エコーライン防衛線を突破した奴ら — 戦闘準備は怠りなく!

ここの所、八ヶ岳界隈は暖かい日が続いた。

もっとも、10日と11日は「草津・軽井沢トリップ」だったので、外気温モニターの記録で確認したに過ぎないが…

9日から昨日まで4日連続で早朝の最低気温が氷点下とならなかったようなので「異例の暖冬」と言い得るかもしれない。

だが、今朝は久し振りに冷え込んで、最低気温はマイナス2.3℃を記録した。

今朝の最低気温は久し振りの氷点下で、マイナス2.3℃まで下がった。でもお昼前には8℃を超えるまで上昇。庭作業には問題ない気温だ!

これに昨日の雨という条件が重なって、敷地内では様々な「氷の造形」を楽しむ事が出来た。

メインウッドデッキのDIYテーブルの上には氷の地図のような造形が出来上がっていた。
社用車D4のボディの上には、氷の粒がビッシリ!
D4のボディをよく見るとひとつひつとの氷の粒の形状に個性がある事がわかる。
設置したばかりの野鳥さんの水浴び台の水が初めて凍結した。
同じ条件で設置した水浴び台なのに、出来上がった氷の大きさはまったく違う。自然の悪戯の不思議である。
メインウッドデッキは久し振りに一面霜に覆われた。

これも「八ヶ岳ライフ」の楽しみのひとつである。
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もっとも、冷え込んだのは朝の内だけで、八ヶ岳ブルーの空が広がり無風状態の中で気温は上昇を続けて、お昼前には8℃を超えるまでになった。

我が八ヶ岳デュアル・ライフは、あと2週間程で25年目を迎える。

温暖な南房総で生まれ育った私も、八ヶ岳の過酷な冬にすっかり慣れた。

外気温は5℃以上であれば、庭仕事に何の苦痛もない。

そんなわけで、午後からは積み残しの庭作業に着手した。

まずは、ビニールボールのエアガンターゲットの交換をしよう!

私の趣味のひとつでもある「エアガンシューティング」

社主さまからは、これまで何の苦情もなかったのだが、最近になってひとつだけクレームが付いた。

ブナの枝に吊した「ピンクとブルーのビニールボール」が、冬の庭の雰囲気に合わないというのである。

夏場は美しく見えたピンクとブルーのエアガンターゲットだが、緑の葉が落ちると「浮いた存在」になってしまったようだ。

私はお洒落だと思ったんだがな…
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「撤去命令」に近いクレームであったが、私は一計を案じた。

私は、人間を含めて動物全般があまり好きではない。

だが、その中でも特に大嫌いなのが「猿」だ(https://triglav-research.com/?p=41990)。

「猿嫌い」は社主さまも同じで、武川のテニスコートに出掛ける際に、度々「野猿の群れ」に遭遇し、それが本当に嫌で、かつ、怖いのだそうだ。

そこで、「エアガンは猿を追い払う上での切り札なんだよ…」と彼女に説明。

さらに、YouTubeで、猿を追い払うためにエアガンの射撃訓練をするお婆さんとかの動画を見せて「エアガンの対猿撃退戦の有用性」を伝えた。

その結果「ブラウンかグリーン系で同色2個なら、まあイイかしら…」という妥協案を引き出したのである。

これには、数日前のニュースで「鹿の上に猿が跨がって仲良く移動する光景」が報じられた効果も大きかったようだ。

こんな感じに鹿の背に乗った猿の画像や動画がインタネーット上には溢れかえっていた。※ この画像は、 YouTubeからお借りしました。

この時期、我が家の庭は鹿軍団のパラダイスで、その背中に猿が乗っている様子をイメージして、ゾッとしたに違いない。

私も正直驚いて、鹿と猿の関係を検索してみたら、鹿の背中に乗った猿の写真や動画が大量に見つかった。

オイオイ、あいつらは仲良しなのか (°0°)
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新しいエアガンターゲットとするブラウンのゴムボールはすぐに見つかった。

今回のエアガンターゲットは社主さまとの協定に従って、ブラウン同色2個とした。直径は12.5cmと17.5cmで従来タイプよりも小さい。

これまでのターゲットは、ピンクが直径20cm、ブルーが16cmだったが、私の腕前は向上していて、距離20m程度のターゲットとしては大きいなと感じていたのである。

そんなわけで、ブラウンの大きい方は直径17.5cm、小さい方は12.5cmをオーダーした。

ブラウンのターゲットに付け替えた。

早速、新しいブラウンのターゲット2個を吊してみた。ついでだから枝の伐採もしよう!
確かに冬の八ヶ岳の庭には、ブラウンのボールが似合うな…

確かに、ブラウンだと冬の庭に吊した場合の違和感は小さいな。

早速、100発程試射。

大きい方のターゲットには面白いように命中するのだが、小さい方は結構難しい。

こりゃあ、ちょうどイイや!
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試射を終えてオフィスに戻ってから、急に気になった。

野生の猿の群れの生息域は、八ヶ岳の標高どの程度にまで達しているのだろうか?

ここ数年は「エコーライン(標高1,000~1,100m)周辺が目撃情報の標高上限」で、奴らは何故かこの「エコーライン防衛線」を越えずにいた事を思い出した。

富士見町のHPにアクセスして「ニホンザル目撃マップ」を久し振りにチェック。

最新版は「令和4年度版」であった。

その結果は「衝撃的」。

令和3年版までのニホンザル目撃マップでは、猿はエコーラインを突破していなかったのだが… 地図上で一番上の目撃ポイントは、立沢農村公園。エコーラインよりも標高は高く 1,100mを上回っているのは間違いない!

令和4年度版では、もうとっくに「エコーライン防衛線」を突破して「立沢農村公園」で目撃されているではないか (°0°)

あの辺りは標高1,100mは軽く超えているはずだ。おそらく1,150m弱じゃないかな?

だとすると、我が家までは標高にして150m強まで奴らは迫りつつあるのだ。

ふと、財産区林の上から、何十頭もの鹿とその背に乗った猿が、我が家の敷地内に一斉に押し寄せてくるおぞましい光景が頭をよぎった。

祖父から「猿の弱点は左手薬指の第二関節周辺で、そこをピンポイントで痛打すれば、二度とその場に近寄る事はない」と教わった事を思い出した(父方、母方共に生前に会ったことはないが…)。

やはり、射撃の精度をもっと向上させる必要があるな!

それに、集団で我が家の敷地内に侵入しようとするのを阻止するためには、スナイパーライフルやハンドガンではなくて、本格的なマシンガンタイプの導入も検討せねばならない。

MK46 カッコいいよね!

やっぱり、東京マルイの「MK46 Mod.0」がカッコいいな!

定価は148,000円(税別)。さすがに、会社経費では落とせないだろう…
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「八ヶ岳ライフ」で学んだ事は数多い。

そのひとつ、特に重要なのが「野生動(生)物には、舐められたら負け」である。

そう、戦闘準備は常に怠りなく!