八ヶ岳スタイルで丸の内ランチ ・・・ ちょっと、かなり? ドキドキ

さあ、今日から7月だ。

我が社も、決算分析山籠もり期間が明けて、今日から通常業務モード

そんな節目の日に、私にとっては、いつもとちょっと違う予定が入っていた。

元々は、午前中に講演が組まれており、その後にランチの予定だったのだが、講演の方が予定変更になり、既に、先週対応済み。

残ったランチだけのために東京に出ることになったのである。
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我が社のドレスコードは、対面とオンラインのダブル・スタンダード。

対面の場合は、たとえ外気温が40℃でもスーツ姿でネクタイもしっかりと着用する。

夏場は「苦行」以外の何物でもないのだが、お目にかかる相手方もそういう服装なので、これは当然のマナーである。

オンラインの場合は、事前に「スーツ・ネクタイは着用しません」と宣言しているので、ラフそのもの。

要は、いつもの「八ヶ岳スタイル」になるのである。

オンラインシフトを始めた頃は、対面とオンラインとの「ドレスコード・ギャップ」に相手方は驚いたようで、「いつもと、まったくの別人ですね…」とよく冷やかされたものだ。
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今日のランチがお客様(銀行関係者)であれば、迷うことなくいつものスーツ&ネクタイ姿だったのだが、ちょっと路線が異なったんだよね!

私を含めて4名のランチだったのだが、2名は某金融誌の記者(編集者)さん、そしてもう1名は、我が家の長男である。

4年近くも地域銀行(金融)業界を担当し、私の決算分析レポート等を編集してくれた記者さんが、新たに「証券業界と資産運用(アセマネ)業界」に担当替えとなった。

そこで新しく地域金融担当となった記者さんと顔合わせの会食をしようという話になったのだが、資産運用ビジネスであれば、我が家の長男の方が、私よりはるかに詳しいプロだよ、なんて方向に脱線。

そんなわけで、結局「異例の4名の組み合わせ」が成立。

私は、ここの所、この某金融誌にご馳走になるばかりだったので、今回は当方アレンジという事でお店を予約したのであった。

うん、この顔ぶれなら「八ヶ岳スタイル」でもOKだろう。

そう判断して、先週の金曜日に「短パン、サンダル、麦わら帽子に、虫籠、捕虫網の蝉取りスタイルで行きま~す(本当の話)」と、先方にメールを送ったのであった。

Amazonで、捕虫網や虫籠を購入して「ウケ」を狙おうと思ったのだが、勘の鋭い社主さまに「あなた、S(長男の名前)に恥をかかせるような事はしちゃ駄目よ!」と事前に釘を刺された。

チッ、仕方ないな….

結局、ごく普通の八ヶ岳スタイルでランチに向かうことになったのだ。
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千代田線の赤坂駅を過ぎた頃から、いつもと違う服装である事に対する「違和感」のようなものを感じて落ち着かなくなってきた。

ランチを予約したお店の最寄り「二重橋駅」の着いた時には、ちょっとドキドキ。

こんな格好で丸の内のビジネス街を歩いていたら、警察官に不審尋問されるんじゃないかな…

お店に確認するのを忘れたけれど、スーツ姿じゃなくても入店できるのかな…

でも、今、首都直下型の大地震が起きたら、この格好の方が避難しやすいかな?

様々な懸念と妄想が頭に浮かんだ。

Galaxy Watchを見ると心拍数が100を超え、ストレス計測機能もレッドゾーンに突入。

凄いな、私にとってスーツとネクタイって、ストレス低減効果があったんだね。

自分が「器が小さい」だけでなく「気が小さい」のを再認識するのはこんな時だ。

このままランチに向かうとぶっ倒れてしまうんじゃないかと思ったのだが、ドタキャンするわけにも行かないので、何とか予約したお店まで、駅から2分程歩いた。

お店の前では、長男が既に待っていた。私が会うのは3ヵ月ぶりかな。

これまで、次男が社主さまに顔がソックリだと思っていたのだが、今日、改めて見ると、長男にも社主さまの面影が、かなりあることに気が付いた。

これで、少し落ち着いたな…
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予約した部屋に案内された。

予約した個室は思ったより広くて快適だった。
しかも正面には「東京駅」の丸の内駅舎がバッチリと見える部屋であった。

東京駅の正面だ。

駅舎を見たら不思議とさらに落ち着いた。

東京駅を高層化せずに残した時に「私は日本人もまだまだ粋だね!」って感心したんだ。
東京駅のこの部分を見たら、なんか落ち着いたな… 赤煉瓦効果かな? ドーム効果かな?

「赤煉瓦」の建物には、精神安定効果があるのかな?

その後は、約90分間の楽しいランチとなった。

最近、ガッツリ型の外食や会食が続いたので、今日は懐石弁当系のランチコースを注文。
若い人達にはちょっとボリューム不足だったなと反省。私にはちょうど良かったんだけどね…

私が証券会社、記者さん達は大手地銀、長男は信託銀行と、それぞれの出身母体は異なるけれど、金融業界特有の「若手(新入社員)の頃の営業店勤務」という共通体験があるのだ。

こっち系の話が盛り上がったな…

私以外の3名は、30歳~40歳で、これからの金融業界を牽引する世代である。

私は、普段は銀行の役員さん達とのやりとりが中心なのでとっても楽しかった。

いいね、こういうスタイルのランチも!

まあだけど、東京のビジネス街に行く時は、スーツ&ネクタイ姿が落ち着くね…

それにやっぱり野鳥さんのピンバッジ(https://triglav-research.com/?p=21192)が、私にとって「ビジネスにおける最高のお供」なんだ!