雪が積もった時の野鳥さん達の貪欲さについては、厳冬期の八ヶ岳での「給餌」を趣味とする方達(聖人)は誰もが経験しているだろう。
一昨日からは、正にそんな状況であり、2日続けて早朝に給餌したヒマワリの種が、夕方には空っぽになっていた。
そうなると野鳥さん達の「お食事催促」が始まる。そのスタイルは、野鳥さんの種類によって様々だ。
カラ系さん達は、給餌皿が空と承知した上でタッチ&ゴーを繰り返す。
イカル達は、給餌台に居座ってヒマワリの種の殻を不機嫌そうに嘴で弾き出す。本当に不遜な奴等だ。

対照的にキジバトの仲良しペア「ヤンとフレデリカ」は「今日のお食事はまだなの~」ってな感じで、オフィスウッドデッキの手摺り部分でノンビリと待っている。
やっぱりキジバトは「平和の象徴」だな。
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そんな姿に絆されて、今日もお昼過ぎに3店のレストランに給餌をする事にした。
メインウッドデッキに置いたストッカーを開いて気が付いた。
そうだ、もうヒマワリの種がほとんど残っていなかったんだな…

例年であれば、4月初旬頃までは20kgのヒマワリの種で給餌を続ける事ができる。
だが、今年は2月中旬の手術・入院の関係で、厳冬期の八ヶ岳滞在期間が異例の長さとなった(おそらく過去26年で最長だったろう)。
そのため、給餌回数も増え、3月下旬になろうかというタイミングで、ほぼ種が底を付いてしまったのである。
やむを得ないな。緊急用の「備蓄放出」しかないね!

今回の滞在は、明後日までなので、備蓄用550gのヒマワリの種10袋の内、3袋をストッカーに補充した。
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一番大型の旗艦店「プルミエール」は、前回の給餌量が少なめだったので、開店が遅れたお詫びにリンゴも添えることにした。


さあ、これでこの冬の給餌は、残すところ「撤収日」の1回だけだね。

この冬の野鳥さんのレストラン給餌代は、通常分20kgの12,000円に、備蓄放出分の約1,200円が追加され、過去最高額となった。
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ちなみに、野鳥さん関連では、つい先日「恒例の支出」をしたばかりであった。
我が社はオンライン講演が講演活動の主流となったため、私がスーツを着用する機会は激減している。
だが、スーツ着用時のピンバッジとする日本野鳥の会の「シルバーブローチ」は、新しい野鳥の種類がローンチされたら必ず寄付すると決めている。
今年の新作は「タンチョウ」で、金メッキ仕上げとなって、シルバーが1口5,000円以上であるのに対して、10,000円以上にアップされたのだ。

結局、2025年の野鳥さん関連では、早々と「補正予算」を組む事にしたのである。
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そう言えば、昨日、野鳥の会から封筒が届いていたな。
開封してみたら、案の定、タンチョウブローチであった。


うふッ、お洒落だね!補正予算を組んだ意義はあったな。
野鳥の会は、既にローンチしたシルバーブローチの色を変えて、1口10,000円以上に寄付額を引き上げる戦術を組んだように思う。
まあ、野鳥の保護活動をする上でも、色々な面でコストアップしているだろうから仕方ない。
こんな具合に、我が八ヶ岳ライフには意外なところで「インフレの気配」が一段と色濃くなっている。
もっとも、夏場の光熱費やガソリン代、ETC代が「激減」したので、その恩恵の方がはるかに大きいのだが…
— One Life, Live It !