スズメバチ殲滅戦 2024 ・・・ 八ヶ岳ライフは「闘いの日々」

八ヶ岳滞在6日目、そしてGW最終日。今日は朝から薄曇り。

GW中は、主に夕方の時間帯に「庭仕事」をしてきたのだが、昨日は、部材切れでやり残しとなっていた作業があった。

幸い、オフィスの地下室に代替できる部材がある事を思い出し、今日は朝から残りの作業をする事にした。

ちょっと格好付けて表現するならば「防衛任務遂行」と言ったところだろうか…

我が八ヶ岳ライフ25年は、害獣、危険動物(昆虫)との「闘いの日々」でもあった。

ちょっと油断したり、舐められたりすると「奇襲攻撃」を喰らう。

GWが終わる頃は、例年、奇襲攻撃を最も警戒せねばならぬ時期なのだ。
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その筆頭が「鹿軍団」による庭木等の食害である。

先日、敷地内の山栗の大木を伐採(https://triglav-research.com/?p=49221)したので、マイルールに従って「伐採した樹の本数以上の広葉樹を植樹」したのは、5月2日であった。

今回は3本。楓姉妹の四女と五女、それにリンゴ「森のかがやき」である。

楓姉妹は、敷地内で自生していた樹高30cm程のモノを鹿の食害から守るために鉢植えにして、オフィスウッドデッキのリハビリスペースで育ててきた。

「森のかがやき」は5年程前に苗木を購入して地植えしたのが、鹿に葉を毟られ続け枯れ死寸前の状況になった。

こちらも鉢植えにして、メインウッドデッキで2年程、リハビリ中だったのである。

鹿軍団は「メイプル(楓)」が兎に角、大好物なのだが、どうやら「果樹系」もお気に入りらしい。

「冬の鹿除け銀マット巻き」だけでは守り切れないので、根元から1m程度の部分まで、園芸用支柱とネットで「個別防御」する必要がある。

これで完全防御できるのは、これまでの経験からわかっていた。

「100均部材」で低コストで防御柵を作り上げるのが私の仕来りであったのだが、資材価格高騰のゆえか、これまで私が好んで使ってきた園芸ネットが、SeriaでもDAISOでも扱いがなくなっていた。

同じようなネットは置いてあるのだが、私の鹿除け防御柵の要求水準を満たさないモノばかり。チッ…

国家が「落ち目」になる時って、こんな感じになるんだな。

「森のかがやき」分についてはストックがあったが、楓姉妹達を守るには足らなかった。

リンゴ「森のかがやき」は、100均ネットのストックがあったので、やや大きめの作りとした。順調に育ったら、もう1本、リンゴの苗木を植えて、実を生らせたいな…

でも、防御柵のために100均以外の部材を使うなんて「小細工の魔術師」の矜持が許さない。

ちょっと思案して、オフィス地下室に端切れ材で残っていたプラスチックネット(かつてブルーベリーさん達の囲いとして使っていた)で代替する事にした。

楓姉妹の四女は、次女のお隣に植えた。100均ネットの調達が出来なかったので、プラスチックネットの残材で対応。高さが100均ネットの半分以下なので、上下で重ね合わせて使うしかないんだよね。
楓姉妹の五女。こちらもプラスチックネットの残材活用だが、ちょっと構造を変えてみた。上下のネットに敢えて隙間を設けてみたのだ。「小細工の魔術師」の本領発揮である!見た目は、紐状の網よりも、プラスチックネットの方がお洒落だね!

10時過ぎには積み残し作業が完了。

鹿の食害で枯れ死寸前の状態にまでなった「シュガーメイプル」。100均部材による私お手製の「防御柵」は、そもそもこの木のために考案したのだ。敷地内のメイプル系の樹木は、ショウジョウモミジ以外はすべてこの防御柵で鹿軍団から守っている。要は、樹高1m以上まで育てば、幹さえ囓られなければどんどん育つんだよな…
楓姉妹の長女。この木は樹高40cm位で敷地内で自生していたのを保護。もう樹高は5mを超えたと思う。

楓姉妹さん達にかがやきくん、君達も私のお手製の防御柵にまもられて、楓姉妹の長女やシュガーメイプルさんのように大きく育っておくれ。
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作業を終えて、社主さまが仕掛けたスズメバチ殲滅器「ピンク・ネペンテス(https://triglav-research.com/?p=49201)」の様子を見に行った。

ひぇ~、こりゃ「阿鼻叫喚地獄」だな。

ピンク・ネペンテス1号機を見て(°0°) ひぇ~、スズメバチが積み重なって蠢いているぞ! 2日程前から、蜂の活動が活発化したようだ。今年もスズメバチ殲滅戦の幕開けだ!数が多過ぎて、上手く数える事が出来ないぞ!

2日程前から蜂の活動が活発になったようで、2個設置したピンク・ネペンテスは、正に「入れ食い状態」。

カリンの木に吊した「ピンク・ネペンテス」2号機には、数えたら7匹の蜂が入っていた。内、6匹は既に力尽きて誘因液に沈んでいた。
1匹だけは誘因液の中で何とか逃げだそうと藻掻き苦しんでいた。

社主さまによる「スズメバチ殲滅戦 2024」の幕開けであった。

八ヶ岳での生物との闘いは「防衛」ばかりではない。

罠を仕掛けて、女王蜂が本格的な巣作りを始める前に「先制攻撃」。

これが過去2年間、驚異の戦果をあげてきたのである。

そして、市販の蜂駆除器よりも、はるかに「ローコスト」である点も凄いのだ。

攻めの妻(社主さま)に守りの夫(私)か…

まあ、無駄なコストを掛けずに、なるべく「有るモノの有効活用」で済ませようとするのは共通しているな。

ピンク・ネペンテスの罠に嵌まり、藻掻き苦しむスズメバチを見る度に私は思うのだ。

我が社(家)の社主さま(家内)には、決して逆らわないぞ…