八ヶ岳ライフには実に多くの楽しみ方があるが、そのひとつが敷地内の四季折々の変化を観察し、愛で、そして映像として記録する事だ。
若葉に紅葉、朝陽や夕陽に様々な月齢の月。野鳥やリス、鹿といった訪問者達。例を挙げたら限が無い。
だが、一番好きな光景をひとつだけ選ぶとしたら、私が「青と白の時」と呼ぶ光景だ。
条件はシンプル。敷地内が積雪量10cm程度のパウダースノーに覆われ、上空には八ヶ岳ブルーの空が広がる事。
そして、財産区林の樹間から朝陽が射し込み始める時間が一番美しい。
かつては年に数回はそんな光景を楽しむ事が出来たのだが、ここ数年は積雪量が減少した事によって、私の滞在中は年に1回程度しか立ち会う事が出来なかった。
そんな中、昨日の夕方には積雪量2cm程度ではあったが敷地内は雪に覆われた。
天気予報では昨晩から今日に掛けてはかなりの積雪との事だったので、明日(22日)の朝には「青と白の時 2024」を堪能できるであろうと、本当に楽しみにしていたのだ。
だが、今朝、6時過ぎに目覚めた瞬間、その期待は「落胆 😞」へと変わった。
昨晩降ったのは雪ではなく、かなり強い雨だったようだ。
オフィスのブラインドを上げると、敷地内の雪は完全に解けており、もう欠片すら無かった。
ああっ、清々しい程に見事な肩透かしだったな…
この瞬間、「青と白の時 2024」との遭遇は、次回滞在時のお楽しみとなった。
午前中は曇り空であったが、午後になると青空が広がり始めた。
午後4時頃の敷地内は、昨日の雪に覆われた光景とは様変わり。
まるで、冬の終わりが近付きつつあるかのような錯覚を覚えた。
東の空には月が昇り、西の空では夕陽が敷地内を照らす。
まあ、こんな光景も悪くはないよね!
そう言えば、ここ数年「青と白の時」はいつ頃だったかな?
確かめてみたら、2021年は1月25日で、広葉樹の枝に積もった雪がとても美しかった。
ええっと、2022年は2月11日だったのか。積雪量は少なめだな。
まあでも、財産区林の樹間に垣間見える朝陽はお洒落だね!
あれっ?2023年(昨年)も同じ2月11日だったんだ。広葉樹の枝には、ほとんど雪は無いな…
こうして「青と白の時」の日だけを比較しても、積雪量が減少している事が本当によくわかる。
そう、八ヶ岳ライフにおいて、自然環境の「定点観測」は、とっても大切なのだ!