「自分のやりたい仕事を自分のやりたい方法で楽しむ!」— 2013年1月に我が社を開業した際の目的だった。
「自分のやりたい方法」の中には、当然ながら「自分の意に沿った(自由な)スケジューリング」も含まれている。
今年の「仕事納め」は、10月下旬に「12月24日」にすると決定。
理由は、次男家族が26日に上海から、年末休暇で帰国するからだ。
初孫S君が我が家に滞在するのに、年末にバタバタ仕事するなんて、お洒落じゃないよね!
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そんなわけで、12月10日からの2週間は「高速回転の日々」とする事にした。
12日早朝に、社主さまと八ヶ岳オフィスを発って、自宅に戻った。
私の「帰宅」のメインの目的は、第二種電気工事士試験の技能試験の受験。
12月第2週は「技能試験対策の週」と位置付けて、13種類の公開問題の第2巡目の実地作業に専念。

40分の試験時間に対して、週後半には、30分前後で作業を終えることが出来るようになった。
うん、準備万端だね!
自信を持って、専修大学生田キャンパスの試験会場に向かったのであった。
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まずは、受験者の多さに(°0°)
続いて、受験者の年齢層の若さに驚愕。
かなり大きな教室での受験となったが、受験者の平均年齢はどう見ても20歳台の前半。
狩猟試験と同様、私は「最高齢層の少数受験者(要は『珍種』)である事が明白だった。
まあ、64歳なんだから、当然だよね…
さらに意外であったのは「女性受験者」の多さ。
私の席の左も右前も右後も、20歳代前半らしき女性であった。
電気工事士資格って、女性にも人気なんだね!
これからさらにAIの進化が続けば、「(リアルに動かすという意味で)手に職のある人達の時代」が到来するに違いない。
「この若者達は、きっと先見性があるんだな…」なんて考えながら、試験開始。
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出題された課題は、得意でも苦手でもないといった感じの問題だった。
試験日の2日前に、組み立て作業した際には、33分程で完成して、施工ミスもなく、自己採点は「合格」だった。
「まあ、これなら問題ないだろう。」と余裕の気分で作業開始。
複線図をすすっと書いて、すべての組み立て作業が終わったのは、試験終了8分程前だった。
その後、配線エラーやネジの弛み等がないかを丹念にチェック。
見映えの良いように作品の形を整え終わったのが、試験終了の3~4分前だったかな?
う~ん、我ながら美しい出来映えだな… この時点で、合格を確信。
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だが、事態が急変したのは、試験終了の1分程前。
何気なくリングスリーブの刻印を見ていたら、1箇所「小」と刻印すべきなのに「○」となっていた箇所があることに気が付いた。
しまった~ (>_<) よりによって、本番でミスっちゃったよ~ 😭
すぐに、複線図を練習とは異なった配線色の組み合わせで、わざわざ描いたことを思い出した。
手は色で覚えていて作業しちゃったんだな…
もう、作業をやり直す時間はなかった。
我が家の家訓「散り際は美しく」に従って、美しい不合格作品をそのまま残して、会場を後にした。
正に「油断」。これが「技能試験の怖さ」だと思い知った。
リングスリーブの刻印を1箇所ミスっただけで、即不合格なのである。
やっちまったよ~😭😭
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社主さまがギアちゃんで迎えに来る場所まで、5~6分歩いた。
さすがに、ちょっと落ち込んだね…
迎えに来た社主さまに、「一発不合格のミスしちゃったよ~」とすぐに結果報告。
「あらっ、あなたにしては珍しいわね。でも、電機屋さんの息子じゃないから別にいいじゃない。」との慰め言葉。
何なのそれ??
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聞けば、ギアちゃんの脇に、ちょっと前まで、いかにも電気工事業者さんの車と思えるハイエースが停まっていたとの事。
その車から、お父さんらしき人が、試験終了の時刻頃から外に出て、落ち着かない様子で立っていたらしい。
すると、私が戻る少し前に息子さん(跡継ぎなんだろうね)らしき若者が戻って来たそうだ。
どうやら、試験の出来が良かったようで、二人してにこやかにハイエースに乗り込んだとの事。
息子さん、稼業を継ぐというプレッシャーの中で、きっと試験に臨んだんだろうな。
私は失敗したけど、その息子さんは合格しているとイイね!
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「あなたは、狩猟免許もそうだけど、所詮は、趣味の資格試験チャレンジでしょ。ここ数日、配線作業するのを見ていたら、とっても楽しそうだったから、それでいいんじゃない。」
うん、そりゃそうだ😊

これにて、試験のミスから、完全に立ち直った。
終わってしまったことを悔やんでも意味ないもんね!
次の技能試験は来年7月下旬。

学科試験は免除されるので、本決算の分析シーズンが終わる6月中旬から準備することに決めた。

それにしても、我が嫁は、私のサラッとした性格と慰め方を完璧にわかっているね!
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試験終了から2時間もせずに、私単独で八ヶ岳オフィスに出社。
長野で対応せねばならない所用があるためだ。
出社して、すぐに、新たな講演資料の作成に着手。
昨日からは、金融誌のゲラチェック作業もスタートし、決算分析作業も本当の意味で、締め括り局面を迎えた。
この後、明後日には年末恒例の「人間ドック受診」。

その翌日からは、社主さまと1泊2日の「箱根小旅行」。旅行から戻った後は、22日に東京で3件の講演。
23日、24日にはオンライン講演とプライベートな案件の混合対応日だ~
正に「師走」だね!
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こんな中でも「鹿の湯通い」だけは、しっかりと欠かさないのが「私の流儀」。


この時期、温泉通いの後に、富士見高原スキー場が、12月20日のオープン予定日までに、どう育っていくかを見るのも楽しみなのだ。

こんな感じの「高速回転の日々」。
でも、楽しみはどこにでもあるんだよ!
さあ来年は、第二種電気工事士技能試験のリターンマッチの他に、どんな勉強にチャレンジしようかな…
— One Life, Live It !
