今朝の8時前から雪が本降りになってきた。
それにしても、今年は本当に雪がよく降るな…
2000年に八ヶ岳ライフをスタートさせた頃に、地元の方に「暖かい冬ほど雪はよく降る。」 と教えてもらった。
これまであまりピンとこなかったのだが、今年になってそれが正しいのだろうと実感した。
寒い冬は、雪が降る事が稀であっても、それがなかなか解けないので「雪が多い」と錯覚していたのだと思う。
この冬、八ヶ岳オフィスの外気温計がマイナス10℃以下を記録した事は、たったの「2回」しかない。
それでも、繰り返し降る雪。そして、雪が積もっても暖かいのでどんどん解けて行く。
そのパターンを何度繰り返した事だろうか…
八ヶ岳においては「地球温暖(灼熱)化=降雪量の増加」と覚悟する事にした。
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おっと雪が積もる前に、野鳥さん達のレストランにヒマワリの種を給餌しておこう。
今日も満員御礼間違いなしだろう!
我が社が経営する3つの野鳥さんレストラン「プルミエール」「スゴン」そして「ティエル」を常連さん的に訪れてくれる野鳥の種類は12~13種類だと思う。
かつて20数種類まで確認した事があるのだが、それ以上を調べるのはやめた。
現在は「お客さんがいっぱい」という事実に満足するようにしている。
それぞれのレストランは構造が違うので、野鳥の種類によって「好み」が分かれるのが、何となくわかる。
本宅からよく観察できるのは「プルミエール」だが、オフィスだと「スゴン」である。
オフィスのデスク上の窓から2.7m程の距離の場所に設置してあるので、目と鼻の先と言っても過言ではないだろう。
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「スゴン」はカラ系を中心とした小型の野鳥さん達をメインのお客さんとして想定している。
しかも長居するのではなく、タッチ・アンド・ゴー型の来店スタイルに適した店構えとしたつもりだった。
開店当初は正にその通りの客筋だったのだが、雪が積もったような日には、大衆店舗「ティエル」がお気に入りのはずの「下品なイカル軍団」が進出してくるようになった。
もっとも奴等は「ティエル」にタップリとヒマワリの種が有るような時は、元々はBSアンテナであった大きな給餌皿に屯している事が多いので、まあギリギリ許す事が出来た。
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「スゴン」の常連客で、本当の意味で想定外であったのは、仲良しキジバト夫婦の「ヤンとフレデリカ」であった。
この心優しきペアは、イカル軍団のようにカラ系さん達を追い払うような事はしない。
普通にカラ系さん達と一緒にヒマワリの種を啄んでいる。
そして、小型の野鳥さん達の食事時間が終わると、まるでバスタブであるかのように「スゴン」の給餌皿に入り込んでノンビリと食事をしている。
どうやら給餌皿の素材と大きさがお気に入りのようだ。
その姿があまりにも平和で微笑ましいので、ついつい「スゴン」にはヒマワリの種を多めに給餌してしまう。
所謂、依怙贔屓である。
「スゴン」で食事をしていない時は、オフィスの側にある敷地内で最も大きな木である「コナラ」の枝に2羽仲良く並んで留まっている事が多い。
これがまた、何とも言えぬ「イイ雰囲気」なんだな…
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「キジバト」は「平和の象徴」と呼ばれ、スピリチュアル的には「幸運のシンボル」と位置付けられている。
ヤンとフレデリカの幸せそうな様子を日々眺めていると、まあそうだろうなと思えてくる。
1日の内に何回も彼らの姿を見掛けるので、我が家の敷地が縄張り(テリトリー)であるに違いない。
おそらく我が家に隣接する財産区林のどこかで営巣しているのだろう。
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野鳥の生態にちょっと詳しい人ならば知っていると思うが、実はキジバトの「縄張り争い」の時の闘い方は、激しく苛烈なのだそうだ。
ネット上には「キジバト縄張り争い」「鳩の喧嘩」と言った類の動画や画像が氾濫している。
残念ながら、私はこれまでそんな光景を目にした事がない。
まあ都会と違って、広大な八ヶ岳で、チマチマと縄張り争いをする必要なんてないんだろうな…
この「他者による領土(領空かな?)侵犯に対して徹底的に闘う」というキジバトさんの姿勢には見習うべきものがある。
人間だろうが、組織、国家であろうが「舐められたら終わり」である。
常に「やられたら、その4~5倍はやり返す」準備を怠ってはならないのだ。
しかもそれが「なるべく手を汚さない陰湿な方法」であればお洒落でもある。
「平和の象徴」と呼ばれるキジバトさんが、自分達のテリトリーを守るためにどんな闘い方をするのか、見てみたいものだ!
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おっと、いつものように「ご主人(ヤン)」が「スゴン」の様子の偵察にやって来たな。
もうすぐ、仲良しキジバトさん夫婦のご来店だな…