おとちゃんで巡るダムの旅(プレシーズン・キックオフ)— 宮ヶ瀬&石小屋ダム

今週の月曜日の午後4時過ぎに八ヶ岳オフィスを撤収。

朝から丸1日を自宅で過ごすのは今日で4日目だ。

5月のデジタル・デトックスを切っ掛けとした「ギアを一速シフトダウンさせたようなライフスタイル」は、先月の社主さまの手首骨折をカタリストに、完全に定着したように思う。

だからと言って、「何となく」とか「無為」に過ごすというのは、まったく性に合わない。

それに「平和ボケした飽食の時代」は、おそらく、そう遠くない将来に終わるだろうと想定している。

兎に角、できる事は先送りせずに、サッサと片付けてしまうのが賢明なのだ。

そして、1日1日を思いっ切り楽しむのがイチバン!

そんなわけで、10日から12日までの3日間は、プライベートでは身体と愛車のメインテナンス、ビジネスでは対面講演とお客様との会食など、自分でも感心するくらいに予定をビッシリと組んで、着実にこなした。

まあ、どれも楽しくて、本当に良い3日間だったな…

だが、なぜか「まだまだ出来るだけ八ヶ岳で過ごした方がイイよ」という心の囁きは消えない。

やっぱり、明日の早朝には八ヶ岳オフィスに出社することに決めた。
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その前に、どうしても自宅で済ませておきたい事があった。

「ダムを巡る旅」プレシーズンの開始である。

本来は、8月19日の美和&小渋ダムをキックオフとする予定だったのだが、社主さまの手首骨折で急遽予定をキャンセル。

それ以来、ダム関連の予定はすべて凍結していたのである。

今回、新たにキックオフの対象を自宅から車で1時間半弱の場所にある相模原市の「宮ヶ瀬ダム」とその副ダムである「石小屋ダム」に設定。

朝の8時過ぎにおとちゃんで社主さまと自宅を発って、午後2時に戻るという約6時間のドライブを楽しんできた。

【八ヶ岳オフィスDIY奮戦記】【縄文土偶探訪記】【三十三番土偶札所巡り】に次ぐシリーズの正式名称は【おとちゃんで巡るダムの旅】に決定。

メインの目的は、勿論、ダムの見学であるが ①可能な限り放流にも立ち会って鑑賞(感動)する ②ダムカードを収集する ③ダムカレーを味わう という3つのサブ目的も設定したのである。
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実際に、宮ヶ瀬ダムと石小屋ダムに滞在した時間は1時間半程だったが、いや~、本当に楽しかったな!

今日は、偶然だったのだが「第2金曜日」で「観光放流の日」。

ダムって構造物は美しいよね。私が大嫌いな高層ビルは、自己顕示欲が強くて覇を競うって感じだけど、ダムは寡黙で水の圧力に耐えている「修験者」の雰囲気だね!
観光放流が始まると、また雰囲気が変わるな~ ダムって、本当に面白いね!

午前11時から6分間の放流を堪能できた。

宮ヶ瀬ダムの非常用洪水吐(クレストゲート)は凛として美しい!

勿論、ダムカードもゲット。

ダムカードは仕様が共通化されていて、さらに裏側にダムの解説があるのがお洒落だね! これは縄文土器や土偶さんにも見習ってほしいな。

実際に2つのダム周辺をおとちゃんで走行したり、自分達でじっくりと歩いて、改めて実感した事は

① ロケーションを考えれば当然なのだが、私が大好きな樹木に囲まれ、美しい空気と水、それに大きな岩等々、最高の森林浴の条件を満たしている。

この石のオブジェも迫力あったな…
石小屋ダムは、水力発電に加えて、宮ヶ瀬ダムで放流された大量の水の勢いを弱めるという大切な役割(減勢池)を担っているのだ。
宮ヶ瀬ダムの副ダムである「石小屋」ダムは、小さいけれどコンクリートに刻まれた模様が味わいがあるんだな…
副ダム「石小屋ダム」の下流。こういう景色も好きだな…

② 今日は敢えて有料(片道400円)のインクラインを利用してダムの底部に下りたが、エレベーターを使用すれば、ダムの付属施設を含めて見学料や使用料は無料である。

インクラインの急勾配に、高所恐怖症の私はちょっとビビったな。今日は、下りは有料のインクライン、上りは無料のエレベーターを使ってみたのだ。

③ ダム周辺の散策だけで約6,000歩を歩き、石小屋ダムでは約80段の階段を上り下りし、身体のトレーニングにもなる。

④ 幹線道路を外れダムに向かう道は、ワインディングロードや(ダムによっては)林道であり、OVERTRAILの名称を冠した「おとちゃん」の性能を発揮した走りが楽しめる

ダムを巡る旅は、OVERTRAILの名を冠した「おとちゃん」の性能をフルに発揮する上でも、最高の舞台だね!

ダム施設関係者の皆さんは穏やかで親切。かつ、なぜか「良い人相」で「落ち着いた雰囲気」を漂わせている。考古博物館の学芸員さん達の雰囲気にちょっと似ている。

⑥ 観光放流日とあって、平日の午前中とは思えない程に見学者が多くてビックリしたが、ダム周辺の敷地があまりにも広大であるため、人間嫌いである私にとっても、十分許容できる人口密度であった。

宮ヶ瀬ダムの天端は「広大」という言葉がピッタリ。戦闘機の滑走路として使えるんじゃないかな?堤頂長は 375m。F-35Bなら絶対OKだと思うんだ。
宮ヶ瀬ダムのダム湖である「宮ヶ瀬湖」。とっても美しかったな…

等々である。

もう、すっかり「ダムの沼」に嵌まってしまったな….
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ちょっと残念だったのは、「ダムカレー」を食べる予定だったレストランが、今日は団体客の貸し切りで「初ダムカレー」を断念したことであった。

まあでも、代わりに入ったお店が「大当たり」だったので、これは良しとしよう!

お目当てのダムカレーを諦めて、代わりに行ったのが、ポーク料理が自慢の「丸小屋レストラン びんずる」さんで、これが大当たり! このログハウスはオーナーさんの手造りなのだそうだ。まあ、我が社のログオフィスも私のDIYだけどね…
私がオーダーした「スタミナ丼」。美味しくて、食べ応えもあったよ。

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と、こんな感じに「おとちゃんで巡るダムの旅」のプレシーズン・キックオフは大成功\^^/

9月中に、あと数回はプレシーズンで近場のダム探訪を楽しみつつ、必要投資をさらに進め、10月からは「本シーズン」突入だ~

— One Life, Live It !