自宅で何故か「美味しいお蕎麦」、そして何故だか「シャトレーゼ」

今年の夏場以降は、我がデュアル・ライフにおいて、八ヶ岳滞在期間が自宅滞在期間を圧倒している。

「異常酷暑」と表現できそうな2024年の夏を、エアコン不要で快適に暮らせる八ヶ岳をメイン拠点とした事は、極めて合理的な判断だったと思う。

今年の場合は、これに加えて「何となく八ヶ岳の方が安全(安心)」という心の囁きがあり、これがまだ継続している。
————

勿論、この逆のケースも十分に有り得る。

2014年 白き魔のバレンタイン・デイhttps://triglav-research.com/?p=42823)」のような事態が起これば、八ヶ岳界隈のインフラ機能は長期に麻痺する(陸の孤島と化す)。

私は「八ヶ岳界隈は安全」なんて安易に思った事は無いし、他人に対してそんな事は言わないな。ちょうど私が青森出張中だった「2014年2月14日の豪雪」では一晩の積雪量が1mを超えたのだ。写真は豪雪から2週間後にやっと近づけたオフィスの状況。敷地内がまだ雪に埋もれていた。
でもちゃんと枕木駐車場の前までは、しっかりと除雪が終わっていた。八ヶ岳の冬の暮らしでは、除雪車がどこまで来てくれるかが、とっても大切なんだ!

個人的には「八ヶ岳は安全」なんて甘い考えは、まったく抱いていない。

日本中、いや、地球上に「絶対的に安全な場所」など存在しないのだ。

「相対的安全性」についても、環境変化によって様変わりになる。

そもそも、フォッサマグナの西辺「糸静構造線」が通るエリアであり、日本有数の活断層帯だ。

そして、冬の過酷さは25年の八ヶ岳ライフで十分に経験してきた(幸い、我が家に関しては、トラブルはこれまで無かったが…)。

私にとって、デュアル・ライフの最大の意義は「リスク分散(安全保障)」なので、どちらか一方に、長期的に極端に軸足を移す事は、これまで1回も考えた事はない。

将来的にも無いだろう。
————

それに、八ヶ岳にも、自宅界隈にも、それぞれ「固有の楽しみ(アドバンテージ)」が存在する。

自宅滞在中であれば、様々な「身体のメインテナンス」がその典型だ。

長年のお付き合いの先生方でなければ、私は駄目なのだ。

車のメインテナンスは、おとちゃんとギアちゃんは自宅、ミニパジェくんは八ヶ岳という体制に分けた。

映画館なんて八ヶ岳では楽しめない。

最も重要なのは、富と情報が一極集中する「東京へのアクセス」である。

この点では、八ヶ岳は自宅にどう頑張っても敵わない。

そんなわけで、今回の短い自宅滞在期間中も「脳歯科医」の先生にオーラルケアの予約を入れてある。

歯の治療よりも、身体のバランス調整に情熱を注ぐような先生は、八ヶ岳界隈にはいないように思うな…
————

最近の私と社主さま(家内)の Tiny boom は、「終の棲家建設予定地」周辺の住環境チェックである。

台風「サンサンちゃん」襲来時の水捌けの実地確認は、とっても参考になった(https://triglav-research.com/?p=51639)。

現在の自宅から車で10分弱の場所で、社主さまにとっては、生まれ故郷とも言えるエリアである。

だが、住宅と商業施設の開発が一気に進み、ここ数年で利便性が大幅に向上して、彼女に言わせると「別の街」に変わりつつある。

そんな状況を確認するために、最近は食事や買い物に敢えて行くようにしているのだ。

社主さまの通うテニスクラブは、元々、そのエリアにあるんだけどね….
————

明日から上海に10日間滞在する社主さまは、当分の間「日本食」とは疎遠になる。

「今日のランチは何が食べたい?」と私が尋ねると、「和食、お蕎麦系がいいかしら…」との事。

えっ、八ヶ岳ではなくて、こっちでお蕎麦なの (°0°)

終の棲家の予定地の近くにある「人気の石挽蕎麦のお店」がご所望のようだった。

やっぱりお蕎麦の本場は「信州」だろうと思ったが、今日は、そのお店でランチを楽しむ事にした。

11時開店のお店「寿々孝」さんに付いたのは11時5分過ぎだった。

2カ所ある大きい駐車場は、ほぼ満車。第2駐車場に1台だけ空きスペースがあり、何とかおとちゃんを滑り込ませた。

寿々孝さん開店の5分後にお店に行ったら、2カ所ある駐車場がほぼ満車でちょっと驚いたね。
寿々孝さんに来るのは私は2回目。「自宅周辺で蕎麦はちょっとね..」と思い、前回は丼物を注文したんだ。

本当に人気のお店なんだな…

早速、休日のランチメニューをオーダー。

今回は、休日のランチコースの中から。天ざる定食をチョイス。寿々孝さんで食べるお蕎麦は初めてだったけど、蕎麦の香りがあって美味しかったよ!

これが予想外だったのだが、美味しかったんだよね!
————

その帰りに「ちょっとシャトレーゼに寄ってちょうだい!」と社主さまのご要望があった。

終の棲家の建築予定地から歩いて4~5分の場所に、今年の4月に「あのシャトレーゼ」がオープンしたのである。

今や、東京や神奈川でも珍しくないシャトレーゼの店舗だけど、何故か「現在の自宅」の近くには無かったんだよね。

しかも私が最も大好きなツリーハウス(https://triglav-research.com/?p=19297)のデザイナーである「佐藤可士和氏」のプロデュースによる新型店舗。

色々なツリーハウスを見学して回ったけれど、私の一番のお気に入りは、佐藤可士和さんデザインのこのツリーハウスなんだ!

「スポンジケーキにチョコレートを重ねたような、楽しいお菓子の家をイメージ」した店舗との事。

終の棲家の建設予定地の近くにオープンしたシャトレーゼの新型店舗。あの「佐藤可士和」さんのプロデュースによることを知ったのは、自宅に戻った後だった。

確かに、八ヶ岳界隈のシャトレーゼと雰囲気がちょっと違ったな…

店内の雰囲気も八ヶ岳界隈とは随分と異なったけれど、並んでいるケーキは馴染みのものだったよ!

う~ん、何年か先の引っ越し後には、このシャトレーゼが、八ヶ岳ライフの「カントリーキッチン」の役目を果たすのかな?

おやっ、もっと近くに、見た事のないベーカリーも出来ているぞ。
————

こんな感じに、今日は、自宅滞在中であるのにもかかわらず、八ヶ岳界隈が「本家筋」である「美味しいお蕎麦」と「シャトレーゼ」を楽しんでしまったのだ。

正に「環境は変化する」だよね!

先程、デュアル・ライフの最大の意義は「リスク分散」と書いたけれど、楽しむ上で重要なのは「柔軟性(Flexibility)」だと私は思うな…

— One Life, Live It !