我が社(家)においては、デュアル・ライフの最大の意義は「安全保障」だ。
ゆえに、どちらかの拠点に不測の事態が発生した時には、もうひとつの拠点が同程度の機能を発揮してくれなくては意味がない。
プライベートライフという観点から、八ヶ岳本宅は既に20年以上も前からそんな要件を十分に満たしていた。
一方、ビジネスという視点では、八ヶ岳オフィスと自宅書斎は「一長一短」。
日本全国を講演で飛び回っていた頃は、羽田空港や新幹線の東京駅、新横浜駅へのアクセス利便性が自宅の大きなアドバンテージであった。
一方で、IT環境を中心に、最高のビジネス環境が実現出来るように、ログハウスをセルフビルドした八ヶ岳オフィスの方が機能面では圧倒的に優位。
そういった意味では「相互補完関係」にあったと言えるだろう。
だが、講演活動のオンラインシフトや昨年実施したBPRで自宅書斎のIT環境を増強した結果、現在ではビジネス面でも「ほぼ互角」の状況にある。
元々、「デュアル・ライフの二拠点に主従関係は設けない」というのが、私の基本方針。
そんな環境が新型コロナのおかげで、計画していたよりも3~4年早く実現出来たのである。
八ヶ岳と新百合ヶ丘自宅の関係を「対等」にするという意味では、前回の八ヶ岳出社前に実施した「ライブカメラネットワーク」の自宅への拡張と一体運用って、意外と大きな成果があったように思える(https://triglav-research.com/?p=43585)。
これまで自宅滞在時に八ヶ岳の様子をチェックするという「一方通行」であったものが、八ヶ岳からも自宅を確認できるようになると、一気に両拠点の距離が縮まったように感じるのだ。
コロナ禍の下で急速に進んだIT機器、特にセキュリティー関連機器の「価格破壊」とも言い得る値下がりは、デュアル・ライフを安心・安全なものにする上で、大きな追い風となったのだ。
冷静に考えれば「コロナ禍」のライトサイド(光明面)は、実はかなり多方面に及ぶんだよな…
————
私の大地震の怖れに対する心のザワザワ感は見事な位に消えてしまった。
これからは、ザワザワ感が続いたときは、防災対策強化と同時に、株式系インデックスをショートすれば、イベント・ドリブンの超過リターンを得ることが出来そうだな…
だが、尊敬する村井俊治先生の「MEGA地震予測」を改めて読んでみると、やっぱりこの3月は、大地震を警戒すべき時期のようだ。
そんなわけで、明日の午後には当初の計画通りに「第2次八ヶ岳疎開」に移行する予定である。
今日も私は、朝から自宅書斎でデスクワーク。
午後3時前に仕事が一段落したので、ちょっと休憩しておやつタイムにする事とした。
うるちゃんで八ヶ岳のライブカメラ映像を確認していたら、ちょうど枕木テラスのカメラを開いたところで、富士見町の午後3時を知らせる音楽が流れ始めた。
今日も八ヶ岳は快晴だったようで、枕木テラスには、強い陽光が降り注いでいた。
この感じなら明日からの第2次八ヶ岳疎開中に、今年初めての「お外BBQ」が出来そうだ。
社主さまは、午後はテニスなので、自宅では珍しく自分で珈琲を淹れた。
と言っても、自宅もオフィスもまったく同じタイプの珈琲メーカー内蔵のウォーターサーバーを使用している(ここでも互角)。
UCCのドリップポッドのカプセルをセットしてボタンを押すだけの「簡単作業」で、結構美味しい珈琲が味わえる。
今日のおやつタイムのスイーツは、近所の有名ベーカリー「ボンヴィボン」さんの「生クリームあんぱん」だ。
このあんぱんって、仕事の合間に、珈琲と一緒に味わうと最高なんだよな!
「ボンヴィボン」は八ヶ岳で言えば「カントリーキッチン・ベーカリー」に相当する位置付けのお店である。
だとすると、生クリームあんパンは、カントリーキッチンの「ミニデニッシュ」かな?
そう、デュアル・ライフに色々な意味で「主従」は無用!
お互いの良さを存分に楽しまなくっちゃ、勿体ないよね….