今日は二十四節気で言うところの「大寒」である。
さすがに八ヶ岳ライフにおける「初XXX」遊びもネタが尽きてくる頃だ。
「初」と言えば、滅多に「夢」を見ない(正確には見た事を覚えていない)私の今年の「初夢」は1月11日の朝だった。
あまりにもリアルであった事に加え、登場人物がインパクトのあり過ぎるペアであったため、ずっと頭から離れないでいた。
超リアルという意味では、火球が磐座に激突する夢(https://triglav-research.com/?p=36841)以来、約2年ぶり。
そして、登場人物が「土偶さん達」であったという点では、2022年8月(https://triglav-research.com/?p=33769)から実に1年5ヵ月の時が経過していた。
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場面は、今年の元日。
久し振りに新百合ヶ丘の自宅に3人の息子とそのお嫁さん達が集い、食事を楽しんだ後だった。
三男が長男と次男の夫婦を駅に送り、ちょっと落ち着いたなと思った場面で、リビングのインターフォンが鳴った。⇒ ここから夢
珈琲を淹れていた社主さまが「お友達が来たと思うので、迎えに出て」というので、1Fのエントランスへと下りてドアを開けたら、訪問客が2名。
なんと尖石が誇る二大国宝土偶「縄文のビーナス」さまと「仮面の女神」さま(共に人間大)であった。
オイオイ、社主さま(家内)は、いつからビーナスさま達と友達になっていたんだ?
よくわからないまま2Fのダイニングに案内すると、ごく自然に3人(ビーナスさま・女神さま・社主さま)で食事と会話を楽しみ始めた。
ダイニングテーブルの上に並んでいたのは。ついさっきまで息子達と味わっていたおせち料理であった(なんで減っていないのかな?)
私は3人の会話に入って行く事が出来ず、リビングのソファから3人の様子を眺めるのみ。
よく見ると、土偶さん達の表情はそのままで、口は動いていなかった。
どうして口を動かしていないのに、会話したり、飲んだり食べたり出来るのかな?
そう不思議に思った事を妙にリアルに覚えている。
とてもほのぼのとした雰囲気が漂っていたのだが、何故か切っ掛けがなくて、私は会話に加わる事が出来なかった。
そうこうしている内に、縄文のビーナスさまが「この海老は本当に新鮮で美味しいわ!」と言った。
するとすぐに仮面の女神さまが「私はこっちのホタテの方が好きかしら…。北海道産?」と社主さまに尋ねた。
やったね! 会話にジョインするチャンスだ。
私はすぐに「その海老とホタテは私が取り寄せたんですよ。」と言った。
縄文のビーナスさまと仮面の女神さまが私の方に顔を向けたところで、目が覚めた。
う~ん、それにしても臨場感がある夢だったな…
とっても「縁起の良い夢」に思えたので、まだ出社前であった社主さまにも、しっかりと報告した。
「私も久し振りに土偶ちゃん達に会いに行こうかしら…」という言葉が返ってきた。
まるで、国宝土偶さん達が「あなたの嫁も随分とご無沙汰なので尖石に連れていらっしゃい。」と催促したかのような夢であった。
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気になる夢を見た時は、何らかの対応行動を起こすのが私の嗜みである。
そんなわけで、初夢から8日後になったが、昨日の午前中に社主さまと「尖石縄文考古館」を訪れた。
勿論、二大国宝土偶さまにご対面するためである。むしろ「お参り」と言うべきかな?
「初夢詣」なんて言葉もお洒落だな。
尖石を訪れる度に感じるのは、二大国宝土偶さまが発する圧倒的なパワーである。
社主さまも「やっぱりこの子達には時々会いに来なくちゃならないわ!」と呟いていたな…
うん、これで今回の八ヶ岳滞在中に、プライベートでやるべき事はすべて終えたな。
とっても清々しい気分で尖石を後にした。
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今日の八ヶ岳はお昼前からパラパラと雪が降り始めた。
午後4時頃からは、ちょっと本降りになってきて積雪量は2cm程になった。
私の今年の冬の八ヶ岳滞在中では、最大の積雪量である。
本宅に行くと、薪ストーブの火が赤々と燃えていた。
「八ヶ岳の冬」は、やはりこうでなくっちゃ…