昨日は、我が社の社主さまの出社日。今回の「出社の足」は高速バスだった。
私の八ヶ岳オフィスへの通勤(出社)の足は「社用車」で固定されている。
一方、社主さまの場合は愛車「ギアちゃん」の場合もあるし、新宿駅から「特急 あずさ」或いは「高速バス」というパターンもある。
自宅最寄りの新百合ヶ丘駅から新宿駅までは20分強(23分だったかな?)要するし、八ヶ岳から遠のく方向への移動となる。
私からすると「無駄」のように思えるのだが、ローカル特急、高速バスでの通勤には、それぞれの味わいとか楽しみがあるようだ。
それに「あなたのように分単位で通勤時間にこだわるような人が珍しいのよ!」とよく言われる。
本当にそんなものなのかな?
「時間や身嗜みには常に厳格であれ」という新入社員時代に受けた「会社の徹底的な教育」が、私はすっかり身に付いてしまったようだ。
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社主さまは、小淵沢ICのバス停に正午前に到着の予定だったので、午前中に仕事以外の用件を済ませてしまう事にした。
まずは午前9時半に予約の入れてあった「富士見高原病院」へと向かった。
この病院には、人間ドック受診以来お世話になっているS先生がいらっしゃる。
デュアル・ライフの場合、それぞれの拠点に「主治医」とも言えるドクターを持つ事が重要だ。
富士見高原病院は、定期的(基本は3ヵ月に1回)に受診して、持病(かつてであれば重度の花粉症、最近は逆流性食道炎等の軽度の症状)に対する薬を出していただくのが私の仕来り。
今回は、東京で受診した人間ドック(おそらく受診項目が日本一多彩と思える)の結果報告も兼ねていた。
9時20分に富士見高原病院の広大な駐車場に着。そのまま歩いてすぐの病院へと向かった。
エントランスには、新型コロナ収束後も、自動検温器と手指の消毒器が設置されており、病院を訪れた人は、しっかりと検温と消毒を済ませる。
こういう「生真面目さ(厳格さ)」が好きなんだよな…
受付の待ち時間は、いつものようにゼロ。
その後、内科の待合室に移動。待合室の患者さんの数の多さにちょっと (°0°)
だが、6人の担当医の先生が診察に当たっていたようだ。
9時半予約で、私がS先生の診察室に呼ばれたのは9時31分だった。
こういう「時間の正確さ」が好きなんだよな…
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S先生は私と同い年。
会話に無駄はなく、私の質問に対する回答は明瞭でわかりやすい。
昨日話題になったのは、私が長年苦しんだ「重度の花粉症」。
かつては、この時期、ステロイド系の飲み薬、目薬、点鼻薬、さらには点耳薬を処方していただくのが常だった。
だが、花粉症の症状が嘘のように軽くなり始めたのが2020年であった(https://triglav-research.com/?p=27093)。
以来、花粉症薬の処方は完全に止めていた。
「今年も花粉症は軽いの?」とS先生。
「軽いどころか、皆無です!」と私。
「じゃあ、今年で症状が出なくなって5年目になるわね。」とS先生。
ああっ、ちゃんと5年目とわかってくれているんだな…
診察時間は11分。
こういう「スマートでサラッとしたお付き合い」が好きなんだよな…
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会計受付に受診票を渡したのが、9時43分。
かつては、精算機と窓口(人的)対応の2種類の支払方法があったのだが、最近「精算機のみ」に変わったようだ。
受付を済ませた後は、自分の番号がボードに表示されるのを待つだけ。
「XX番の方、清算準備が出来ました~」なんて声掛けするのはダサいよね!
精算機のそばにサポートの職員さんがいなくて大丈夫なのかなと?と思ったのだが、私よりはるかに高齢な方達もスムースに支払を終えていた。
まあ、バーコードかざして、あとは現金を投入するか、クレカを差し込んで暗証番号を打ち込むだけだから当たり前だ。
私の会計精算までの待ち時間は8分。
この間、1人だけ会計にちょっと手間取っていた男性(外見的には80歳代後半)がいたが、後ろに並んでいた40歳代と思われる女性(患者さん)がすぐにサポート。
そうか、このスタイルが定着しているんで、病院職員さんの付き添いが不要なのか。ナルホド!
こういう「(諏訪人の)洗練された所作」が好きなんだよな…
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会計が終わると、次は会計コーナー隣の薬局側のボード表示を待つだけだ。
待ち時間は5分程。
9時56分には、薬を受け取って、富士見高原病院を後にした。
予約時間であった9時30分にスタートしたGalaxy Watchのストップウォッチ機能を止めた。
富士見高原病院での受診から薬の受取にまで要した時間は、26分38秒であった。
こういう「システマティックで効率的」な所が好きなんだよな…
思えば昨年2月1日に私が新型コロナに感染した際の指示も的確で、円滑な対応であった。
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妙な話なのだが、こんな感じに「富士見高原病院」を訪れる度に、私は「八ヶ岳ライフ」の快適さを実感し、八ヶ岳界隈(というか諏訪人)の事が好きになる。
やたら愛想を振りまくフレンドリーな対応なんてのは、まったく不要だ。
私が事務処理の遅さ(ドン臭さ)に毎回苛つく 3メガ某M銀行なんて、愛想だけはウザい位にやたらイイ。
素っ気なくても無駄がなく、何事も迅速である事が、私には一番好ましいのである。
駐車場に戻って、ミニパジェくんのドアを開く時に、ふと気が付いた。
確かに私は「分単位」で時間にこだわっているんだなと…