八ヶ岳で過ごしたこの3連休。土日は、社主さまは武川と小淵沢でテニスの予定が入っていたので、私は基本的には「敷地内」で過ごした。
そして昨日は、社主さまとおとちゃんで「大町界隈」を重点ドライブ。
「神社とダムを巡る旅」を思いっ切り楽しんだ。これについては、改めて配信しようと思う。
八ヶ岳西麓 富士見高原標高1,300mの地は、昨日の午後1時過ぎに、今年の最高気温29.6度を記録。

だが、まだ30℃の節目は超えていない。
盛夏であるにもかかわらず、連日、朝の最低気温は15~18℃程度まで低下しており、「避暑地としての矜持」をしっかりと保っているのだ。
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土曜日は、久し振りに富士見町の公式HPの各種ディスクロージャーやRESAS(地域経済分析システム)等で、富士見町や八ヶ岳周辺エリアの人口動態や財政状態等を丹念にチェック。
町のHPでは、富士見町のデジタルマップに加えて、富士見高原創造の森(八ヶ岳スカイビュー)観光デジタルマップが新たにローンチされた事を知った。
「創造の森」の重要な構成要素である彫刻群の作者やその特徴をデジタルマップ上のアイコンをクリックすれば確認できるものだ。

う~ん、これってお洒落だね!
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ついでに、数日前にアップデートされたばかりの「熊出没マップ」「猿出没マップ」も確認。

私が、ツキノワグマ以上に警戒している「ニホンザル」の生息標高を高める動きは、「八ヶ岳西麓広域農道(所謂、エコーライン)」の攻防ライン(標高1,000~1,100m)から大きな変化はなさそうだ。

当面は、鹿軍団との対ホスタさん防衛戦が私の「対自然動物の主戦場」となりそうだ。
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デュアル・ライフ族は、田舎側の拠点に商業施設や移住者が増えて(結果として人口増加)、さらには観光客で賑わうことを「歓迎」するタイプと「忌避」するタイプに2分されるように思う。
これは個々人の考え方なので「正解」のようなものはない。
ちなみに、私は典型的な「後者」だ。
森に守られた静かな暮らしを望んで八ヶ岳に拠点を設けたのに、周辺の無軌道な開発が進んで、住環境が変貌、騒がしくなったのでは意味がない。
それに、今回、次男のために八ヶ岳界隈での土地探しをした際に、東京の不動産業者さんとの遣り取り(情報交換)で、この地にも中国を中心とした「外国資本」が徐々に(着実に)進出(侵入)して来ていることを知った。
外国資本による無軌道・無節操(場合によっては規制無視)な乱開発は、全国各地で問題となっており、それが八ヶ岳エリアにも及ぶリスクがあることがわかり、正直、慄然とした。
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勿論、人口がどんどん減って、社会インフラの維持すら覚束なくなるのは困るが、富士見町の世帯数は2015年を底に増加基調にあり、2024年までに9.4%増加した。
人口も14,000人を割り込んだところで底打ちしたようだ。
少なくとも、人口動態的には、極端に「縮む町」ではない。

26年前、第2の拠点探しをする際にとても重視した「地方財政」の状況についても、最新統計(2023年度)の財政力指数は「0.52」と、当時、私が「個人的下限目安」とした0.50以上の水準をしっかりとキープしている。
「1.52」と全国有数の高水準を誇る「軽井沢町」の足元にも呼ばないが、長野県の77市町村中の第20位というポジションは、まあ悪くはない。
富士見町の「財政規律」がしっかりとワークしているのが確認できて、ホッとした。
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オフィスから車で10分の富士見の中心部に出れば、富士見高原病院というデュアル・ライフ緊急時の頼りになる存在がある。
町の規模からすれば十二分と思われるJAと西友の2つのスーパーがあり、主だった行政施設もこのエリアに集中している。
西友の対面では、現在、大手ドラッグストアの建物が建設中だ。
「生活の利便性」という観点からは、何の不満もない住環境が整っており、これ以上、観光客目当ての施設の類は、個人的には、増えて欲しくないと願っている。
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幸いな事に「鉢巻道路」沿いには、厳格な開発規制が課された「グリーンベルト帯」が設けられており、その結果、無軌道に商業施設が増える懸念はない。
そして、このグリーンベルト帯が、春は桜、秋は楓を中心とした紅葉が美しく、私と社主さまの八ヶ岳ライフの大きな楽しみのひとつとなっているのだ。
さらには、鉢巻道路の主要部分については、現在、長野県によって「歩道を含めた道路整備」が進められており、工事が着々と進行中だ(https://triglav-research.com/?p=42577)。
そういった意味では、私達にとって「八ヶ岳ライフの龍脈」とも言い得る「鉢巻道路」の周辺環境は、むしろ良い方向へと向かっていると言えるだろう。
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だが、前々から私にはひとつだけ気になる「リスクファクター」があった。
これまでは、このリスクを認識した上で「受動的対応」に終始していたのだが、今年の2月に、自覚症状なき副鼻腔炎の治療で、生まれ初めて手術&入院してからは、何故かちょっと「世界観」が変わってきた。
攻撃は最大の防御!
そう、やっぱり受け身ではなく、「リスクの芽は早めに摘み取ってしまうのが最善」なんだよね…
— One Life, Live It !
