今年の5月に調査・分析を生業として丸35年となった。当然であるが、現在は36年目に突入している。
この仕事の推進力は「好奇心」「探究心」そして「向上心」の3つの柱から成り立っている。
この内のどれか欠けた時点で、仕事からはお洒落に身を退こうと、随分と前(おそらく25年程前)から決めていた。
そうなれば、我が社もスパッと解散・清算するつもりでいる。
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この事業継続のための「3つの柱」は、定期的にメインテナンスを実施し、傾き・歪み・腐蝕等がないかをチェックしなければならない。
我が社(家)の社主さま(家内)との、日帰り~3泊4日程度までの国内旅行(かなり頻繁、かつ平日)は、そのための「癒しと挑戦の場」なのである。
今週の月曜から水曜日(昨日)までの、2泊3日の岐阜トリップは、正に、その典型。
通常は、ドライブがてら「温泉」「道の駅」「花」、そして「グルメ(私としては優先順位は低い)」を楽しむ旅となるのだが、今回は「特別トライアル」が3つあった。
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ひとつは、7月3日に納車された社長車「おとちゃん」のテストドライブである。
そのため、敢えて高速道路の使用は避けて、帰路の「安房峠」を筆頭に、山間路を一般道走行することに徹した。
チェックポイントは、Lexus自慢の「安全性能」、「悪路走破性(特に快適性)」そして「燃費」である。
いつもであれば、私よりも自動車の運転が得意(好きな)な社主さまが、行程の半分位を運転するのだが、今回は、私がすべて運転。
結果は、安全性能には「良い意味での驚愕」。おとちゃん、君はなんてお利口なの 😀
悪路走破性は、あくまでも「私のドライバー感覚」ではあるが、最強のオフロード車と言い得る前々愛車のランクル、前愛車のD4に「引けを取らない」と感じた。
兎に角、乗っていて、振動や衝撃が小さく「快適」なのである。
ランクルやD4と違って、おとちゃんはエアサスではないんだけれどね…
さすが、初めて「OVERTRAIL」の称号を付されただけの事はあるなと感じた。
林道走行で、車高15mmのアップとオールテレーンタイヤ装着の効果を体感。
それに私が思っていたよりも、ボディー剛性が強い車であることがわかった。
あとは冬場の雪道での走行性能がポイントだな…
そして何よりも驚いたのが「燃費」である。
当然ながら、八ヶ岳オフィスを出発する際に走行距離と燃費計測をリセット。
総走行距離は 667.7kmであったのだが、この内、高速道路走行は、帰路の松本IC~諏訪ICの約37kmのみ。
一般道走行比率94%で表示された燃費は「平均 19.6km」で (°0°) えっ、本当なの?
おとちゃんは、ランクルやD4と同じ、ハイオク専用(推奨)車である事が玉に瑕だ。
それでもD4と比較すれば、一般道走行で「約3倍の低(好)燃費」、ランクル(100)だったら、4倍近いんじゃないかな…
「車の進化」にピックリする良い体験となった。
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ふたつめが「ダムを巡る旅」のトライアルである。
私は、6月初旬に訪れた髙遠で、偶然に遭遇した「美和ダム 土砂バイパストンネル放流(https://triglav-research.com/?p=50171)」にすっかり魅了されてしまった。
その後は、YouTubeで「ダムマニア」の動画を毎日のように視聴し「深遠なるダムの世界」に引きずり込まれつつあった。
何かを本気でやると決めた際には ①徹底的な事前調査 ②必要十分な初期投資の実行 ③綿密な遂行プラン構築 が私の「嗜み」である。
①は、既に終えているので、これを ②⇒③と、さらに進めるか否かの「トライアル的ダム訪問」を企画したのである。
結果は、「ダムの強烈なお持てなし」を受けてしまって「メロメロ状態」。
最初に表敬した「美和ダム」では、今回も迫力ある「土砂吐き」に遭遇。
次に訪れた「丸山ダム」は、豪快に放流中(https://triglav-research.com/?p=50940)。
やがては「新丸山ダム」に飲み込まれる運命のこのダムに「老いの美学」を感じたな…
また、その後に訪れた「阿木川ダム」や「御母衣ダム」では「ロックフィルダム」の「厳しさと優しさの混在した偉容(異容)」に魅了されたな…
トライアルの結果は「おとちゃんで巡るダムの旅(仮称)」への正式 Goサインである。
早速、ダム撮影用機材等、必要な初期投資を実行することにした。
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3つめが、Marriotto が 我が国でも2021年から展開する「Fairfield」での宿泊であった。
Marriotto Bonvoyの会員である私は、かねてから、Marriottが、全国各地の「道の駅(温泉付き)」と連携して展開するあの運営スタイルに大きな興味があった。
だが、コロナ禍等もあり、なかなか利用できない状況が続いていた。
幸い、岐阜には4つの施設があり、今回は1泊目に「岐阜清流里山公園」、2泊目「岐阜高山白川郷」に宿泊したのである。
元々、道の駅と温泉が大好きな私達にとって「ニーズにドンピシャ」な運営スタイル。
2泊共に、道の駅に併設された温泉が最高だったな…
現在、Marriotto が国内に展開している Fairfieldホテルの数は「29」。
おそらく、さらに増えるんじゃないかな?
これまで、国内旅行の場合は、保有しているリゾート会員権の施設やエアライン系のホテルを利用するのがほとんどだった。
だが、ドライブ旅行には、Fairfield が、ピッタリだと感じたね!
勿論、いつもと同様、道の駅巡りやグルメも楽しんだのは言うまでもない。
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感心したのは、ダムと Fairfield には、ファン作り(ファンを逃がさない)の仕組みが、しっかりと工夫されていた事だな。
これについては、別の機会に配信しようと思う。
こんな感じで「おとちゃん 爆走 667.7kmの旅」は、とっても実り多きものであった!