近くて遠い町だ(町田)と妻の秘密

明日の地方出張を前に、今日は朝から自宅書斎でデスクワーク。

午後4時に「町田」で所用があったので、社主さまの運転でギアちゃんで町田駅に近い目的地に向かった。

「町田駅」は、小田急下り方面快速急行の新百合ヶ丘の次の停車駅。

快速急行乗車時間9分で行く事の出来る「近い町(街)」である。

そして「なぜか東京都」

「まほろ駅前」シリーズのモデルと言われている町であり、東京都なのに「神奈川中央交通(神奈中)」のバスが運行しているらしい。

これって「都市伝説」なのかな?

新百合ヶ丘で暮らしてもう丸27年以上になるのだが、私は「町田駅」の周辺を訪れたことは、ほんの数回しかない。

ヨドバシカメラに2~3回行った記憶がある位だ。

一方の社主さまは短大生時代に町田でバイトをしていたそうなので「勝手知ったる地」のようだ。

所用を40分程で終えて、駐車場に向かおうとしたら「見慣れたバス」にいきなり遭遇。

「神奈中」のバスだった。

所用を終えて町田駅近くの駐車場に向けて歩き始めたら、いきなり見慣れた「神奈中バス」に遭遇。都市伝説ではなく、本当に「町田」は東京なのに「神奈中」が運行しているんだ(°0°)

ああっ、本当に町田で運行しているんだな…

妙に感動した。

だが、駐車場まで数分歩いている間に「この町は私とは何となく合わないな…」という思いが芽生えてきた。

全国各地を講演で訪問していると「何となく好きな(合う)土地」と「そうでない土地」は、すぐにわかる。

理屈とか関係なしに、ただ「感覚」のレベルなのだが、「町田」の場合は、それが結構強かった。

おそらく「町田」が私を拒絶しているのかもしれない。

「近くて遠い町だ(町田)な…」という言葉を残して、早々に撤収することにした。

自宅への帰路で、ちょっと早めに夕食を済ませてしまう事にした。

私は「とんかつ」が食べたい気分だったのだが、お気に入りのお店は「月曜定休」だった。

社主さまにオススメの店はないかと尋ねると、美味しいインド料理(カレー)のお店があるという。

自宅から車で10分も要しない場所であったが、私のまったく知らないお店だった。

「あなたとも行ったことがあるはずよ!」と社主さまは主張したが、記憶にまったく無かった。

お店に到着して確信したのだが、やっぱり全然知らなかった。

お店の入り口の前まで来ても、まったくこれまで訪れた記憶はなかった。100%初めて来たお店だった!
お店の名前は「New Mezbaan(ニュー メズバーン)」。この地(稲城)で2006年から営業しているとのこと。
店内はスッキリとした佇まい。ディナータイムには時間が早かったため混雑はなく快適だった。

お店の名前は「New Mezbaan」

社主さまは、息子達やお友達とランチを何回も楽しんだことがあるらしい。

そんな事、初耳だった。

諏訪・茅野界隈には、私と社主さまお気に入りのカレーのお店が3店ある。

一方、自宅界隈では、これまでカレーのお気に入りの店はなかった。

私は「タンドリーミックスセット」、社主さまは「レディースセット」をオーダー。

諏訪・茅野界隈のお気に入り店のレベルには及ばないだろうなと思っていたのだが、美味しくて (°0°)

まずは「ナンの巨大さ」に圧倒された。
私がオーダーしたセットメニューは好きなカレーを選ぶことができた。「辛口のチキンカレー」を選んだのだが、妙な癖がなく日本人好みのインドカレーという感じだった。本当に美味しかった。
タンドリーチキンとシークカバブも絶品でした(^_^)v

自宅近くでこんなに美味しいインドカレーを食べることが出来るなんて、私は全然知らなかったぞ!

ちなみに開店したのは2006年。

スタッフ5名は皆さん「インド」の方のようです。日本語がお上手で、とても良い感じでした。

我が身の「無知なる期間」の長さを悔いた。

と同時に、社主さまは、なぜ今日までこのお店のことを教えてくれなかったのかについて「疑念」を抱いた。

何となく「妻の秘密」を垣間見てしまった気分だな…

 

by『八ヶ岳稿房主』