禁断症状「焚き火」が恋しい…

新百合ヶ丘自宅周辺は、午後5時を過ぎると「たそがれ時」という表現が相応しい季節になってきた。

今日の日の入り時刻は、自宅(川崎市麻生区)が17時6分、八ヶ岳オフィス(諏訪郡富士見町)が17時11分と、実際には5分程早いだけだ。

だが、八ヶ岳西麓で生活した経験がある人だったらわかると思うが、実際には「山の1日(明るい時間帯)」はとても長く感じる。

体感的には、30分~40分位は「日が長い」ように思えるのだ。

「山の暮らしに西日は宝物」という言葉の大切さを、特に感じるのが、秋から冬にかけてのこの時期なのである。

午後5時を過ぎてから、八ヶ岳の庭や枕木テラスの様子をライブカメラで確認。

まだまだオフィス周辺は十分に明るくて「たそがれ時」という雰囲気とは程遠かった。

例年、オフィスウッドデッキから見下ろせる位置にある広葉樹の中では、最も早く葉が色付き始める「ブナ」も思った程には紅葉が進んでいない。

今日の午後5時過ぎの八ヶ岳の庭は、自宅と違ってまだ薄暗さは微塵もない。それにしても紅葉がまったく進んでいないな…

あれっ? 10月初旬には、外気温が早々と8℃を割り込んだので、今年は紅葉が早く進むと予想していたんだがな…

この1週間の八ヶ岳の外気温と室内気温の推移を確認して理由がわかった。

オフィス周辺の紅葉が思っていたよりも進んでいない理由は「暖冬」にあるようだ。今日の午後5時過ぎのオフィスの外気温も室内気温も22℃弱だった。これじゃあ広葉樹も戸惑うだろうな…

ナルホド、また暖かい日が続いていたんだな!

今日の午後5時過ぎの外気温も室内気温も共に22℃弱。

これじゃあ、紅葉が足踏みするはずだ。

「紅葉の名所」となりつつある鉢巻道路周辺の紅葉の状況はわからないが、何となく今年は例年よりもペースが遅いような気がする。

念のため一昨年の11月1日と昨年11月2日に撮影した写真で、八ヶ岳オフィスから車で2~3分の場所にある「ヨドバシカメラ研修センター」の過去の紅葉の様子を確認してみた。

こちらが一昨年(2020年)11月1日にヨドバシカメラ研修センターの駐車場で撮影した写真。
これは同じくヨドバシカメラ研修センターの昨年(2021年)11月2日に撮影した写真。

う~ん、今年もあと2週間で、これ程に美しい紅葉が楽しめるようになるのだろうか?

数日後には八ヶ岳オフィスに出社する予定だが、このペースだと次回の八ヶ岳滞在中に「深まる秋」をじっくりと堪能できるかもしれないな…

「枕木テラス」では、「焚き火台」と「BBQ台」の2台の「元鉄ちん(スチールホイール)ペア」がしっかりとお留守番をしていた。

枕木テラスの上では「焚き火台」と「BBQ台」の「鉄ちんペア」が私の出社を待ち侘びているように見えた。

私は厳冬期を除けば「焚き火」を楽しむのが「八ヶ岳ライフ」の嗜みとなっている。

前回滞在中に最後に焚き火を楽しんだのは、10月3日だったかな?

だとすると、今日でほぼ2週間、焚き火から遠ざかっていることになる。

薪ストーブ(社主さま所管)の火も悪くはないが、私は枕木テラスで楽しむ「焚き火(私所管)」の方がやっぱり好きだ!

ああっ、焚き火が本当に恋しいな…

ふと「うるちゃん」を持つ手が震えていることに気が付いた。

マズいな、これが「禁断症状」というやつか?

覚醒剤を射ったことも、売ったこともないけれど、よくテレビドラマとかで、禁断症状で注射器を持つ手が震えるシーンがあるよな…

「焚き火」でも同じような症状が現れるのだろうか?

慌てて、うるちゃんに保存してある「八ヶ岳での焚き火」の動画を眺めた。

幸い、2~3本観ている内に、手の震えは止まった。良かった。

常に焚き火動画を「薬」のように持ち歩かねばならない体質になってしまったのだろうか?

だが、冷静に考えたら、プランクトレーニングで初めて「2分間コース」にチャレンジした直後であった。

 

by『八ヶ岳稿房主』