チェレンコフの光とプロメテウスの罠 ・・・ この時期は結構忙しい

社用車D4との「別れの日」となった3月13日は、私には珍しく朝の9時頃から5時間11分程、感傷に浸った。

だが、やらねばならない事もやりたい事も山のようにあるので、立ち止まっている暇なんてない。

そう、人間、常に前に進むしかないのである!
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14日の午前中に、ミニパジェくんで八ヶ岳に単独出社。

3月14日出社時点でオフィス周辺にはまだ雪がかなり残っていた。
メインウッドデッキは本宅の屋根から落ちた雪が積もって「雪原状態」である。
除雪車が枕木駐車場前の道(ロータリー)の終点に積み上げた雪の高さは、私の身長位あった。

今回、社主さまは、明日からの出社なので、それまでに雑務諸々を済ませてしまう計画だ。

14日の午後は、次期社用車候補のスペック等を再度、確認。

やっぱり「三栄書房」の「ニューモデル速報 XXXのすべて」って、本当に参考になるな。

しかも、次期社用車候補のKindle版は、kindle unlimitedの無料購読の対象だった。

必要な部分はスクショして、すぐにメモを書き込んで、Samsung Notesにスクラップ。

紙のノートやメモの類を一切使わなくなってから、もうすぐ丸9年になる。

疑問点はすべて解消したので、翌15日朝にネット上で次期社用車の諸々の契約手続を完了。

予想はしていたのだが、工場出荷まで5~6ヵ月を要するようだ。

と言う事は、納車までは半年以上って事だな…

その間は「八ヶ岳ライフの日常の足」として活躍中だったミニパジェくんが、社用車代理となる。

3月14日の朝、ミニパジェくんで出社。次期社用車が納車になるまで6ヵ月程かかりそうなので、これから半年、ミニパジェくんは「通勤の足」にもなる。ヨロシクね!

ミニパジェくん、ヨロシクね!
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3月は、我が社(家)の「減災・避災月間」(https://triglav-research.com/?p=48685)。

計画通り3月11日までに「大地震(MEGAQUAKE)」関連の情報収集を終えた。

しかしまあ、連日「日本列島周辺の嫌な場所」で地震が起こって、ヤバい感じがするな。

気象庁の「震源リスト」を毎日チェックするのが習慣になって久しいが、今月になってからは、それが「朝の日課」になってしまった。

気象庁の「震源データ」は日次ベースで公表される。毎朝チェックするのが習慣になってしまった。「月報ベース」では1997年10月以降のデータが確認できる。このデータは東日本大震災が発生した2011年3月の画像。日本列島が真っ赤である。

しかも、GPS観測データでは、2週間連続で「富士山」に大きな異常水平変動が現れているとの事。

「日本の世界最貧国転落」の日が刻々と近付きつつあるのかもしれない。

まあ、放っておいても「縮むしかない国」なのだけれど、大切なのは、その「縮み方」。

整然と美しく、そして他国に羨ましがられるような在り方がベストなのだが、東南海トラフや首都直下型の大地震が切っ掛けなんてのはゾッとするな…
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3月12日からは「原発」関連の情報収集期間に移行。

今年はNetflixでの「THE DAYS(全8話)」の再視聴が中心だったので、あっと言う間だったな。

締め括りとして、昨晩の午後10時から放送された NHKスペシャル「廃炉への道2024 瀬戸際の計画 未来はどこに」を視聴した。

NHKは「瀬戸際」なんて優しい表現を用いていたが、実際はもう「破綻」していると宣言したような内容だったように思う。

これまで廃炉作業に要した費用は約2兆円。現在でも毎日4,000名が廃炉作業に従事しているとの事。廃炉作業の重要性を日本人は決して忘れてはならないのだ! ※この画像と下3枚の画像は、NHKスペシャル「廃炉への道2024 瀬戸際の計画 未来はどこに(2024年3月16日放送)」の公式動画よりお借りしています。
核燃料デブリの推計総量は約880トン。ちょっと想像も出来ない位の量である。
この核燃料デブリの画像を見る度に、人間の身体を蝕む「癌」をイメージしてしまうのだ。
当たり前だが、原子炉建屋も水素爆発から13年が経過して、構造が脆くなってきているようだ。

予想通りだったけれど…
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NHKスペシャルで、原発危機のアップデートは終了させる予定だったのだが、何故か、急に映画「東京原発」を観たくなった。

結局、そのまま鑑賞。本当に「秀作」だと思う。

映画の最後の方のシーンで、役所広司さん演じる東京都の天馬知事が「人間は過去の事はすぐ忘れる。終わった事には感心がない。」と呟くのが、何度観ても印象的だ。

私にとっては、自然災害に備える上での「最高の戒めの言葉」でもある。

そして映画は「チェレンコフの光」でエンディングを迎える。

映画「東京原発」は、チェレンコフの光が徐々に大きくなりながらエンディングを迎える。無気味だが、同時に美しくも思える。

ゴジラが熱線を口から放つ前に、あの背びれが青白く光る現象だ。

MEGAQUAKEは「天災」だが、原発は「人災」で、まったく別の危機である事を痛感するのは、こんな時である。

今日はもう1日「原発を学ぶ日」にして、朝日新聞特別報道部による『プロメテウスの罠』を読む事に決めた。

私は朝日新聞社はあまり好きではないのだが「プロメテウスの罠」の特別報道部は良い仕事をしたなと思うんだよね!

この時期、私は結構忙しいのだ!