨を事前確認済み。残念ながらお洒落な写真は皆無。正門エントランス前の案内板に並ぶ国宝土偶さん達を仕方なくパチリ。[/captio
スーツにネクタイ姿の私には、兎に角、暑かった。そして平日の午前中であるにもかかわらず、予想以上に人が多い。それもほとんどの人(8割以上だったと思う)が「本館」ではなく「平成館」を目指して歩いていた。この人達、皆、特別展が目当てなのだろうか? 

嫌な予感は的中。平成館のエントランス前には、私が忌み嫌う「行列」が出来ており「入館まで10分待ち」の表示板がこの炎天下。博物館の外で並んで待てというのか? あまりにも過酷な要請にもじっと耐えるしかなかった。

ほとんどの人が特別展開催中の「平成館」に向かって歩いて行く。そして、平成館のエントランス前には、私の大嫌いな行列ができていた。

漸く、平成館の中に入ってからは、その入場者数の多さ(人混み)に圧倒された。私の事前予想の34倍の混み具合だ。縄文ブームはここまで大きなうねりになっていたのかと衝撃を受けた。混雑があまりに凄いので、順路に沿って見学していたら時間切れになると判断。社主さまも私同様「土偶さん」達とのご対面がメインの目的なので、国宝土偶さん5体と国宝土器1点が展示されている「第二展示室」に直行した。

特別展については「館内写真撮影は一切不可」なので、土偶さん鑑賞に集中しようと考えていたのだが、あまりにも人が多過ぎた。私の場合は、国宝土偶さん、国指定重文土偶さんを中心に、展示されている土偶さん(展示総数は55体前後だったと思う)のほとんどは探訪済みだったので、これまで対面が叶わなかった土偶さん(67体かな?)以外は、鑑賞よりも、見学客の顔ぶれや土偶さんを見た際の感想(つぶやき)、表情などを観察して楽しむ事にした。

見学客層は、私のようなスーツ姿のビジネスマンが稀であった事を除けば、老若男女、実に幅広かった。小学生の夏休みの自由研究対策と思われる親子連れもかなりいた。そして、土偶さん(特に国宝土偶さん達)に魅入られたかのような表情の人達が目立った。ああっ、この人達は何らかの「土偶さんパワー」を感じ取ったに違いない! こうして「土偶さんファン」は増えていくのである。

社主さまも私の影響で、おそらく半数位の土偶さんと対面済みだったと思われるが、国宝土偶では「縄文の女神」さまと「合掌(祈りの)土偶」さまとは初対面。意外だったのは、社主さまが「縄文の女神」さまの造形の美しさを称えていた事だ。あの八頭身(私はかつて「米倉涼子土偶さん」と呼んでいた)の美しいスタイルは、女性の観客を(羨望の対象として)魅了していたように思える。その後、社主さまは、念願の「しゃこちゃん」とのご対面が実現し。大喜びだった。

国宝土偶さんは、第二展示室のエントランス側から見ると、前列右手に「縄文の女神」さま、左手に「かっくうちゃん」2列目中央に「合掌土偶」さんが並んでいた。そして最後列右手奥に「縄文のビーナス」さま、左手奥に「仮面の女神」さまという「粋な配置」だった。尖石縄文考古館が誇る「二大国宝土偶」さんが鎮座し、その周辺を沢山の見学客が取り囲んで熱心に見入っている光景を眺めていたら、まるで自分の事のように嬉しく、そして、ちょっと誇らしかった。

1時間5分程、土偶さん中心に特別展を堪能した後、2Fの特別開設されたミュージアムショップに向かった。レジ前はこれまた凄い行列。様々な土偶さんグッズをゆっくりと眺める時間もスペースも無さそうだったので、特別展の鑑賞券と同時購入した限定販売の土偶さんスペシャルグッズ(土偶ペンライト土偶パペットタオル)のみを受け取る。これらグッズ、正直、私がどう使ったらよいのか思い付かないのだが、「限定販売」という言葉に反応して、思わず買ってしまったのだ

土偶さんのペンライトとパペットタオル。私が何に使ったらよいのだろうか…

残り時間がわずかになったので、最後に「常設展示コーナー」に土偶さんがいらっしゃるかを確認に向かう。普段は、しゃこちゃんやハート顔土偶さんといった「有名土偶さん」が並ぶスペースに「お留守番部隊」となった土偶さん達がヒッソリと佇んでいた。「お留守番ご苦労さま」と心の中で感謝して、写真撮影可である土偶さん達をパチリ。裏方の土偶さん達にもしっかりとご挨拶するのが「真の土偶さんファン」なのである。

常設展示コーナーでお留守番部隊の土偶さん達。ご苦労様です…

講演を終えて川崎自宅に帰り着いたのは午後8時前だった。講演もとても楽しくて、本当に「素敵な1日」だった。

だが、今日は朝から東京での予定がギッシリ。何なんだこの異常な暑さは…  昨日の「幸福感」はまるで「地獄のような暑さ(行った事はないけれど)」の下、氷のように溶けていった。

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

新顔の土偶さんに出会える喜び — 秦野市 菩提横手遺跡出土の中空土偶さん

1万年以上も続いた「縄文時代」からの使者とも言える土偶さんは、当然ながら、まだ「未発掘」「未発見」の物が数多くあるに違いない。また、発掘・発見されたものの個人や組織が所蔵(秘蔵)しているため。陽の目を見ないままの土偶さんもいらっしゃる事だろう。かく言う私も、オフィスの基礎工事で地面を掘り起こした際に、土の中から土偶さんが現れたらどうしようとドキドキしたものだ(残念ながら、土偶さんは現れなかった…)。

講演活動や旅行の隙間時間活用だったとは言え、私は全国各地の考古博物館を探訪し、国宝や国指定重要文化財指定を受けている有名土偶さんのほとんどにはご対面済みである(https://triglav-research.com/?page_id=20285)。お目にかかれていないのは、個人所蔵等、公開されていない土偶さんなので仕方ない。

当『八ヶ岳稿房』には、わざわざ求む!土偶さん情報】https://triglav-research.com/?page_id=19199)という専用コーナーを設けて、私がまだ知らない土偶さんの情報提供を求めている。コーナーを作ってからの2ヵ月程は、よくメールを頂戴した。だが、その中には、既に訪問(対面)済みの土偶さんが少なからず含まれていた。

よくよく考えれば当たり前の事である。【縄文土偶探訪記】全84本をすべて読み込み、私がご対面済みの土偶さんを除外した上で、未対面の「お宝土偶さん」を紹介してくれる物好きな読者さんなんて簡単にいるはずがない。頂戴したメールの中には「よくぞこれだけ全国を訪問しましたね。メジャーな土偶はほとんど見学済みと思います。」なんてコメントもあった。実際、私もそう思う。

これからの人生、あと何回位、土偶さんとの対面の感動を味わえるのだろうか? 昨晩は、そんな事を考えながら眠りについた。

今日は朝から仕事のためにD4で移動。午後、訪問先からの帰路、ふと思い出した。「そうだ、重要文化財級の土偶さんが秦野で発見されたんだった!」 情報をもたらしてくれたのは三男だった。彼は、土偶ファンでも何でもないが、私が「土偶道」に嵌まっている事は熟知している。

彼の勤務先に近い神奈川県の秦野市で「6月の終わり頃に、すごい土偶が発見されたらしい。」と伝えてくれたのは、7月の第1週半ば頃だったように思う。「ありがとう。すぐに調べてみるよ、展示されるようなら秦野にも行くから。」と伝えて、そのままになっていた。調査を生業とする人間にあるまじき失態である。

夕方、オフィスに戻って、すぐに検索を掛けた。試しに「土偶 秦野」でググってみると、関連情報がズラズラッと並んで表示された。「こんなに大ニュースだったんだ…」 土偶さんファンとしても致命的な失態である。

かながわ考古学財団が、土偶さんの出土を発表したのは6月29日であったが、発見されたのは今年の5月。出土したのは、秦野市「菩提横手遺跡」で、縄文時代後期(3,500年程前)の土偶さんとの事だ。

掲載されていた写真を見ると、これまでご対面した事のない「レア物」のお姿である。そして、「かっくうちゃん」と同じく「中空土偶」である事が判明。

Web上には、菩提横手遺跡出土の中空土偶さんの写真が沢山掲載されていた。土偶さんファンとしては、自身の調査不足を大いに反省するしかない…

さたに、ショックが続いた。検索結果の最上位に示された記事を最後まで読むと「横浜市歴史博物館で7月3~8日、秦野市桜土手古墳展示館で10月23日~11月4日、それぞれ土偶を公開する」と記されていたのだ。

かながわ考古学財団が、この中空土偶さんの事を発表した際のニュースリリースの一部。

しまった(>_<) 7月の公開はとっくに終わっているし、10月下旬までは、この土偶さんに会えないんだ。三男が情報を伝えてくれた時に、すぐに動いていればご対面が出来たかもしれないじゃないか…後悔先に立たずである。

と、ここでちょっと心に引っ掛かるものがあり、かながわ考古学財団のWebを念のために開いてみた。ん?? 何か今日付(8月3日)でニュースリリースが出ているぞ。何だろう? えっ!【2018年8/11~8/26日実施 縄文時代 大形の中空土偶 秦野市立桜土手古墳展示館で展示http://www.kaf.or.jp/2018/08/03/sakuradote/だって。本当に驚きである!

このリリースを見つけた瞬間、今日の午後D4を運転中に、三男の言葉が急に頭に浮かんだ理由がわかったような気がした。土偶さんからのメッセージに間違いないぞ!

土偶さんは、夢に何回か現れたように、私に語りかけてくる。そもそも「かっくうちゃん」との函館での出会いは、まったくの偶然だった。オフィスを構えた場所が、尖石縄文考古館と井戸尻考古館という「八ヶ岳縄文ワールド」のシンボル的存在の2つの考古資料館のほぼ中間地点にあるというのも出来過ぎである。最近は、私が「土偶道」に嵌まったのは「必然」であったと考えるようになっていた。

いずれにせよ、秦野の中空土偶さんには、8月の展示期間中にお目にかかってご挨拶せねばならない! さあ、スケジュールを調整しよう。

 

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

『52体の祈りの道具』— とりあえずは「土偶さんレプリカ」に祈ろう!

今回の未曾有の豪雨災害に対して、一個人(人間)として、如何に対応・行動すべきなのか、思い悩んでいる。

弊社(私)は講演活動で全国各地の地域銀行を訪問する。今回、被害に遭われた地域は、今年に入ってからも何度も訪れている(広島は訪問から10日も経過していない…)。復興支援のためのお手伝いが出来るのは、もう少し状況が落ち着いてからであろう。現状、為す術のない自分が腹立たしい。そもそも、こんな時に『稿房通信』で何を書いたらよいのだろうか? 豪雨被害の甚大さが明らかになるに連れ、やり場のない苛立ちが募ってくる。

昨晩の報道番組で岡山 総社のアルミ溶鉱炉爆発シーンが映し出された際には、自分でも気が付かない内に、書斎のデスクトップPC脇に置いてある「縄文の女神」さまのレプリカに手を合わせていた。「もうこれ以上、被害が拡大しませんように…」という祈りであった。

縄文土偶が何のために用いられたかについては、様々な説があり、その答は出ていない。これまで、土偶さんの用途などにあまり興味はなかった(何であれ好きだった)のだが、昨晩、何となくわかったような気がした。やはり、大いなる自然の力に対する畏怖や、自然の脅威を鎮めるための願いが込められた「祈りの道具」であったのだろう。

そう閃いて、土偶のレプリカさん達に片っ端からお祈りしようと考えた。全国各地で買い集めた土偶さんレプリカは既に52体に達している。きっと、思いが届くはずだ!

だが、東京での仕事が続くので、今週は川崎自宅で過ごす事になる。残念ながら、土偶さんレプリカのほとんどは、八ヶ岳オフィスに置いてあるのだ。

そこで、過去に撮影した八ヶ岳オフィス内の土偶さんレプリカの写真(すべてではないが)を集めて掲載する事にした。既に、Web上にランダム表示されている「本物さん達」の写真と合わせれば「土偶さんパワー」が増幅されるに違いない!

とりあえずは、土偶さんレプリカ達に祈ろう。『西日本の雨が早くあがりますように。そして、被災地の皆さんをお守り下さい!』と…

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!

にほんブログ村

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記】外伝 —「しゃこちゃん」不在! 代表取締役解任の危機

決算分析山籠もり作業「前半戦」を終えた後、先週は東京と地方出張で講演活動一色。

分析作業そのものは、まだ道半ばなのだが、講演とプレゼン件数を数えたら、先週だけで8件こなしていた。「講演で動きながら(語りながら)資料の完成度を高めて行く」というスタイルは、今に始まったわけではないが、今年はちょっと急ピッチ過ぎるかな?

一昨日(25日)は、朝5時半過ぎに川崎自宅を発って、新横浜から新幹線で移動。近畿地区で講演と会食(ランチ)、その後、中国地区に移動して講演と会食(ディナー)、そのまま1泊して、昨日(26日)の午前7時過ぎの新幹線で帰路へ。

とは言っても、帰るのは川崎自宅でも八ヶ岳オフィスでもない。昨日は午後2時から、上野の東京国立博物館(トーハク)大講堂で、ドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』特別上映会に社主さまと出席する予定があった。

そこで、あざみ野駅すぐ近くの駐車場に駐めてあったD4社内で、スーツから身軽な私服に着替えて、東急田園都市線から地下鉄銀座線へと乗り継いでトーハクへ向かった。上野駅着は12時10分過ぎ。

先に上野に来て、動物園でパンダ(シャンシャンやシンシンではなくリーリー)を見学していた社主さまと12時半前に合流。

社主さまは、私のように「土偶さん探訪」が趣味ではないが、国宝、或いは、国指定重文級の土偶さんには、やはり何か感じるものがあるらしい。まだご対面した事のない「しゃこちゃん」に会いたいとの事だったので、上映会にもお付き合い頂けたのである。

映画チケットの販売が1時、入場が1時半から、それぞれ開始だったので、広大な国立博物館の敷地内にある「ホテルオークラ ガーデンテラス」で急いでランチを済ませた。

大嫌いな行列に並んでチケットを購入した後、大講堂へ。約400ある座席がほぼ「満席」の状態。やはり「縄文ブーム」が確実に大きなうねりになりつつある事を実感した。

映画「縄文にハマる人々」のチケット。「ハマる」は「嵌まる」の意味だと思うが、私的定義では、「怪しく嵌まった」感じの人は少なかった。岡山の「猪風来」さんはイイ感じだな!

午後2時から始まった映画の上映時間は103分。「ハマる(嵌まる?)人々」という映画の題名から、大好きなTV番組「マツコの知らない世界」のような「怪しいおこだわり人」が沢山登場してくる事を期待していたのだが、私好みの変な(妙な)人は2~3名だったかな… 思ったより文化的な香りのするドキュメンタリー映画であった。

映画の最後に、ロケや取材で訪れた全国各地の縄文遺跡や考古学博物館が延々と紹介されるのだが、私が訪れた事のない先はほとんど無かった(青森の六ヶ所村 郷土館と福井の若狭三方縄文博物館位かな)。

そういった意味では、私も十分に「縄文に嵌まった人」である事が確認できた。しかしながら、「縄文」には興味の無い社主さまには、やや退屈であったようだ。

映画終了後には、ご機嫌を直して貰うために、私が率先して「平成館」の土偶さん展示コーナーにご案内。だが、勝手知ったる「しゃこちゃん」の展示コーナーへ向かうと、何故か「しゃこちゃん」がいない。

今回展示されていた中では、この「みみずく土偶さん」が最大の収穫かな? 茨城県利根町立木塚出土。縄文後期の土偶さんだ。

正確には、しゃこちゃんを筆頭とする国指定重要文化財級の有名土偶さん達が1体も展示されていないのだ! 社主さまのお顔には「話が違うじゃないの。どういう事よ!」という不信感と不満が現れ始めていた。

こちらも初対面の土偶さんだが、しゃこちゃん不在のショックで、出土先等の記録を忘れてしまった。こんなの初めての失態だ。他にも初対面の土偶さんが何体もあったのだが、ほとんどが「撮影禁止」だった。いくら何でも酷いよな…トーハク。

慌てて総合案内に行って、しゃこちゃん他、有名土偶さん達の所在を問うと「7月から開催する縄文特別展(http://jomon-kodo.jp/)の準備の関係で現在、展示を中止しています。」という無慈悲な答えが返ってきた。

落ち込んでいる私を不憫に思ったのか、案内係の方が特別展のパンフレットを1部手渡してくれた。「展示していないなら、HP上で大きく告知するのが筋だろうが!」と怒鳴りたくなるのをグッと堪えた。

『縄文 1万年前の美の鼓動』特別展のパンフレット表紙。前売り券をすぐに予約購入したのは言うまでもない。

パンフレットを開くと、国宝土偶さん5体と国宝火焔土器1点がズラッと並んだ豪華な写真が見開きで掲載されていた。中央右側に「縄文のビーナスさま」、左側に「仮面の女神さま」という「尖石国宝土偶ツートップ」が並んでいるのは、まるで我が事のように誇らしい。

パンフレットを開くと、見開きで国宝土偶さん5体と国宝火焔土器1点がズラッと並んでいる。超豪華!! 特に「尖石国宝土偶ツートップ」がセンターを占めているのは、我が事のように誇らしい。

だが、調査を生業とする私が「事前リサーチ不足」で社主さまのご機嫌を損ねるという失態を演じてしまった。

「代表取締役解任」の危機だ…

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

7年ぶりの東京休日ひとり旅① — 特別講演「土偶について語り合おう」参加編

私の「東京嫌い」は、八ヶ岳にオフィスを構えてから、さらに拍車が掛かっている。

平日に仕事で東京に出るのは致し方ないが、休日に私1人で東京に出掛ける事はまず無い。私は「都会の瘴気」のようなものを感じてしまう体質のようであり、その瘴気は、この数年で確実に強まっている。

社主さま(家内)とコンサートや食事に出掛ける事は稀にあるが、彼女も私に劣らぬ「都会(正確には人混み)嫌い派」なので、年に数回有るか無いかである。

そんな私が、5月12日(土曜日)に1人で東京に行く旨伝えると、社主さまはちょっと驚いたようだった。用件が「国際縄文学協会https://www.jomon.or.jp/archives/15.html)」主催の特別講演「土偶について語り合おう」に出席するためであると伝えると納得。

だがすぐに「講演時間は何時間なの?」と問うてきた。「2時間だよ。」と答えると「あなたは他人(ひと)の話を2時間聞くのは無理だわ。2時間講演だったら途中で休憩があるはずだから、退席しやすい席に座って、休憩時間に抜け出して戻っておいで。」とのたまう。

いくら社主さまでも、失礼にも程がある。「2時間位の講演を聴き通す位の忍耐力は、まだ備わっておるわい!」と反抗しようとしたが、いつものようにグッと堪えた。零細企業の経営者とはそういうものである。

講演場所の住所は「西新橋」と書いてあったが、Google マップで調べると、仕事で頻繁に訪れる霞ヶ関駅から徒歩で7~8分の場所である。

講演開始は午後2時、受付開始は1時45分だったので、新百合ヶ丘駅を午後1時ちょっと前に発つ快速急行に乗車。代々木上原で千代田線に乗り換えて霞が駅着は1時半前。30分程の移動時間ではあったが、私にとっては「東京への遠い道のり」である。

小田急線の車中でふと考えた。前回1人で休日に東京に出たのはいつ頃だったかな? どうも記憶が無い。スマホのカレンダーアプリを調べてみたら、2011年に所属学会の春の大会出席記録@都心某大学が残っていた。

だとすると今日は「7年ぶりの東京休日ひとり旅」ではないか。緊張するな…

霞ヶ関界隈は熟知しているので、道に迷う事なく「国際縄文学協会」が入居するビルの講演会場に到着。時間は1時40分。受付を済ませ、席の指定は無いとの事なので、社主さまの忠告に従って最後列右端の席に着いた。

「国際縄文学協会」が2Fに入居する西新橋のビルに到着。仕事で頻繁に訪れる霞ヶ関駅からは徒歩で8分程要したが、内幸町駅や虎ノ門駅だったら5分も要さない場所だと思う。

講演は、山岡信貴氏(映画監督)と 譽田亜紀子さん(文筆家・著名な土偶女子)の対談形式。私の【縄文土偶道】は、誰との交流も持たず(何事も基本そうだが)、ひたすら我が道を歩んできた。

ゆえに、山岡氏と譽田さんの縄文時代や土偶に対する「思い」を感じる事が出来て、とても勉強になった。そして「土偶とは何か?」については、所詮、正解はない。だからこそ、奥が深くて、魅了されるのだと再認識した。

最初の内は、こんなに面白いなら2時間通しでも、全然余裕だなと感じていたのだが、社主さまの「予言」通り、1時間経過すると集中力が切れてきた。自分の講演の時は、2時間通しのコースでも全然平気なのだが、人の話を聞くのってこんなに疲れるのか??

「途中休憩」についての社主さまの予言は見事に外れて、結局、最後まで出席(聴講と言うのかな?)。自分が「人の話を聞く事が本当に苦手」である事を痛感した。

講演後は、譽田さんの著書の販売&サイン会と山岡監督による映画「縄文にハマる人々」の鑑賞券前売りタイムが待っていた。

私は、譽田さんの本はすべて購入済みだ。まさかサイン会なんてあるとは思わなかったので、本は持参していない。山岡監督の映画については、5月26日の東京国立博物館における先行上映会が既に申し込み済みであった(社主さまと2名分)。

でも折角の機会なので、本1冊と鑑賞券1枚を追加購入してご挨拶しようかなと考えていたら、あっという間に行列が出来てしまった。

「渋滞」「人混み」「行列」は私の3大忌避現象である。仕方ないので購入&ご挨拶は後回しにして、会場内に展示してある土偶さんのレプリカや縄文グッズを見学し、写真撮影。

土偶さんレプリカについては、既に50体に迫りつつある我がオフィスのコレクションの方が数的には勝っていた。だが、私が所有していないレプリカが数体ある。素直に悔しい!

特別講演の会場となった「国際縄文学協会」の図書資料室には土偶さんのレプリカが至る所に置いてあった。数的には我がオフィスのアッシュであるが、私が保有していないレプリカがかなり有った。悔しい…

ぱっと見、アクリルボックスには国宝土偶ガチャガチャが並んでいるのがわかったが、下段に寝ている遮光器土偶とみみずく土偶は初めて見た。ガチャガチャの種類増えたのかな??

さらに、縄文のビーナスさまの「ぬいぐるみ」らしきものも有る。「こんなの、どこで売っているんだろうか?」なんて考えながら見入っていたら、脇にいた若い女性の参加者2名が「わぁ~、土偶さんのもふもふだぁ~」なんて言いながら撫でていた。

縄文のビーナスさまの「ぬいぐるみ」のようなものが2体並んでいた。脇にいた若い女性の2人組が「もふもふ]と言って撫でていた。私も撫でたかったが「変態のオッサン」と思われるのが嫌で我慢した。でも「もふもふ」って何なんだ?

「もふもふ」ってなんなんだ。MoF、MoF?? 財務省が土偶さんのグッズ販売しているんだろうか…

さらに衝撃を受けたのが、レプリカ以外のグッズーコーナーの展示スペースだった。そこには「土偶ビスケット」「土偶ワッペン」「土偶さん携帯ルーペ」等々、これまで私の見た事の無いグッズがズラッと並んでいるではないか。

レプリカ以外の土偶さんグッズは、この写真以外にも多数展示されていた。ビスケットに携帯ルーペにワッペン… 私が見た事のない物ばかりだ。土偶さんグッズの世界は予想以上に広く深い!

グッズコーナーは販売中の商品を展示しているのかと思い、いくつか購入しようと思ったのだが、よく見たら「値札」がない。どうやら事務局の方や協会の会員さん達(私もそうだ)が全国各地の考古博物館で購入したものを並べてあるらしい。

5分程、土偶さんグッズや膨大な考古学関連の蔵書を眺めた後、山岡氏と譽田さんの前の行列を見たが、あまり変わっていない。私と同じような「後回し戦術」を考えた人達が、新たに行列に加わったからだ。

特別講演の出席者は50名程度だったと思うが、改めて行列を見たら老若男女実にバラエティーに富んでいる。やっぱり「縄文ブーム」が来ている事は間違いなさそうだ。

「行列に並んで待つ」「手持ち無沙汰に時間を過ごす」という行為は、私の信条に反する。この時点で、即座に本と前売り券の購入を断念した。

今日の講演の会場となった「図書資料室」は、平日の午前10時から午後4時迄は利用可能との事なので、霞ヶ関を仕事で訪れた際には立ち寄ろうと決めた。

「その時は、事務局の人に何か尖石グッズをお土産に持参しよう!」なんて考えながら霞ヶ関駅に向かった。

「用件が済めば東京からは即座に撤収」は弊社(私)の基本戦略なのだ!

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

『縄文ブーム』 大きなうねりが来ている!—映画「縄文にハマる人々」が超楽しみ

昨日の午後は、社主さまのおもてなしのための「北杜市桜の名所はしごツアー」を企画していたのだが、残念ながら午後1時過ぎから雨風が強まっていった。

お花見気分に浸れるような天気ではないので、結局、午後は、私も社主さまもノンビリとやりたい事をして過ごした。社主さまは、雨が小降りになったタイミングで庭に出て、リース作りのための松ぼっくり拾いを敢行。強風のためか、枝から落ちたばかりの綺麗な松ぼっくりを収穫できたと、ご機嫌であった。

社主さま(家内)の仕事・行動は、私よりもさらに早い。雨が小降りとなった時に、あっという間に敷地内を歩き回って、リースの材料となる松ぼっくりを拾い集めてきた。

私は、八ヶ岳オフィスに届いていた「学会誌」の整理に着手。かなりの厚さに積み上がっていた封筒の山を片っ端から開けて、学会誌を裁断、そのままScan Snapで読み込んで「自炊作業」を続けた。

封筒の山の高さが3分の1程となった頃、厚みのない封筒が現れた。学会からの郵便物ではなく『国際縄文学協会』からのセミナー・イベントの案内だ。封を切ったら、中にはA4B5のチラシが1枚ずつ入っていた。特に、気にする事なく、先にA4の方を見た。

こちらは、国際縄文学協会のイベントの案内で。512日に『土偶について語り合おう』という特別講演を開催するとの事。講師は「土偶女子」の日本代表的存在のフリーライター「譽田亜紀子(こんだあきこ)」さんと映画監督の「山岡信貴(やまおかのぶたか)」さんとある。

譽田さんの方は、ここ数年、土偶さん関連の著書を積極的に世に送り出しており、私は、(おそらく)そのすべてを購入している。山岡さんという映画監督さんは申し訳ないが存じ上げていなかった。でも、私のストライクゾーンど真ん中のイベントなので、その場ですぐに縄文学協会の事務局にメールして参加申し込みをした。

次に、B5の方のチラシを手に取る。こちらは、真ん中に『縄文のビーナスさま』のイラストがド~ンと描かれ、『縄文にハマる人々-世界で最も美しい謎』との見出しがあった。さらに縄文のビーナスさまの下には、メジャーな土偶さん7体のイラストが有り、周辺には土偶さんや人間の顔写真がずらっと並んでいる。数えたら54枚(性格なのか、発作的に何でも数を確認してしまう)。

国際縄文学協会が送ってくれたドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』のチラシ。この表面だけを見た時は、何のイベントかサッパリわからなかったが、裏面を見て感動!直ちに特別上映会参加の申し込みをした。

でも、これだけじゃ、何のイベントなのか、よくわからない。裏を見て、漸くすべてが飲み込めた。「縄文にハマる人々」というドキュメンタリー映画(上映時間103分)が作成され、526日の「東京国立博物館」の先行上映を皮切りに全国ロードショーされるとの事。そしてその映画の監督さんが山岡信貴さんなのだ。

すぐにインターネットで検索をかけたら、お洒落なHPhttp://www.jomon-hamaru.com/)が既に開設されていた。こんな素敵なプロジェクトが進行していた事も知らず、縄文ファンとしての自身を恥じるしかない

HPには、国立博物館での特別上映会申し込みページもあったので、その場で予約。「ああっ、銀行の決算分析作業で超多忙な時期に、また予定を入れてしまったこの迷いや躊躇なしに、即断即決で行動してしまうという「性癖」が、自分をさらに多忙な状況に追い込んで行く。解決策はひとつしかない。さらにLifehack術を磨き、業務効率をより向上させれば良いのだ!

それにしても『縄文ブーム』が大きなうねりになりつつある事は間違いなさそうだ。当「稿房通信」でも、八ヶ岳関連の通常の投稿は、配信後、3日程経過するとビュー数は一気に低下(激減)し、その後はゼロに近い状況が続く。一方で、土偶さんや縄文遺跡ネタは、配信からかなり時間が経過しても、息の長いビューが継続するのだ。

後者の傾向は『縄文土偶探訪記(https://triglav-research.com/?page_id=20285)』だけでなく、『八ヶ岳オフィスDIY奮戦記(https://triglav-research.com/?page_id=20329)』でも同様であり、異様に手間暇(時間もコストも)かかったが、この「2大コンテンツ」をしっかりと作って(創って)おいて正解だったなと、最近つくづく思う!

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

【八ヶ岳縄文道】③ – 長野県茅野市棚畑遺跡出土『仮面の女神』さま

諸般の事情で、今週は極力、文章は書かないと決めた。そんなわけで、本来ならば来週公開する予定で書いてあった【八ヶ岳縄文道】③を前倒しで配信する。
===============================

茅野市尖石縄文考古館が所蔵する2体の国宝土偶『縄文のビーナス』さまと『仮面の女神』さまは、あまりにも有名過ぎるので、【八ヶ岳縄文道】で私ごときが解説を加える必要はないだろう。

日本全国の縄文土偶さんを探訪したが、一番好きな土偶さんは?と尋ねられたら、私は迷わず『仮面の女神』さまと答える。どの角度から眺めても「ミステリアスなお姿」は、私を魅了して止まない。

女神サマのお顔を正面から撮影。仮面はほぼ正三角形。それを逆さにした形状。全体がミステリアスな雰囲気を漂わせているのだが、お口らしき穴だけはキュートである。

右斜めから撮影した写真。私的にはこのアングルが好きだ。上半身に描かれた紋様が美しい。

ちなみに『縄文のビーナス』さまは好き嫌いの順位付けするのが憚られる程「神々しい」。こんな「別格」の2体の土偶さんに、気が向いたら車で15分程でお目にかかれる場所に、我が「八ヶ岳オフィス」はある。

縄文土偶さんの探訪を始めたのは、八ヶ岳本宅購入から14年目を迎えた年だったが、偶然とは言え、我ながら「最高のロケーション(八ヶ岳縄文王国の中央に近い場所)」にオフィスを構えたなと思う。愛車D4でちょっとドライブすれば、国宝2体の土偶さん以外にも、国指定重要文化財クラスの多くの有名土偶さんからパワーを貰う事が出来るのだ。

さてと、考古学的説明等は一切無しとして、トリグラフ(私)流の『仮面の女神(以下、女神サマ)』の「お薦めの楽しみ方」をお伝えしようと思う。

最初のお薦めは、女神サマを題材にした「劇画」である。私の愛読書 星野之宣先生の「宗像教授シリーズ」の宗像教授異考録』第6集第3話「黄泉醜女(よもつしこめ)(https://www.shogakukan.co.jp/books/09181496)」は女神サマを主題にしている。

後ろ姿は「縄文のビーナス」さまの豊穣なボリューム感とは対照的にスッキリ。私はこの後ろ姿に「もの悲しさ」を感じる。

そこでは、「女神サマの仮面は人為的に醜女(しこめ)を作るためのものであり、仮面を押し付ける事によって作られた醜女の凄まじい醜さは悪霊や怨念を寄せ付けない効果を持った。縄文人にとっては『最強の守護神』であり、死にゆく人びとを邪悪な霊から守り、安らかに旅立たせる役割を担ったのではないか。」という宗像教授(星野先生)の推論が展開されている。宗像教授シリーズの作品の中でも、私が最も好きな話のひとつである。

脇からの写真。「縄文のビーナス」さまは、どう見ても身籠もっている女性に思えるのだが、女神サマはそのような気配が伝わってこない。巫女さんかな?と感じるのは、この姿のためかもしれない…

私も尖石で初めて女神サマにお目に掛かった時、何となく「ああ、巫女(みこ)さんだな…」と思った。個人的には、神々しさともの悲しさ(儚さ)を共に漂わせているのが女神サマの魅力(魔性)であると感じていたので、星野先生の推論に嵌まってしまっている。

女神サマ発見時のイメージ写真。こんな大きな土偶さん(身長34cn、体重2.7kg)が、ほぼ完全な形で現れたのだから、発掘した方は、さぞかし驚いたに違いない。様々な願いを込めて、縄文人は女神サマの脚部を砕いたのだろう…

第2のお薦めは「写真集」である。タイトルは『縄文の夜神楽(縄文遺産写真集)』。表紙の右側を女神サマが飾っている。

滋澤雅人氏の写真集『縄文の夜神楽』。縄文土器・土偶さん系の写真集(図鑑)は10冊位有るが、私はこのモノクロームで27枚の作品のみからなる写真集が大好きだ。女神サマは表真の右側を飾っている。

写真家の「滋澤雅人」氏が、縄文土器や土偶さんを暗室の中で一定の角度から光を当てて撮影した写真が全27枚。縄文時代の神秘性を浮かび上がらせる「素晴らしい写真集」だ。

女神サマはNo.12で登場。左下から仰ぐようなアングルで撮影した写真が私は堪らなく好きだ。この写真集だけは、八ヶ岳オフィスデスクの複合機の脇に置いてあり、仕事に飽きたら眺めている(定価は2,160円:税込)。縄文関連の蔵書(本・写真集)はさらに増えて、もう50冊を超えているが、最も好きな写真集は、間違いなくこの『縄文の夜神楽』である!

最後のお薦めは「女神サマのレプリカ」だ。これは、私にとって最強のパワーグッズ(お守り)である。私のオフィスには大小合わせて50体以上の土偶さんレプリカが色々な場所に置いてある。

神聖な北側書棚の最上段に30体以上のレプリカが並んでいるが、そのセンターは勿論「女神サマ」である。この高さ17cmの女神サマレプリカは、特にパワーを感じるのでもう1体買って八ヶ岳オフィスのデスクの上にも置いてある。他にも小型の女神サマレプリカは3体有り(計5体)、計4体のしゃこちゃんと縄文のビーナスさまを上回ってレプリカ保有数ではトップだ。

北側書棚の上2段は「趣味コーナー」。土偶さんのレプリカや関連書籍の一部、OLYMPUS系のカメラや交換レンズがここに置いてある。30体以上並ぶレプリカのセンターは、勿論、女神サマだ。

国宝土偶さんガチャガチャを加工して「女神サマキーホルダー」も作成したし、ネクタイ、マグネットプレート、メタル製の栞、眼鏡拭き、クリアファイル等、女神サマグッズは八ヶ岳オフィスの至る所にある。

今一番欲しいのは、茅野駅前で乗降客を出迎えてくれる「縄文のビーナス」さまと女神サマの大型レプリカ(https://triglav-research.com/?p=18483)だ。オフィスのエントランスに置いたら最高だろうな…

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

「八ヶ岳縄文道」① 八ヶ岳縄文王国の凄さを再認識!

「人生は至る所にサインポスト(道標)が立っている。その総数は寿命が100歳の人でも20歳の人でも大差は無い。要は、それに気が付いて、どう解釈し、どう判断(行動)するかによって、その後の人生の在り方は変わってくる。」— これは、私がかなり若い頃から漠然と抱いていた「人生観」のようなものだ。

ゆえに、日々の生活の中に、何らかのサインのようなものを感じ取り、さらに「閃き」があったら、迷わずに迅速に行動する事をモットーとしてきた。昨日の朝に夢に出てきた「羽根飾り付き大型ラヴィさん(https://triglav-research.com/?p=20352)」は、どう考えてもサインポストの類に思える。

ラヴィさんの仕草から「八ヶ岳山麓にまだまだ国宝級大型土偶さんが埋もれているので、銀行アナリスト稼業など手仕舞いして、早く発掘しなさいよ。」ってメッセージかと強引に解釈しようとしたが、やはりこれは無理がある。

ラヴィさんが「巳を戴く神子」の羽根飾りを纏って現れたという事は「八ヶ岳縄文土偶一族」の総意(代表)である事を意味していると推察される。「八ヶ岳」を指差したのは「縄文世界そのものの探求などと大風呂敷を広げずに、まずは、八ヶ岳周辺の私達(土偶さん)についてもっと深く知り、そして学びなさい。」というメッセージなのだろう。

一族のツートップである尖石の国宝土偶「縄文のヴィーナス」さまと「仮面の女神」さまが夢にお出でにならなかったのは、所詮、私が「小物」であるためと考えるのが妥当だ。いや、もしかしたら、私がしっかりと「八ヶ岳縄文土偶の世界」を極めた時に、きっと夢に現れて褒めてくださるに違いない。こんな風に勝手に解釈した。大切なのは、この解釈が正しいか否かではなく、この解釈に対応して迅速に行動する事である。

そんなわけで、縄文系の新コンテンツとして準備してきた企画(これについては別途、進める)とは別に、急遽、「八ヶ岳縄文道」なるコンテンツ(カテゴリー)も新たにスタートする事とした。【縄文土偶探訪記】のように考古博物館単位ではなく「個々の土偶さん」やその「出土遺跡」にフォーカスした情報発信となる点に最大の特色がある。

どこまでを「八ヶ岳縄文土偶」に含めたらよいのか明確な定義はないので、とりあえず「長野県・山梨県出土(或いは両県所在の博物館所蔵)の土偶さん」を対象とする事としよう。なんて、気軽に決めてしまってから、ふと思った。長野と山梨で、これまでにいくつの博物館を訪問したんだっけ?

【縄文土偶探訪記】の記録を綴ったExcelのワークシートを開いて確認したら、情報発信した84本(博物館探訪数はこれを大きく上回る)の内、長野県が15本、山梨県が7本の計22本で、全体の4分の1強を占めていた。さすが、北海道・東北と並ぶ「八ヶ岳縄文王国」だなぁと感心。

【縄文土偶探訪記】全84本の内、長野県と山梨県の配信分のみで全体の4分の1強を占めていた事を確認。やはり「八ヶ岳縄文王国」は凄い!

だが、よくよく考えてみれば、尖石、井戸尻と並ぶ「ふらっと立ち寄り型博物館」である『釈迦堂遺跡博物館』だけで、土偶さんの出土数は1,116個体もある。これは「全国で出土した土偶さん全体の1割程度」を占める数なのだ!

中央道「釈迦堂PA」下りの釈迦堂遺跡博物館へ続く階段入り口に置かれた案内板。初訪問の際に「土偶出土数1,116個体」という情報に驚いた。その後館内で、これが全国の土偶さん出土数の1割を占めると知り、さらに感動…

そう考えると弊社のホームグラウンドである「八ヶ岳」の土偶さん達をもっと詳しく紹介して行くのは本当に良い企画なのかもしれない。

「夢に現れた巨大ラヴィさん、ありがとう!」と感謝して、「八ヶ岳縄文道」の始まり始まり~

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【八ヶ岳縄文道】 【縄文土偶探訪記】

1年ぶりに土偶さんが夢に現れた…

若い頃からの睡眠時間の短さの故なのか不明なのだが、睡眠時に見たはずの夢を覚えている事が極端に少ない。少ないがために、覚えていた夢の事がどうしても気に掛かってしまう(これも「小鉢男」の性癖なのかもしれない…)。

昨年の1月に2度、縄文土偶さんが夢に現れて(https://triglav-research.com/?p=16296)、それがその後の怒濤の「縄文土偶探訪記 Season 4(最多24本を配信)」と既探訪未配信考古博物館の劇的な「蔵出し完了宣言」へ至る切っ掛けとなった。ほぼ1年前の事である。

あれ以来、土偶さんに夢でお目にかかる事はなかったのだが、昨晩(と言うよりは今日の朝)、再び現れたのである。私はひとりで雪道を歩いていた。吹雪とかではなく、快晴の雪原で、ちゃんと轍もあった。服装は、SIERRA DESIGNSのグリーンの60/40マウンテンパーカーを羽織っていた事だけは妙に覚えている。

遭難とかそんな雰囲気ではないのだが、いくら歩いても快晴の雪原が続くだけ。そんな夢だった。随分と歩いたと思う。休憩しようと立ち止まると、目の前のちょっと見上げるような位置に、イメージ的には3~4m位ある巨大土偶さんがいきなりパッと現れた。私の周囲を回るように飛んでから目の前の空中に再び止まった。

お顔を仰ぐと「羽根飾り」が数本見えた。少しの間、対峙していると、巨大土偶さんが向かって右手の腕をゆっくりと動かして、私の背後を指差した。恐る恐る振り返ってみると八ヶ岳が見えた(中央道の長坂IC付近から見る光景に近かったように思う)。ああ、真っ白な綺麗な山だ。ここは八ヶ岳だったんだな… と思ったところで目覚めた。何だったんだ、この夢?

昨年1月の時と同じように、直ちに夢に現れた土偶さんの「特定作業」をした。私が知る限り「羽根飾り」を纏った土偶さんは、井戸尻考古博物館(https://triglav-research.com/?page_id=12961)の「巳を戴く神子」サマのみである。すぐに写真を確認した。羽根飾りのイメージは、正にこれなのだが、お顔と体全体のイメージが全然違う。

羽根飾りと言えば、井戸尻考古館の「巳を戴く神子」サマである!だが、今朝の夢に現れた土偶さんは、胴長で宇宙人のようなお顔立ちだった…

巨大土偶さんは、胴体が長く、お顔はなんかもっと「宇宙人」ぽかったぞ…同じ、井戸尻の「バンザイ土偶さん」とも雰囲気は違う。中野市立博物館(https://triglav-research.com/?page_id=17791)の「姥ヶ沢のビーナスさん」の写真フォルダを確認したがやはり違う。

「あのポップなお顔立ちはもしや…」という閃きがあり、南アルプス市ふるさと文化伝承館(https://triglav-research.com/?page_id=12662)」のフォルダをクリックした。

閃いたのが「南アルプス市ふるさと文化伝承館(みなでん)」の3本指のあの土偶さんである。「間違いない!今朝、宙に浮いていたのはこの土偶さんだ!!」私の探訪後、ニックネームを募集し「子宝の女神ラヴィ」というお名前になったようだ。

あっ、間違いない。この土偶さんが大きくなって羽根飾りさして宙に浮遊。そして、私の背後の八ヶ岳を指差したのだ。

その後、Webで博物館のサイトを検索し、私の探訪後、ニックネームを募集し「子宝の女神ラヴィ」というお名前が付いた事を知った。ラヴィさんね。素敵なお名前ですね!

しかし、この夢に一体「どんな意味」があるのだろうか? 【縄文土偶探訪記】を勝手にFinal seasonとして強引に打ち切ってしまった事に対する「怒り」なのだろうか? それともローンチ間近の縄文系新コンテンツへの「警告」か?? 或いは…

まずい、今日のお仕事に集中できそうにない!

「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!


にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記】総括編① Link一覧を作成しました!

東京でのお仕事Dayは、講演やプレゼンのみでなく、情報収集・交換のために「人に会う事」にもしっかりと時間を割く。

昨日ほぼ1年振りに会った知人Kは、旧『銀行業界鳥瞰図』の頃からの読者で、何故か【縄文土偶探訪記】の愛読者でもある。いつもスマホで「稿房通信」を読んでいるとの事。そして、妙な事を言う。「先日、デスクトップPCで稿房通信を見たら、知らない【縄文土偶探訪記】が沢山あって驚いた。」との事なのだ。

「そんなの言い掛かりだ。縄文土偶探訪記、オフィス・セルフビルド回顧録、オフィス・ウッドデッキ増設工事期は、わざわざ固定ページ形式で作成して、一番目立つ『メインメニュー』に配置してあるぞ!」と反論し、自分の iPhone Xで稿房通信を開いてみた。「あっ、よく見ると、スマホ表示ではメインメニューは隠れちゃうんだ(クリックしても、とても見づらい)。」と初めて気が付いた。ちょっとした衝撃である。Xperiaの頃もそうだったか??

そもそも私は、デスクトップPC、iPad Proの12.9inch or 10.5inchで主にWebを見る。スマホだと字が小さすぎて目が疲れるからだ。この知人Kが言うように、スマホ系読者からすれば、【縄文土偶探訪記】は『隠れコンテンツ化』していたのかもしれない… Kはさらに、「Link一覧みたいなの作って、貼っておけばいいんだよ。」と偉そうに言う。

「ああ、そうだな。それだったら簡単だ。すぐやるよ。」と答えて、この会話を強引に終えた。本当は、Link一覧の作成方法など知らない。そもそも、WordpressにExcelの表をどう貼るんだっけ? 確かアドイン使うと早かったな程度のアイデアしか思い浮かばなかった。でも会話の相手に「知識の薄っぺらさを悟られてはならない。」と見栄を張る。— 「小鉢男」とはそういうものである。

ちょっと隙間時間が出来たので、このLink一覧作成の作業に着手した。幸い、Excelにデータをストックしてあるので「貼るだけ」と思い、アドインを使ってやってみたが、どうも出来映えがお洒落じゃない。色々設定を直したが、私の美的感覚に合わない。えーい、面倒だ。Excelデータをそのままプレーンテキスト形式で貼ってしまえと「投げやり作業」した結果が下記(↓)である。何だ、これでイイじゃないか…

講演活動や旅行のついでとは言え、よくもまあこれだけ「土偶さんとの出会いを求めて全国各地を渡り歩いた」ものだと我ながら感心してしまった。口上や番外編合わせると「84本も情報発信」してるんだな。「イヤ~、超多忙なのに暇なんだな」というわけのわからないフレーズが頭に浮かんだ。

だが、『伊達と酔狂』という弊社社是を忠実に守っているのは間違いない。これについては胸を張って良いだろう!

【縄文土偶探訪記】Season 1
1 / 口上 / 2013年11月15日 / Season 1 口上 / https://triglav-research.com/?page_id=6866
2 / Vol.1 / 2013年11月15日 / 北海道 函館市縄文文化交流センター / https://triglav-research.com/?page_id=6868
3 / Vol.2 / 2014年2月15日 / 青森県 三内丸山遺跡 / https://triglav-research.com/?page_id=6870
4 / Vol.3① / 2014年3月19日 / 長野県 茅野市尖石縄文考古館(その壱) / https://triglav-research.com/?page_id=7435
5 / Vol.3② / 2014年3月19日 / 長野県 茅野市尖石縄文考古館(その弐) / https://triglav-research.com/?page_id=7441
6 / Vol.4 / 2014年4月4日 / 東京都 東京国立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=7820
7 / Vol.5 / 2014年4月8日 / 岩手県 岩手県立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=8044
8 / Vol.6 / 2014年4月8日 / 青森県 八戸市埋蔵文化財センター 『是川縄文館』 / https://triglav-research.com/?page_id=8050
9 / Vol.7 / 2014年4月10日 / 山形県 山形県立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=8144
10 / Vol.8 / 2014年4月25日 / 奈良県 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=16456
11 / Vol.9 / 2014年4月30日 / 中間報告 土偶さん ミニチュア・レプリカ 勢揃い! / https://triglav-research.com/?page_id=8293
12 / Vol.10 / 2015年3月10日 / 再始動「名も無き土偶」の探訪も悪くない! / https://triglav-research.com/?page_id=12401
13 / Vol.11 / 2015年3月11日 / 山梨県 山梨県立考古博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=12588
14 / Vol.12 / 2015年3月15日 / 山梨県 韮崎市民俗資料館 / https://triglav-research.com/?page_id=12622
15 / Vol.13 / 2015年3月15日 / 山梨県 南アルプス市ふるさと文化伝承館 / https://triglav-research.com/?page_id=12662
16 / Vol.14 / 2015年3月15日 / 山梨県 北杜市考古資料館 / https://triglav-research.com/?page_id=12681
17 / Vol.15 / 2015年3月27日 / 長野県 富士見町(オフィス所在地)井戸尻考古館 / https://triglav-research.com/?page_id=12961
18 / Vol.16 / 2015年3月30日 / 山梨県 釈迦堂遺跡博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=13019
【縄文土偶探訪記】 Season 2
19 / 口上 / 2015年4月1日 / Season 2 口上 / https://triglav-research.com/?page_id=15113
20 / Vol.1 / 2015年4月1日 / 東京都 北区飛鳥山博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=13066
21 / Vol.2 / 2015年4月16日 / 愛知県 南山大学 人類学博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=13099
22 / Vol.3 / 2015年4月17日 / 埼玉県 埼玉県立歴史と民俗の博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=13175
23 / Vol.4 / 2015年4月18日 / 長野県 松本市立考古博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=13222
24 / Vol.5 / 2015年4月18日 / 長野県 市立 岡谷美術考古館 / https://triglav-research.com/?page_id=13269
25 / Vol.6 / 2015年4月18日 / 長野県 辰野美術館 / https://triglav-research.com/?page_id=13305
26 / Vol.7 / 2015年4月23日 / 宮城県 東北大学総合学術博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=15431
27 / Vol.8 / 2015年4月23日 / 宮城県 仙台市博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=15440
28 / Vol.9 / 2015年7月22日 / 北海道 北海道埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=14119
29 / Vol.10 / 2015年7月29日 / 香川県 香川県立ミュージアム / https://triglav-research.com/?page_id=14188
30 / Vol.11 / 2015年7月30日 / 兵庫県 兵庫県立考古博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17921
31 / Vol.12 / 2015年8月16日 / 山梨県 ミュージアム都留 / https://triglav-research.com/?page_id=17948
32 / Vol.13 / 2015年8月22日 / 鹿児島県 上野原縄文の森 / https://triglav-research.com/?page_id=17972
33 / Vol.14 / 2015年8月31日 / 北海道 千歳市埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=18012
34 / Vol.15 / 2015年9月1日 / 北海道 苫小牧市美術博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=18018
35 / Vol.16 / 2015年9月1日 / 北海道 帯広百年記念館 埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=18032
36 / Vol.17 / 2015年9月22日 / 福島県 じょーもぴあ 宮畑 / https://triglav-research.com/?page_id=18074
37 / Vol.18 / 2015年9月23日 / 福島県 福島県文化財センター白河館 / https://triglav-research.com/?page_id=18214
38 / Vol.19 / 2015年10月23日 / 兵庫県 辰馬考古資料館 / https://triglav-research.com/?page_id=18277
【縄文土偶探訪記】 Season 3
39 / 口上 / 2016年3月4日 / Season 3 口上 / https://triglav-research.com/?page_id=15491
40 / Vol.1 / 2016年3月4日 / 宮崎県 西都原考古博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=15476
41 / Vol.2 / 2016年3月9日 / 新潟県 新潟県立歴史博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17429
42 / Vol.3 / 2016年3月9日 / 新潟県 馬高縄文館 / https://triglav-research.com/?page_id=17454
43 / Vol.4 / 2016年3月16日 / 岩手県 盛岡市遺跡学びの館 / https://triglav-research.com/?page_id=17516
44 / Vol.5 / 2016年3月16日 / 岩手県 御所野縄文館 / https://triglav-research.com/?page_id=17605
45 / Vol.6 / 2016年3月16日 / 青森県 青森県立郷土館 / https://triglav-research.com/?page_id=17638
46 / Vol.7 / 2016年9月27日 / 島根県 島根県立古代出雲歴史博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17675
47 / Vol.8 / 2016年10月28日 / 宮城県 東北歴史博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17701
48 / Vol.9 / 2016年11月2日 / 長野県 浅間縄文ミュージアム / https://triglav-research.com/?page_id=17745
49 / Vol.10 / 2016年11月3日 / 長野県 中野市立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17791
50 / Vol.11 / 2016年11月4日 / 長野県 佐久市立近代美術館 / https://triglav-research.com/?page_id=17803
51 / Vol.12 / 2016年11月7日 / 東京都 國學院大學博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17820
52 / Vol.13 / 2016年11月8日 / 愛媛県 松山市考古館 / https://triglav-research.com/?page_id=17877
53 / 番外編 / 2016年1月20日 / 奈良県 奈良国立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=18470
【縄文土偶探訪記】 Season 4
54 / 口上 / 2017年4月2日 / Season 4 口上 / https://triglav-research.com/?page_id=16586
55 / Vol.1 / 2017年2月4日 / 長野県 伊那市創造館 / https://triglav-research.com/?page_id=16584
56 / Vol.2 / 2017年2月4日 / 長野県 箕輪町郷土博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=16591
57 / Vol.3 / 2017年2月15日 / 山梨県釈迦堂遺跡博物館(峡東の土偶展編) / https://triglav-research.com/?page_id=16593
58 / Vol.4 / 2017年2月24日 / 長野県 長野県立歴史館 / https://triglav-research.com/?page_id=16612
59 / Vol.5 / 2017年3月4日 / 東京都 東京都埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=16785
60 / Vol.6 / 2017年3月16日 / 東京都 八王子市郷土資料館 / https://triglav-research.com/?page_id=16765
61 / Vol.7 / 2017年3月16日 / 東京都 三鷹市遺跡調査会 展示室 / https://triglav-research.com/?page_id=16788
62 / Vol.8 / 2017年3月16日 / 東京都 府中市郷土の森博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=16820
63 / Vol.9 / 2017年3月20日 / 東京都 町田市考古資料室 / https://triglav-research.com/?page_id=16841
64 / Vol.10 / 2017年3月28日 / 長野県 塩尻市立平出博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=16895
65 / Vol.11 / 2017年3月28日 / 長野県『茅野市尖石縄文考古館』特別編 / https://triglav-research.com/?page_id=16897
66 / Vol.12 / 2017年4月13日 / 大阪府 関西大学博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17362
67 / Vol.13 / 2017年4月15日 / 奈良県 歴史に憩う橿原市博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17384
68 / Vol.14 / 2017年4月19日 / 石川県 金沢市埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=17253
69 / Vol.15 / 2017年4月19日 / 石川県 石川県埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=17256
70 / Vol.16 / 2017年4月20日 / 富山県 富山市北代縄文館 / https://triglav-research.com/?page_id=17272
71 / Vol.17 / 2017年4月20日 / 富山県 富山県埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=17294
72 / Vol.18 / 2017年4月20日 / 富山県 砺波市埋蔵文化財センター / https://triglav-research.com/?page_id=17310
73 / Vol.19 / 2017年4月28日 / 青森県 つがる市木造亀ヶ岡考古資料室 & 亀ヶ岡遺跡 / https://triglav-research.com/?page_id=17169
74 / Vol.20 / 2017年4月28日 / 青森県 つがる市 縄文住居展示資料館 & 木造駅 / https://triglav-research.com/?page_id=17199
75 / Vol.21 / 2017年4月28日 / 青森県 野辺地町立歴史民俗資料館 / https://triglav-research.com/?page_id=17222
76 / Vol.22 / 2017年5月18日 / 東京都 明治大学博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=17136
77 / Vol.23 / 2017年6月20日 / 長野県 諏訪市博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=18358
78 / Vol.24 / 2017年6月24日 / 神奈川県 相模原市立博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=18398
【縄文土偶探訪記】 Final season
79 / 口上 / 2017年7月19日 / Final season 口上 / https://triglav-research.com/?page_id=18989
80 / Vol.1 / 2017年7月19日 / 東京国立博物館(東京都)[再訪] / https://triglav-research.com/?page_id=19040
81 / Vol.2 / 2017年7月22日 / 神奈川県 横浜市歴史博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=19061
82 / Vol.3 / 2017年7月25日 / 山形県立博物館(山形県)[再訪] / https://triglav-research.com/?page_id=19078
83 / Vol.4 / 2017年9月6日 / 北海道 北海道博物館 / https://triglav-research.com/?page_id=19662
84 / Vol.5 / 2017年9月8日 / 北海道 函館市縄文文化交流センター[再訪] / https://triglav-research.com/?page_id=19675

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【縄文土偶探訪記】

新しい取り組み紹介と読者の皆様への協力お願い

3ヵ月の完全休稿後に「働き方改革」と「地方創生」をメインテーマに再スタートした『稿房通信』だが、昨日でリニューアルから3週間が経過した。

新コンテンツ「Lifehackの部屋」、「ダイエット日記」の再スタート等、コンテンツの拡充を進めてきた。また、縄文関連については、近日中に【縄文土偶探訪記】に代わる新コンテンツをスタートさせる予定である。

アクセスカウンターも1月1日付で完全にリセットし、その後のビュー推移を見てきたが、多い日で約4,000ビュー、少ない日では約900ビューと低位に留まっている上、日によってのバラツキが極めて大きくなっている。botのアクセスをカウントから極力除外する設定にしたとは言え、やはり、最盛期には1日3万ビューを超えていた旧『銀行業界鳥瞰図』と比べると「人気離散」が深刻である。

かつての主力であった「金融業界(銀行業界)」の読者層とは無縁のコンテンツ構成としたので、当然と言えば当然である。現在準備中の弊社ビジネスWebサイト新『銀行業界鳥瞰図』で、銀行員の読者の方々には再び愛読いただけるよう頑張るつもりだ。

本業である「銀行業界向けのリサーチ&アドバイザリー事業」とは別の「富士見事業」のために、当「稿房通信」は大切に育てて行きたいと考えている。具体的には「八ヶ岳での暮らし(弊社の場合は仕事)の楽しみ」と「かつて縄文時代に『日本の首都』的位置付けであった八ヶ岳山麓の縄文文化の素晴らしさ」に係る情報発信を2本の柱として、将来的には「地方創生」へと繋げていく(大風呂敷な)構想である。

昨年11月から、その準備活動に着手。森林インストラクター、ガーデンコーディネイター、(今は亡き)バードウォッチング検定、そして宅地建物取引士等、仕事には何の関係も無く趣味で取得してきた資格等もフル動員して、(かなり先の話となるが)ちょっとやってみたい事がある。そのためには『稿房通信の』認知度を高めておく必要があり、新たな試みとして、昨日(1月21日)、「にほんブログ村」の『八ヶ岳情報』に本登録してみた。

旧『銀行業界鳥瞰図』は宣伝などしなくとも凄い勢いでビュー数が増えていったので、そんな必要は無かったのだが、今回は素直に外部の仕組みにお世話になろうと思う(わずか3週間での潔い白旗である)。

左サイドバーの第2ウィジェットにバナーを置いたので「稿房通信」にお立ち寄りの際には、クリックいただき、弊社の取り組みを応援いただければ幸いである。なお、「八ヶ岳関連」の情報を発信する際には、文末にもバナーを付す予定だ。

よろしくお願い致しま~す!

八ヶ岳山麓の縄文文化はやはり素晴らしい! 世界に誇れる「宝」だと思う。「にほんブログ村」のバナーをクリックして弊社の情報発信を応援して欲しい。こういう時、投資銀行B社のY副本部長とTディレクターは律儀な性格なので、お立ち寄りの際は、必ずポチッとしてくれると信じている!

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【縄文土偶探訪記】

『日本の土偶(講談社学術文庫)』が届いた

今日の夕方、川崎自宅に私宛のAmazon XM02ボックスが1個届いた。「ん?何も注文してないはずだが…」と怪訝に思いつつ、箱を開けると文庫本が1冊入っていた。タイトルは『日本の土偶』。故 江坂輝彌先生の著書であり、講談社学術文庫から1月11日に発刊されたばかりだ。

故 江坂先生の『日本の土偶』は前々から読みたい本だったが、1990年に発刊され、その後、絶版となっていた。中古本を入手しようとかと思案していた矢先、講談社学術文庫から再刊される事を知り、すぐにAmazonで予約。それが今日(1月13日)届いたのだ。この偶然(タイミングの良さ)には、何らかの意味があるに違いない!

2013年11月15日、国宝中空土偶「かっくうちゃん」との偶然の出会い(https://triglav-research.com/?page_id=6868)から始まった私の「縄文土偶熱」の凄さは、稿房通信メインメニューにズラッと並んだ「縄文土偶探訪記」が証明してくれるように思う。ただ単に全国各地の考古博物館を土偶さんとの出会いを求めて訪れただけではない。レプリカを中心とした土偶さんグッズを買い集め、訪問先のミュージアムショップにしっかりとお金を落としてきた(これも地方創生への小さな貢献である)。

また、これまでに購入した土偶さん、或いは、縄文関連の著書や写真集の類は既に40冊を超えている。私自身の好奇心を満たすのが最大の目的ではあるが、考古学研究者や土偶・縄文愛好者の方の研究に足しに少しでもなればという思いもあった。世の中は「静かな縄文ブーム」という事もあり、この1~2年、それなりの数の新刊が世に出ており、そのほとんどを発行前にAmazonで予約してきたのである。

江坂先生の『日本の土偶』は1990年3月に六興出版から刊行され、その後、絶版となっていた。私が読み漁った土偶さん関連本に「参考文献」として頻繁に登場していたので、昨年の秋頃から中古本を入手しようかなと考えていた。そんな矢先の「講談社学術文庫化」であり、正に、絶妙のタイミングだった。

こういった「偶然」とか「絶妙のタイミングでの出来事」には必ず何らかの意味がある。やや大袈裟だが『啓示』であると私は解釈する。実のところ、土偶さんを「訪れて、見て、パワーを貰って、探訪記書いて、レプリカ飾る」という一連のパターンに少し飽きてきていたのだ。自分で言っては身も蓋もないが、どうも「軽くて薄っぺらい」

世の土偶さんブームも同じような傾向があり、最近出版されている土偶さん関連本は、写真(カタログ)集みたいなノリで、学者さん達の著作のような重みや深みがないので、あっという間に読み(見)終えてしまう。そして知見が蓄積されたという手応えが感じられない。【縄文土偶探訪記】が、Season 5の「かっくうちゃん再訪記(https://triglav-research.com/?page_id=19675)」を最後に先に進まないのは、この「ちょっと方向性誤ったかな~感」という壁にぶつかったためである。加えて、Season 4の途中頃から、土偶さん達を産んだ「縄文時代」そのものへの興味が急速に高まってきていた。

今日、『日本の土偶』が届いたのは、良い切っ掛けである。「決~めた。縄文土偶探訪記は、Season 5を Final seasonとして、路線変更しよう!」という判断に至った。「かっくうちゃんに始まって、かっくうちゃんで一区切りをつける」というのは、いかにもお洒落である。今後は、土偶さん探訪は、Webの『求む!土偶さん情報(https://triglav-research.com/?page_id=19199)』から寄せられた「未探訪土偶さんの訪問」のみに留め、Final season の下、『外伝』として細々と続けていく事としたい。因みに、「求む!」経由では、これまでお目に掛かった事のない読者の方4名から情報提供をいただいた。今後も情報提供は大歓迎である。

2018年は、縄文時代に係る研究者の方が書いた書籍・文献をしっかりと読み込み、知見をさらに深める事を最優先としたい。そして、八ヶ岳西麓の縄文文化の素晴らしさに係る情報発信と「地方創生」を上手くリンクさせるような活動を、(将来的に)会社として取り組むための基礎作りの年と位置付けよう。

『縄文系新コンテンツ』については、まずは『日本の土偶』を読んでから考えればよい。そう、何よりも大切なのは『閃きと迅速なアクション』なのだ!

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Season 5 Vol.5】 函館市縄文文化交流センター(北海道)[再訪]配信のお知らせ

バーゼル規制ではないが、物事を「3つの柱」みたいな感じでまとめるのはお洒落である。そもそも弊社の社名の由来である「トリグラフ(Triglav)」は3つの山(或いは神)をその由来としている。

私が2回、合わせて11年以上勤務した野村證券には「これから3つのポイントを話します!」なんて歯切れの良い事を言っておきながら、後で数えたら4つあったなんて類の超テキトーなオッサンが、かつてはゴロゴロしていた(現在の事は知らない)。でも私の場合は、3つと言えば必ず3つだ(自慢するほどのことではないが…)。

今回の役員慰安旅行に関して言えば「3つの目的」があった。①仕事にすっかり飽きてしまった社長のリフレッシュ ②アイヌ文化について学ぶ そして、③国宝土偶「かっくうちゃん」との2回目のご対面を果たす–である。役員慰安旅行の3日目となる9月8日は、この2つめと3つめの目的を成就するために、午前中には「白老ポロトコタン アイヌ民族博物館」、午後には『函館市縄文文化交流センター』を訪問。

縄文文化交流センターでは、予期せぬ『縄文土偶サミット』が開催中であり、レプリカではあったものの「国宝土偶さん5体」が同じ展示スペースに1列に並ぶお姿を堪能する事が出来たのだ。正に「嬉しい誤算」であった。

かっくうちゃんのアップ写真。胸から頭部に掛けて、細やかな装飾が施されており、全体の神々しい雰囲気に圧倒された後、細部の造形の美しさも堪能できる。やはり「国宝土偶」さんの美しさは圧倒的だ!

かっくうちゃんの厳かで神々しいお姿満載の【縄文土偶探訪記 Season 5 Vol.5】 函館市縄文文化交流センター(北海道)[再訪]は、こちらをご覧下さい→ https://triglav-research.com/?page_id=19675

それにしても、今回の役員慰安旅行は天候を含めて色々な意味で「ツキがあった」。最初に訪問した「札幌市埋蔵文化財センター」は閉館中だったものの、その代わりに急遽訪問する事となった「北海道博物館」で得た収穫は、アイヌ文化と縄文土偶さんの新たな情報を得るという意味で極めて大きかった。

宿泊した3つのホテルの内、2つのホテルは無償で部屋をアップグレード。さらに、レンタカーも普通のガソリン車のリッターカーを予約したにもかかわらず、追加料金一切無しで「日産ノートのe-Power」を手配してくれたのだ。ホテルもレンタカーも、こちらからは一切要望しないアップグレードだったので、ちょっと無気味な位だった…

そして、改めて驚いたのがノート e-Powerの燃費である。今回の総走向距離は806km、返却前の給油量はレギュラーで36.56ℓだったので、リッター当たり実に22km以上走行した事になる。

今回の役員慰安旅行のレンタカー「日産ノート e-Power」。これまで燃費にこだわって車を選んだ事など無かったが、さすがに リッター22km以上で走ったのには驚いた。

弊社の社用車(社長専用車)は、お馴染み Land Rover Discovery 4(D4)で、社主さまは個人で 三菱 PAJERO MINIを愛車としている。そう、社主、社長共に「4駆RV」派である。自分の好み(趣味)の車に乗る事をモットーとしているので、これまで燃費など気にした事はなかった(特に排気量5,000cc、車重2.5t超のD4のJAGUAR製V8エンジンはハイオクをガブ飲みする)。

だが、さすがに今回のノート e-Powerの燃費を目の当たりにすると、ちょっと複雑な心境になった。折りしも、世の中は「HVを通り越してEVシフト」が一気に鮮明になっている。次に購入するのは「EVのRVかな…」なんて事を思わず考えてしまった。

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Season 5 Vol.4】 北海道博物館(北海道)配信のお知らせ

リフレッシュ目的の「役員慰安旅行」であっても、縄文土偶さんの探訪をしっかりと予定に組み込むのが『伊達と酔狂』を社是とするトリグラフ・リサーチ(と言うか私)の嗜みである。今年の慰安旅行でも、控えめではあるが2つの博物館の探訪プランを立てた。

旅行初日(9月6日)の最初の訪問先としたのが「札幌市埋蔵文化財センター」であったのだが、現地を訪れてみると、改修工事に伴い埋蔵文化財展示室は来年3月末まで「閉館中」との事。こんなトラブルは、縄文土偶探訪の旅では珍しくないので、サラッと諦めて、さっさと忘れてしまう事にした。要は「縁が無かった」のである。

代わって急遽、訪問する事になったのが「北海道博物館」だ。アイヌ文化を学ぶ事がメインの訪問目的であったのだが、ここでは運良く「国宝土偶のかっくうちゃん」以下、8体の土偶さん達に対面できた。否、「8体の土偶さんのレプリカ」に対面したのだ。

「オイオイ、8体すべてレプリカってのは、さすがに駄目だろう…」と、一旦は、【縄文土偶探訪記】としての配信お蔵入りを決めた。だが、8体の内の6体は、私が初めて見る「レア物」土偶さんばかりだったので、すぐに気が変わった。将来の探訪予定先と位置付けて、やっぱり情報配信しておこう!

Replica eight sistersのひとつ「メノウで飾られた土偶」さん。北海道八雲町鮎川洞窟出土。縄文晩期のモノ(3,000~2,300年前)だ。メノウ(瑪瑙)とは、石英・玉髄・蛋白石の混合物であり、帯状の美しい色模様をもつ。印形・飾り石などに用いられるのだが、これが土偶さんにちりばめられているのは極めて珍しい。是非、実物にも対面したい!

それにレプリカさん達の展示スペース隣に置かれている大型パネルが、とてもお洒落だった。北海道・東北から長野に掛けての代表的な縄文土偶さんが出土した遺跡の所在地と53体の土偶さんが並んでいた。

レプリカ土偶さんの展示スペースの隣には、土偶さん出土遺跡の所在地と53体の代表的土偶さんが並んだ大型パネルが置かれていた。実物にご対面した土偶さんを数えたら「まだ6割程度」に過ぎなかった。「縄文土偶の世界の奥行きの深さ」を再認識した。

そんな内容のパネルを見たのは初めてだったので、53体の内、これまで実物にご対面した土偶さんはどれ位あるか数えてみた。その結果は32体。なんと、まだ6割程度に過ぎなかったのである! 「縄文土偶さんの世界は、まだまだ奥が深い」と再認識した。

どうも最近は、ツリーハウスの方に興味が移っていて、縄文土偶探訪に対するこだわりや熱意が急速に薄れつつあった。「まだまだ飽きてしまうには早過ぎる」と気付かせてくれたのが、北海道博物館での replica eight sisters との出会いの成果である。

【縄文土偶探訪記 Season 5 Vol.4】 北海道博物館(北海道)の詳細については、こちらをご覧下さい。→ https://triglav-research.com/?page_id=19662

Posted in 【八ヶ岳ライフ】 【縄文土偶探訪記】

『仮面の女神』サマのお誕生日パーテー 参加できない。残念…

今週と来週は東京での仕事が中心となる。「よりによって、こんな猛暑の中で東京かよ…」とボヤキながらも仕事を続けている。

東京Dayは、情報収集も兼ねるので。講演や勉強会の他に会食や面談などの予定が朝からギッシリと埋まる。これが疲労感に拍車を掛ける。それもかなり先までの予定を埋めてしまうので、自由に身動きが取れない。

都内に「お洒落なツリーハウスのCafe」がある事を知り、隙間時間に訪れようと思ったが無理だった。こうして私の「東京嫌い」はさらに加速して行く。

勘の鋭い稿房通信読者の方には自然と伝わっているかもしれないが、私の最近の興味は「ツリーハウス」に傾斜しつつあり、縄文土偶熱はやや冷め気味だ。縄文土偶探訪も7月25日の山形県立博物館の再訪以降は、丸1ヵ月活動休眠状態である。

これじゃあいけないと思い、限られた時間の中で9月の土偶さん探訪予定を組もうと、昨晩、Webで情報収集を試みた。

検索開始して数分後「仮面の女神誕生日パーティー」なる文言が複数、目に飛び込んできた。「そんな重要なイベント、しっ、知らんぞ~」と、思わず絶叫しそうになった。

Linkを辿って、すぐに八ヶ岳JOMONライフフェスティバル」のHPに至った。10月22日の「平原綾香」サマのライブチケット入手にばかり気を取られていて気が付かなかったのだが、9月9日~10月22日の開催期間中に実に様々なイベントが催されるのだ。

そのプレイベントの目玉商品として位置付けられのが「仮面の女神誕生日パーティー」なのである。国宝土偶「仮面の女神」サマが、茅野市湖東の中ッ原遺跡から出土した(2000年)8月23日を「仮の誕生日」と定めたようだ。その上で、8月26日(土曜日)の正午から午後9時迄、様々なお祝いイベントを開催。

仮面の女神サマ誕生日パーティー案内チラシの上半分。メランコリーでミステリアスな雰囲気の女神サマがジョッキを掲げているのが微笑ましい!粋な企画である。

だが、この日、私は予定があり、残念ながら参加する事は出来ない… 自身の八ヶ岳JOMONフェスに対するリサーチ不足を大いに反省した。

しかしまあ、私が大好きな「粋(いき)」なイベントである。『豊穣感』溢れる「縄文のビーナス」さまと異なり「仮面の女神」さまは「もの悲しい(melancholy)」雰囲気を漂わせているところに魅力がある。そんな彼女の誕生日を盛大にお祝いするというミスマッチ感をとても微笑ましく、かつ、お洒落に感じるのだ。

仮面の女神サマが発掘された時の状態。お誕生日、おめでとうございま~す

稿房通信読者の方で8月26日茅野界隈を訪れる方のために、案内チラシのPDFを添付する。八ヶ岳にオフィスを構えながら、パーティーイベントに参加できない「哀れな私」に代わって、是非、仮面の女神サマの誕生日をお祝いして欲しい!!

仮面の女神誕生日パーティー案内チラシ

Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Season 5 Vol.3】 山形県立博物館[再訪]配信のお知らせ

毎日、毎日、暑い中、全国を講演で飛び回っている。炎天下の中、頑張っているという意味では、高校球児と大差ないのだが、誰も声援を送ってくれない…不条理な世の中である。

多い日になると、講演、会食、面談等々を合わせて、1日4~5件のイベントが入る。これに移動時間を含めると、ほぼフルスケジュールとなる日が多い。そんな忙しい中、全国各地の縄文土偶さんを訪れる私は、正に『求道者』と化しつつある。

今後は、これに「全国各地のツリーハウス探訪」も加える計画だ。さらにスケジュールがタイトになるのは確実だろう。現在の全国講演中のスケジューリングは10分単位で組んでいあるが、やがて1分単位に変えるかもしれない。だが、『求道者』とはそういうものである。

7月25日の午前6時10分、私は山形での講演の前の空き時間を使って、国宝「縄文の女神」サマとの2回目の対面を果たすために、上りの始発新幹線で盛岡駅を発った。

ホテルで朝食を摂る時間はなかったので、新幹線車内で盛岡名物のコッペパン「福田パン」の「あんバタ-」を食べた。盛岡には講演で何十回来ているかな? でも、福田パンを食べるのは初めてだ。おっ、美味しい… ふかふかと柔らかくて、あんとバターの配分も絶妙だ。

この日のハードスケジュールをこなすエネルギーを充填できたような気がした。そして、全国各地お気に入りの「食(主に駅弁とケーキ)とスポット」に新たな1ページが書き加えられたのだ。

今回、山形県立博物館を探訪する最大の目的は、勿論、縄文の女神サマにご対面する事であるが、2番目の目的は「女神サマのダイキャスト製小型レプリカ(1,800円)」を購入する事にあった。

このダイキャスト製レプリカの高さは12cmちょうど。実物の身長の4/15(0.26667)。机の上でペーパーウェイトとして使うのにちょうど良いサイズだ。重さとバランス(安定感)も申し分なく、加えて、女神サマのレプリカなので、その造形美も堪能できる。

初回訪問時に購入した1体は八ヶ岳オフィスで大活躍しているのだが、前々から自宅書斎用も欲しかったのである。

机上のペーパーウェイトひとつにそんなに拘るかと思われるかもしれないが『求道者』とはそういうものなのである。

縄文の女神サマの「国宝展示室」外観。国宝なので当然ながら特別待遇を受けていらっしゃる。土偶さんファンならご存じと思うが、尖石の国宝さんが「縄文のビーナス」サマ、こちらは「縄文の女神」サマである。

山形県立博物館の2回目の探訪記の詳細は、こちらをご覧下さい → https://triglav-research.com/?page_id=19078