我が八ヶ岳デュアル・ライフは、今年で25年目を迎えた。
最近、本当に八ヶ岳の自然環境が変わったなと感じるのは「真夏」と現在のような「真冬(厳冬期)」である。
デュアル・ライフを始めた2000年頃は、真夏の外気温が30℃を上回るような事はなかった。
だが、一昨年は2回、昨年は1回だが、日中の最高気温が30℃を超えた。
「真夏でもエアコン無しで快適に過ごせる事」が、八ヶ岳ライフにおける「絶対に譲れない条件」である。
それに、まだわずかではあるが、綻びが生じつつある事を実感する。
一方、厳冬期の寒さも間違いなく緩みつつある。
八ヶ岳ライフを始めた頃は、最低気温がマイナス20℃程度を記録する事が度々あったのだが、ここ数年に関してはそんな記憶が(記録も)ない。
今年のこれまでの最低気温はマイナス10.2℃。マイナス10℃を下回ったのは1回だけである。
かつての八ヶ岳であれば、1月中旬から2月に掛けての「最低気温の平熱」のような感じである。
昨年はどうだったかな?
過去1ヵ月の外気温推移(上左グラフ)と昨年1月の推移(上右グラフ)を比較してみた。
昨年の最低気温もマイナス14.6℃(1月25日に記録し、これが年間の最低気温となった)と大したことはなかったのだが、今年はそれをさらに上回るペースで「温暖化」が進んでいる。
何よりも驚かされるのは、平均気温が、昨年のマイナス1.8℃に対して、今年はマイナス0.7℃と1.1℃も高い事だ。
地球の発熱もここまで来たのか…
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さらに驚いたのは「今朝」の敷地内の光景である。
オフィスのブラインドを開いたら、窓の外が「冬霧」に覆われていたのだ。
春や秋の霧は珍しくはないのだが、真冬、それも「1月の霧」はちょっと記憶になかった。
確か、3~4年前に3月初旬に濃い霧が立ちこめてビックリした事があったかな?
敷地内には雪はまったく無いし、野鳥さんレストラン2号店「スゴン」の近くに置いた2つの「バードバス」の水も、昨日から凍っていない。
こうなるともう「八ヶ岳の冬」とは思えないな…
特に根拠はないけれど、太平洋岸、特に関東周辺でちょっと大きめの地震でも起こりそうな予感がした。
でも、自然災害に対しては、所詮、人間は無力である。
弊社(私)の自然災害危機対応の基本方針である「知って、備えて、逃げて、そして、祈る(4本の柱)」を貫くしかない(https://triglav-research.com/?p=23577)。
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「祈る」と言えば、昨日は社主さまから「身曾岐神社に初詣したいの。」とのリクエストがあった。
私は既に羽子板のお守り(お札)を授かるために、身曾岐神社への初詣を終えていた(https://triglav-research.com/?p=48118)が、ランチを兼ねて小淵沢方面に出掛ける事にした。
八ヶ岳界隈での外食に関しては、既に「お気に入りのお店の固定化」が済んでいる私達だが、稀に「新規開拓」する事もある。
今回は、スープカレーが美味しいという評判の「わくわく堂」さんに決定。
社主さまが通うテニスコートの近くにあるお店で、2021年6月の開店(営業開始)。
カレーのお気に入りのお店は、諏訪や茅野に数店あるが、「スープカレーのお気に入り」となると八ヶ岳界隈ではこれまで無かったのだ。
私も社主さまも「ザンギスープカレー」をオーダー。
ああっ、また「八ヶ岳界隈のお気に入りの飲食店」がひとつ増えちゃったな…
まっ、イイか。スープカレージャンルでは、初のお気に入りリスト入りだものな!
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スープカレーランチを堪能した後は、社主さまのご要望である「身曾岐神社」に、私は今年2回目となる参拝。
私は「能舞台」をじっくりと観察。
すると能舞台の池の鯉が集まってきた。
私が移動すると、ずっと後を付いてきた。
ああっ、明らかに「餌」の催促だな。
「ごめんね! 動物への給餌は、野鳥とリスに限定する主義なんだ。」と詫びながら、池を離れた。
「チッ、ケチ臭いオッサンだな。」という鯉達の悪態が聞こえたような気がした。
まあ何にせよ、早今年2回目の身曾岐神社参拝で、自然災害対応の基本である「第4の柱 祈る」がポイントアップしたのは間違いない。
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スープカレーに(太った)池の鯉か…
幸いな事に、我が八ヶ岳ライフは「平穏な日々」が続いている。