『尖石初詣』— 山籠もりお仕事専念期間は折り返し地点

丸1週間の山籠もりお仕事専念期間も今日で4日目。折り返し地点なので、午前中は仕事の予定を入れず、ちょっとノンビリする事に元々決めていた。

富士見の町への食料の買い出しや役場への会社関係の書類提出などいくつか所用はあるものの、それらを除いても2時間以上は自由に出来る時間がある。さあ、どう使おうか?

ああ、まだ会社の初詣をしてなかったな。個人としての初詣は、5~6日の軽井沢界隈周遊の際に社主さまとガッツリと終えているが、昨年から尖石の国宝土偶さん達への新年ご挨拶を「会社行事」とした事を忘れていた。まずは「尖石初詣」から1日をスタートしよう!

尖石縄文考古館は午前9時に開館する。八ヶ岳オフィスからはD4で17~18分程度の場所なので、午前8時40分過ぎにオフィスを発って尖石へ向かった。八ヶ岳エコーラインを右折し、縄文の道を八ヶ岳方面に進む(上る)と右手に「尖石遺跡」のスペースが広がる。

右手の奥に「尖石遺跡」がある。縄文の道を尖石縄文考古館に向がうこの辺りの場所は「神々のおはします地」である。

井戸尻もそうだが、縄文人の集落跡のロケーションの素晴らしさには、訪れるたびに感動する。

考古館駐車場着は8時59分。私も几帳面だが、博物館(と言うか長野県人かな?)も同じか、それ以上で、1分程したら開館となった。勿論、今日1人目の入館者で、その後、貸し切り状態を堪能する事になった。

駐車場で1分程待ったら、9時ちょうどに尖石縄文考古館が開館した。本当に几帳面だな… 今日の入館者第1号が確定。

縄文のビーナスさまと仮面の女神さまがおはします「常設展示室B」は私にとって「崇高なパワースポット」である。部屋に入る前にはちゃんと礼をして、神社参拝のような仕来りで国宝土偶さまにご対面。何回訪れても「特別な場所」である事を実感する。

常設展示室Bは「崇高なパワースポット」で、日本の中でも「特別な場所」である。勿論、礼をしてから入らねばならない。

見学時間は30分間と決めて、他の展示物をいつもよりも丹念に見て回った。これまでは、土偶さんばかりに時間を掛けていたが、丁寧に見学したら、縄文遺跡の所在地を示す八ヶ岳周辺のジオラマや鹿や猪のド迫力の剥製とかも結構楽しめた。

猪の剥製を初めてじっくりと観察。迫力はあるが、よく見ると愛らしい。
我が天敵「鹿」。こいつから庭木を守るために、私は毎年、かなりの時間とコストを費やしているのだ…
尖石縄文考古館の展望スペースから、隣接する与助尾根遺跡の復元住居を眺める。しかしまあ、雪が見事にないな… 縄文時代の前期もこんな気候だったのかな?
八ヶ岳周辺の遺跡の所在図。赤いのが「縄文時代の遺跡」。もの凄い数だ… オフィス周辺の茅野・富士見界隈が「縄文時代の首都」であったのは間違いないと思う。

常設展示室Aには、宮坂英弌先生が愛用したKonicaのカメラも展示されていた(これまで気にもしなかったな…)。しかし昔(クラシック)のカメラって本当にカッコいいな。

宮坂英弌先生の愛用のカメラが展示されていた。Konica製。これまで気にした事はなかったが、昔のカメラって味わいがあってカッコいいな。

2020年は「断捨離」の継続に加え、昔愛用していた「イイ物」の再生計画に取り組む予定だ。そのひとつに、ここ数年、使用頻度が激減した「OLYMPUS」のカメラの復活がある。参考になるので、何故か考古博物館でカメラの写真をパチッ。

結局、全展示スペースを2周回して、気が付いたら9時28分になっていた。最後に、国宝土偶さま達のお部屋の前で一礼して尖石を後にした。

午前11時過ぎにすべての所用を済ませ、八ヶ岳オフィスに戻った。昨年の「尖石初詣」は何日だったかな? ちょっと気になって調べてみると、偶然、昨年も10日(https://triglav-research.com/?p=24236)だった。

この際だから、「毎年1月10日」を「尖石初詣」という会社恒例の行事にしようかな…