元々、子供の頃から、ほとんど「(眠っている間は)夢」を見ない(見ても覚えていない)体質のなのだが、それが加齢と共に、より顕著になってきた。
2022年になってもう3週間が経過したのに「初夢」らしきものを見た記憶がまったくなかったのだ。
そんな私でも、何故か八ヶ岳滞在中には「土偶さん」が何回か夢に現れたのだが、昨年の7月を最後に、まったくのご無沙汰状態になっている。
社主さまによると「あまりにも見事に土偶さん熱が冷めたんで、なんて淡泊で冷たい奴だと思われて、嫌われたんでしょ…」との事。
そうなのかな? まあ確かに、昨年は、ほんの数回しか土偶さん達にはお目に掛かっていないものな…
だが、今朝方、漸く「初夢」を見た(事を覚えていた)。
残念ながら土偶さんではなかったのだが、妙にリアルで「実体験」したかのような夢だった。
壁が凍った薄暗いトンネルのような所を随分と長く歩いていると、やがて出口が見えて、広場のような場所に出た。
周辺では至るところで、とても綺麗な湧き水が流れていた。
ふと前方を見上げると、長~い階段があって、その上に大きな岩がいくつも並んでいるのが見えた。
何となく、その岩を拝んで、それから手で触れなくちゃいけなんだなと夢の中で思って、細い階段を黙々と歩いて岩のある場所に漸く辿り着いた。
夢の中で「ああっ、ここは『磐座』なんだ…」と呟いたような気がする。
いくつもある大きな岩に一つ一つ丁寧に手を合わせてから撫でさすった。
最後に、中央にある一番大きな岩に両手でもう一度触れてから、長い階段を歩いて下った。
階段の半ば辺りまで降りたところで、いきなり空から大きな火球(隕石)のようなものが、こちらに向かって迫って来て、磐座に激突。
ヒエ~ と、ここで目が覚めた。
「怖い夢」だったのかな? でも、そんな感じは全然しなかったぞ。
きっと、数日前に、懐かしい映画「アルマゲドン」を観た影響だなと思った。
だが、妙に生々しくて「既視感(デジャヴ)」があった。あの光景、どこかで記憶があるんだよな…
やがて気が付いた。そうだ「小淵沢の大滝神社」に雰囲気が似ていたんだ。
これって、久し振りに大滝神社にお参りに行きなさいって事かな?
「閃きがあったら即座に対応」— これは「我が社(私)」のモットーである。
現在「戒厳令下」にあり、不要不急の外出は完全自粛中だが、ちょうど社主さまから「桔梗屋さんのNew信玄餅『極』をお土産に買ってきてね!」との社命が下っていた。
間違いなく業務上の「緊急重要マター」である。
『極』は大人気で、購入数量は限定で、朝の内に買いに行かないとすぐに売り切れてしまうとのこと。
小淵沢IC近くに出店したばかりの桔梗屋さんで朝イチにミッションを終えて、そのまま「大滝神社」に向かえば無駄がないな。
それに、明後日の試験の「合格祈願」もしちゃおう!
という事で、今日は朝から、久々に動いた。
桔梗屋さんで買い物を終えて、大滝神社の駐車場に着いたのが9時45分過ぎ。
駐車場では、いきなり「甲斐駒ヶ岳」のお出迎えだ。
うん、大嫌いな電柱や電線がない絶好の鑑賞スポットである。
大滝神社の鳥居をくぐってトンネルへ向かった。
夢では随分と長く歩いたが、現実世界ではあっと言う間に通過。
でもトンネルの壁の雰囲気はよく似ていたような気がする。
美しい湧き水が至るところで力強く流れているのは夢とソックリだった。
神社にお参りした後で、大滝湧水に手を入れた。
意外なのだが冷たくなかった。これが「湧き水の不思議」なのである。
さあ、今日のメインの目的である「磐座」参りだ。
階段を上がって磐座が鎮座するスペースまで移動した。実際の階段の長さは夢の10分の1程度で楽だった。
夢と同じように、祠があるすべての岩にお参りして手で触れた。
岩は氷のように冷たいだろうと思ったのだが、そんな事はなかった。
どちらかと言うと「ほんのりと温かい」感じなのだ。これも不思議だな…
短い階段を下った。幸い「火球」は飛んでこなかった(当たり前か)。ああ良かった!
階段を下り切ってから「磐座」を振り返って仰ぎ見た。
ここも「将門さまの首塚」と同じで「レイライン」上にあるに違いない。所謂、「地脈流れる地」なんだろう。
磐座からパワーをもらった気がするぞ!
滞在時間は約30分。この間、このパワースポットは「私ひとりの貸し切り状態」。超贅沢な時間であった。
空気は身を切る程に冷たいのだが、気のせいではなく、身体がポカポカしてきた。
さあ、オフィスに戻って、これから「直前模擬試験」にチャレンジだ~