今日は朝から「試験の日」 — 勉強は大切なのだ!

なんの根拠もないけれど、2025年頃から社会構造が劇的、かつ、加速度的に変化しそうな予感がする。

今年から2024年までの3年は、その「経過期間」であるように感じる。

社会がどう変わるかは、まだ完全には読み切れていないが、色々な意味で「人間としての幅」を広げておく必要があると思う。

肉体的には、既に十分に幅があり、低代謝&脂肪の蓄えタップリの「食糧危機勝ち残り体質」になっているので、新たな対応は不要だ。

残念ながら、スキルという観点からは「銀行業の分析・助言業務」に明らかに偏りすぎている。

そんなわけで、今年からの3年間は、敢えて、会社業務とはまったく関係の無い「資格試験」に趣味でチャレンジすると決めて、計画的に勉強中である。

会社で決して携わることのないパーソナル・ファイナンス領域では、FP(フィナンシャルプランナー)系の資格をすべて取得するのを目指している。

今年から勉強を始めたばかりなので、まだFP2級とAFP資格しか取っていないが、これが本当に役に立って面白い。

それとは別に「士業系資格」を最低1つ(出来れば2つ)は取っておきたいと思う。

さらに「本当の意味での趣味系検定」の類も片っ端から受験して、勿論、合格するつもりである。

そう決めて、今年になってから1日2時間程、新しい領域の勉強時間を確保し、意識的に「暗記」をするようにした。

すると、衰える一方だった「記憶力」が最近になって回復しつつあるように思えてきた。

仕事柄、銀行の財務データのExcel打ち込み作業は「必須業務」となっている。

若い頃は、パッと見ただけで「兆円単位(13桁)位」の数字は、そのままミスすることなく打ち込むことが出来た。

だが、加齢と共にその桁数は着実に減り、2018年頃には8桁でも間違える事が増えてきた。

これが「年を取る」という事だと諦めていたのだが、最近の入力作業中に「10桁入力リズム(5桁+5桁で数字を覚える)」に戻っていることに気が付いた。

今年6月の本決算分析の時は、確かまだ8桁リズムだったよな…

どうやら「趣味の資格試験チャレンジ」とそれに付随した「暗記トレーニング」の効果が発現しているのは間違いなさそうだ!

そんなわけで「年齢を重ねれば重ねる程、勉強は大切だ!」と確信するようになった。
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さて、今日は「趣味の検定」へのチャレンジ日である。

検定名は「縄文検定 初級」である。

元々は「茅野市民」のみを対象に実施されていた検定試験だが、今年から受験可能な対象者が拡大されて、私も受験できるようになったのだ。

私の場合、【縄文土偶探訪記(https://triglav-research.com/?page_id=20285)】で全国各地の主要な考古博物館は、ほぼ探訪済みである。

この間に縄文関連の真面目な書籍も40~50冊は読んでいると思うので、はっきり言って、知識レベルは自分でも「半端じゃない」と思う。

そこで「縄文検定」の頂点である「上級」をいきなり受験しようと思い、尖石縄文考古館に受験申し込みに行ったら、初級⇒中級⇒上級とステップを踏んで合格せねばならないと告げられた。

エッ、年に1回の試験だから、最短でも2024年までは上級合格できないの…

面倒だからやめようかと思った。

だが、ちょうどそんな矢先「境港妖怪検定」の再開が決定し、こちらも3年掛けて受験せねばならないことを知った。

仕方ないから「本当の意味での趣味の検定」はノンビリと楽しむ事にするか…

結局、そう決めたのである。

今日の試験の会場は「茅野市尖石縄文考古館」。

受付開始は9時30分で、10時~11時が試験前講義で、11時~12時が試験の予定だった。

久々に「考古博物館&周辺フィールド探訪セット一式」を携えて、午前9時5分にオフィスを発った。

考古博物館巡りのための「お供(探訪)セット」を本当に久し振りに使うことになった。フィールドノート(野帳)をどうしようか迷ったが、結果的にお供に加えて「正解」となった。試験は「講義メモのみ持ち込み可」だったのだ。もっとも、講義無しで25問中24問は即答できる内容だったが…

尖石縄文考古館に着いたのは、9時20分ちょっと前。

尖石縄文考古館に着いたのは9時20分ちょっと前だった。正式名称は「茅野市尖石縄文考古館」である。
縄文検定の受験者の車で駐車場はいっぱいかと思ったのだが、ガラガラだった。あれっ?

そのまま入館して、試験の受付を済ませて館内をいつものように見学。

10時から学芸員さんによる試験前講義がスタート。

縄文検定初級試験前講義が始まった。受講者(受験者)は、私を含めてたった4名。世は明らかに「縄文ブーム」なのに寂しい限りだ。本気で受験者を増やして、茅野の縄文文化の凄さを世の中に知らしめるためには戦略の再構築が必要だろうな…

どうやら「初級」なので、試験に出るポイントを解説するのが主旨らしい。

ここで初めて、講義内容のメモは試験の際に「持ち込み可」である事を知った。

随分と甘くてユルいな…

ちなみに、受験者は「申し込み順先着40名」との事だったが、私を含めて「4名」しかいなかった。

でも、油断は大敵である。しっかりと講義を聴いて、真面目にメモをとった。

紙のノートにメモ書きするなんて4~5年ぶりだろうな(いつもは Galaxyのスマホやタブレットに S Penでサラサラッと手書き記入)。

念のため「野帳」を持ってきて良かったな。

11時から試験開始。

試験開始。油断大敵と思い、講義は真面目に聞いて、メモはしっかりと取った。自分が「真面目で几帳面」だと実感するのはこんな時だ。

設問は25問で22問が番号選択式、3問が記述式だった。

1問だけは、講義を聴いていなければ、どう考えても答えられないようなトリッキーな問題だった。

だが、それ以外の24問は講義無しでも「即答」できるような問題ばかり。

7~8分で解答も確認も終わった。

「初級」ってのは、こんなものなのかな?

11時15分過ぎには全予定を終了して解散。

よくよく考えたら、合格基準点も合格通知方法も聞いていないが、まっ、イイか…

その後は「ミュージアムショップ」でお買い物。

今日、尖石考古博物館で購入した3点。購入代金4,127円をしっかりと落としてきた。これは仕来りなのである。書籍は元々、購入予定であったモノ。縄文のビーナスさまの一筆箋は超お洒落だった。そして、コインケースは「別用途」を目論んで購入した。

「考古博物館を訪れたらお金を落とす」のが私の仕来りなのである!

私は、縄文のビーナスさまのペンケースをこれまで「読書グラスケース」として愛用してきた。今回、仮面の女神さまの「コインケース」を追加購入。予想した通り「イヤフォンケース」にピッタリだった!

最後に、紅葉深まる「与助尾根遺跡」を15分程、ノンビリと散策。

与助尾根遺跡の復元住居は、実際に縄文時代に竪穴住居があった場所に建っている。
このスペースは来週頃が紅葉の見頃だろうか?しかしまあ、縄文人の住居跡は素晴らしいロケーションばかりだな…

う~ん、縄文人の集落跡は、どこも素晴らしいロケーションだな!

縄文人の「見る目の確かさ」を実感。

こうして土曜日の午前中を有意義(?)に過ごした。

「平和そのもの」である…

 

by『八ヶ岳稿房主』