今日は八ヶ岳もさすがに暑かった…
オフィスウッドデッキに設置している外気温&湿度モニターは正午過ぎに 29.3℃を記録。
さすがに30℃を超える事はなかったが、2024年の最高気温を更新した。
私は、モノでも人でも「嘘臭い」のは結構好きなのだが、どうしても苦手なのが、あの嘘臭さの極致も言えそうなエアコンの風である。
ゆえに、1999年に八ヶ岳本宅を購入する際に「将来的にもエアコン不要で夏場を快適に過ごせる事」は極めて重要なポイントであった。
八ヶ岳西麓 富士見高原標高1,300mの地に本宅を購入したのは、この点も大きかったな…
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当時、富士見高原界隈の夏場の気温についても色々調べてみたのだが、上昇してもせいぜい27~28℃というのが、私の調査結果であった。
実際、2000年からスタートした八ヶ岳ライフでも、最高気温30℃超えは数年に1回程度の「異常事態」であったように思う。
もっとも、当時は現在のような24時間365日、外気温や湿度を計測・記録してくれるシステムは構築出来ていなかった。
ゆえに、所詮はアナログ温度計による曖昧な記録と記憶に過ぎないのだが、ここ数年のような暑さではなかった事は間違いない。
現在と同レベルのシステムを導入したのは2015年からだが、導入直後の数年は30℃超えの記録が残っていない年が多いんだよね。
状況が大きく変わってきたのは、やっぱりこの3~4年かな?
記録を確認すると、2020年が2回、2022年 2回、2023年 1回(2021年は我が家の記録ではなかった)と、いよいよ「最高気温30℃超えのある世界」が現実味を帯びてきたのである。
八ヶ岳ライフを始めた頃と比較すると、夏場の気温が2~3℃上昇したように思えるのだ。
こうなると、蓼科辺りの標高1,500m程度の別荘地が、夏場は一番快適だろうな…
でも、蓼科だと自宅から車で2時間程度という、気温に負けない位に重要な条件を満たせなかったんだよね。
デュアル・ライフの第2の拠点を決める際には、現状評価や分析だけでなく「未来予測」の重要性を痛感する。
勿論、私は「地球温暖化」の影響も考慮していたのだが、まさか「灼熱化」なんて状況へ、こんなに早く移行するとは予想できなかったのだ。
「調査・分析」を生業とする我が身としては忸怩たる思いである。
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救いは、室内温は、まだまだ「エアコン無し」で暮らせる状況を十分にキープ出来ている事である。
オフィスのデスク上に設置している室温計(自宅も八ヶ岳本宅もオフィスも同一システムの同じ機器で構築)の今日の最高室温は26.1℃。最低は朝方の22.6℃で、1日の平均が24.2℃(今日の午後4時前時点)。
室内気温も、今年の最高を記録したのだが、オフィス内では窓をちょこっと開けて、サーキュレーターで室内の空気を循環させていれば、不快さはまったく感じない。
勿論、エアコンなど使っていない(と言うか、そもそも設置していない)。
これに対して、オフィスウッドデッキの室外気温は、最高が29.3℃、最低が18.4℃、平均22.5℃。
実は、1日の平均だと外気温の方が低いのだ。
だが、ログハウスの「調温機能」によって、オフィス内の室温変化はなだらかにコントロールされている。
結果として、まだまだ「エアコン不要」と言い得るような環境が維持できているのである。
オフィスは、会社開業した2013年に、私が、家族やDIYの師匠Tさんの助けによって6ヵ月掛けてセルフビルドしたものだ(除く、基礎工事だけどね)。
床や屋根などの断熱材工事は、部材のカットや加工、嵌め込みまですべて私の担当。
やっぱり、私の「匠の断熱処理工事」の成果だな… なんて言ったりしたら、社主さまに怒られてしまうね!
屋根材は、社主さまと三男が2人ですべて貼ってくれたし、調温効果の主役であるログ壁は、Tさんのご家族も含めた「総力戦」だったのである。
まあでも、セルフビルドでも八ヶ岳の過酷な自然環境に十分耐えられる事を、築後11年目を迎えたオフィスが証明しているね!
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こんな日の庭仕事は日中にしてはならない。私は、修験者じゃないからな…
1日がとっても長い八ヶ岳は、この時期、午後6時でも太陽の位置はまだまだ高く、驚く程に明るい。
6時ちょっと前に庭に出て、軽作業をする事にした。
おっとイケない、5時半過ぎから育て始めた「焚き火」のお世話もしなくっちゃね。
当「八ヶ岳WiL稿房」には、マイナーな存在ではあるが「焚き火愛好系」読者が存在する事がわかっている。
そんな内の一人で、弊社のビジネスWebサイトの頃からの読者である知人から「最近は、焚き火ネタが減ったような気がするのだが…」との指摘を受けたのは、前回、東京での仕事の際だった。
私の焚き火の頻度が低下したのではなく、ただ、WiL稿房での扱いが減少気味であっただけだ。
焚き火は、あまりにも八ヶ岳ライフに自然に溶け込んでしまっているため、わざわざ投稿するようなネタではなくなっているんだな。
でもね、焚き火には様々な楽しみ方があるんだ。
今日は、焚き火(炎)と音と光の競演(狂宴)を楽しむ事にしよう!