我が社を設立した2013年以来、毎年3月は我が社(家)の「減災・避災月間」である。
元々は「防災月間」としていたのだが、巨大地震やスーパー台風などの自然災害を「防ぐ」なんてのは不可能だ。
そもそも、そんな言葉を使うのが「人間の驕り」だと思う。
そんなわけで、今年から「災害被害を減じる」とか「災害を避ける」という意味で、表現を変える事に決めた。
本音では、何らかの方法で「災害から事前に逃げる『逃災』」を目指したいと考えているのだが、有効な方法を確立できないでいる。
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我が社の自然災害に対する基本方針は「知って、備えて、逃げて、そして、祈る」である。
3月は、この内「知る」と「備える」の強化月間なのだ。
「知る」に関しては、従来は、NHKスペシャルの「MEGAQUAKE」「MEGA DISASTER」そして「MEGA CRISIS」の再視聴が中心であった。
残念なことに、U-NEXTで視聴可能な3メガ(銀行じゃないよ)系のプログラムは、年々、減り続けている。
だが、どういうわけか、東日本大震災のリスクを無気味な位に見事に予見していたとされる2010年1月~3月に放送された「MEGAQUAKE」の第1シーズンはすべてが視聴できるのだ。
これを皮切りに、今年は3月11日までに、大地震関係の他のNHKスペシャルを「体感 首都直下地震(含むドラマ パラレル東京)」⇒「南海トラフ巨大地震」⇒ 「映像記録 関東大震災(帝都壊滅の3日間)」という順番で視聴を終える予定。
そして3月12日以降は「原発危機」関連のNHKスペシャルや映画・ドラマ等を視聴する計画を立てた。
やっぱり「災害の恐ろしさ」は、映像で学ぶのが一番だと思う。
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そして「備える」に関しては、食料品や生活必需品の備蓄、防災関連グッズのチェックを行う。
この所、私の生まれ故郷である房総(暴走とか某騒とも書く)半島沖で続く「スロースリップ地震」が、とっても嫌な感じだ。
日に日に心のザワザワ感が高まりつつある。昨年のこの時期と続いて2年連続なんてのは、初めての経験だ。
また、大地震ではなく「金融危機」が起こるのかな(https://triglav-research.com/?p=43825)?
食料品や生活必需品の内、飲料水以外は社主さまの担当で、彼女は、ここ数日、賞味期限等を確認しつつ、備蓄日数の増加に動いている。
飲料水に関しては私の担当で、先週半ばにさらに37.2リットル備蓄を増やすためにオーダーした水が今日の昼前に届いた。
防災関連グッズについては、既にかなり充実させた上で、新百合が丘自宅、八ヶ岳本宅&オフィス、さらには社用車D4に常備している。
何か足らないものは無いかな?
そう言えば、能登半島地震の際には、ラジオに加えてワンセグの情報が重宝したなんてニュース報道を見たな。
ラジオに関しては、自宅、オフィス、D4に手回し充電方式も使えるタイプを常備している。
だが、ワンセグなんて機能、もう Androidスマホでも搭載しているものは、ほとんど無いだろう。
これは「盲点」だった。
そんなわけで、早速、防災用手回し他3電源対応のワンセグTVラジオを購入することにした。
てっきり、中華製だと思ったら、なんと国産であの Kenko Tokina(ケンコー トキナー) 製。
ああっ、あの会社まだ頑張っているんだ… ちょっと嬉しかった。
商品が届くのが楽しみだな!
今日は、自宅庭の埋設型防災関連グッズ収蔵庫のチェックもしよう!
おっと、自宅のロックガーデンではクリスマスローズが満開じゃないか。
ふと、TVドラマ「日本沈没(昭和版)」主題歌のフレーズが頭に浮かんだ。
「花は咲く春が来れば 地の果て 続く限り…」
「地の果てが続く」なんてのは、所詮は幻想に過ぎない。
臆病で慎重な私のモットーの一つは「居安思危 思則有備 有備無患」なのだ!