当初は、今日の朝、八ヶ岳を撤収する計画だったのだが、急遽、予定を変更。
昨日の昼前に八ヶ岳オフィスを発って、河口湖で1泊。お気に入りの温泉に浸かっての帰宅ルートへと変更した。
一昨日までに「New Year Transformation」を完璧に終えていた事が予定変更の最大の理由であった。
これに加えて、一昨日の作業中に脚立から転倒した影響で、右足の足首と膝に痛みがあった。
10年前の「自爆テロ」の時のように、1週間以上も身動きが取れなくなるような重症ではなかったが、階段を降りる時などには、かなりの痛みが走った。
自己診断では、3~4日はマシンウォーキングを控えた方が良さそうだなといった感じだ。
八ヶ岳で凍結した枕木テラスで滑りでもしたら目も当てられない。
そんなわけで、社主さまと、予定よりも1日早く八ヶ岳を撤収し、帰り掛けに富士五湖周辺で1泊しようかという話になった。
保有するリゾート会員権の山中湖と河口湖の施設の空き情報をチェックしたら、ちょうど河口湖の方が予約できたのである。
まあ、人生とはこんなモノで、予定は変わるから(変えるから)予定なのである。
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河口湖へ向かう途中、国道20号線沿いで、初めて食事する定食屋さん(やま輝)を開拓したり、年始のご挨拶用のワインを「赤富士ワインセラー」で購入したりと、私には珍しく「時間にこだわらない無計画」な帰宅風景となった。
右膝を痛めた私に代わって、社主さまがずっとD4を運転してくれたので、走行速度等について細かい注文を付ける事もなかった(出来なかった)。
こういう時に、嫁が難なく大型SUVも運転する事のありがたさを実感する。
河口湖では必ずお気に入りの「富士眺望の湯 ゆらり」にじっくり浸かるのが私達夫婦の仕来り。
温泉に入る前に、お隣の「道の駅 なるさわ」で社主さまはお買い物。
駐車場に面した一番目立つスペースで「薪」を何種類か売っていたので、私は興味半分で値段をチェック。
えっ、たったこれだけの量の広葉樹の薪が一束で650円もするの (°0°)
インフレって、着実に「薪」にも波及しているんだな。
我が家は薪ストーブで燃やす薪は「広葉樹オンリー派」。
敷地内の広葉樹やその枝を伐採したのを薪として使ってきたので、薪の束はもう20年以上も購入した事がなかった。
おそらく20年程前に、1束150円位で「桜」の薪をまとめ買いしたのが最後だったはずだ。
薪の値段が上昇していた事は知っていたが、まさかこんなに「高価」になっていたとは…
先日、DIYの師匠である「Tさん」から、軽トラ2台分の、道の駅で販売しているよりもはるかに立派な(太い)広葉樹の薪をいただいた事を思い出した(https://triglav-research.com/?p=47459)。
オイオイ、あの薪って、このサイズの束で換算したら軽く100束以上はあったよね!
あの「贈り物」の凄さを再認識&感謝する事になった。
それにしても「薪ストーブ」が、色々な意味で「高価な暖房」である事を実感。
我が家は、本宅もオフィスも、不動産屋さんのアドバイスに従って、大型石油ファンヒーターの「サンポット兄弟」がメイン暖房。
ダッチウェストの薪ストーブ「まっき~くん」は「贅沢な補助暖房」の位置付けである。
私の八ヶ岳ライフにおける暖房の「割り切り方(役割分担)」は間違っていないなと確信。
もっとも、Tさんのように伐採した広葉樹が山のようにあるお宅は別である。
本宅周辺では広葉樹を含めた敷地内の樹木を「完伐」した上で、宅地として売り出すケースを目にする事が増えてきた。
あんなのは「宝物」を捨てる(土地購入者に放棄させる)無粋な開発行為以外の何物でもない。
まあでも、土地販売後に、建物だけでなく、庭木の植樹や薪ストーブの購入を勧め、薪の販売も斡旋すれば、開発業者とすれば1粒で何度でも美味しいのだろうな…
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その後は「ゆらり」の種類豊富な温泉に1時間以上、じっくり浸かった。
特に、ちょっと温めの「炭酸泉」が傷めた足首と膝に最高に心地良かった。
お洒落じゃないけど、思わず「極楽、極楽…」なんて呟いてしまった。
生憎の天気で、社主さまは富士山の素晴らしい眺望を味わえなかった事を残念がっていた。
だが、私は先日の「草津・軽井沢トリップ」で、浅間山噴火被害の恐ろしさを学んだばかりだったので、むしろホッとした。
活火山が眼前に迫る光景なんて、私はむしろ落ち着かないな…
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約3週間ぶりに新百合ヶ丘の自宅に戻ったのは、今日の10時半過ぎだった。
こうして、私の2023年の(おそらく)最後となる「八ヶ岳撤収戦」は無事に完了。
社主さまは、上海から年末年始の一時帰国をする次男夫婦と「八ヶ岳 冬のテニス合宿」の予定があるため、年末の水抜き作業等は彼女に委ねる事になる。
2Fリビングに面したバルコニーでは鉢植えのハイビスカスがまだ開花していた。
オイオイ、屋外でもう12月の中旬だぞ!
自宅に戻ってくると、いつも「地球が病んでいる」事を実感する。