ガンつけんじゃね~ぞ!— 八ヶ岳でも自宅でもサバ白猫が…

人間を含めて「動物」は面倒なので、あまり好きじゃない。

例外は、家族と我が社のお客さま、それに今は亡き愛犬の「カリン」と八ヶ岳のお友達 リスの「ミッターマイヤー」位かな…

おっとイケない野鳥レストランの常連客キジバト夫婦の「ヤンとフレデリカ」やその他大勢の野鳥さん達も加えなきゃ失礼だな。

そんな動物の中でも「特別な存在」が八ヶ岳ライフにおける「鹿軍団」である。

私が溺愛する「ホスタさん達」を巡る鹿軍団との攻防戦は、毎年、春から秋にかけての恒例の行事となっている。

昨年は、我が社が誇る「トリグラフ護衛隊群」の圧勝だった。

今年も防衛予算を増額して、護衛隊群の防衛装備増強を図る計画だ。

もうひとつ、ちょっと特別な存在は「猫」だな…

我が家の社主さまは体質的に「猫アレルギー」、さらに「猫は(凶暴で)恐い」と言う。

確かに、猫も社主さまが嫌いなようで、彼女に対して「シャ~」といった感じに威嚇する野良ちゃん系の猫の様子を何度か見たことがある。

所謂、反りが合わないのであろう。

私は「カリン」が亡くなった時点で、もうペットは飼わないと心に誓った。

猫なんて元々、なんの興味もないので、社主さまが嫌いであるならばそれだけの話。

まあでも、自宅と八ヶ岳敷地内への「不法侵入」は嫌だなと思う。

特に、八ヶ岳の野鳥レストランのお客さんに対する非礼(攻撃)があった場合には「対抗措置」に出る準備は常にしている。

自宅や八ヶ岳オフィス界隈の猫さん達(飼い猫・野良猫)も、その辺りの気配を敏感に察していたようだ。

これまでの所はトラブルは発生せず、「まあなんとなく許せる距離感」のようなものが維持できていたのである。

だが、異変が生じたのが前々回の八ヶ岳滞在時である。

白に黒の縞模様の子猫が1匹、八ヶ岳のオフィスや本宅の周辺、特にウッドデッキにやたらと出没するようになった。

外見の模様をインターネットで調べたら「サバ白」と呼ぶことがわかった。

どう見ても、親からはぐれた「野良猫」である。

子猫なのに愛らしさをまったく感じさせない人相(猫相)だった。

何か作業をしていると、ふと気が付けば私の側にいた。

それも何もせずにじっと私の方を見ている。

目が合ってもまったく逃げようとせずに「睨めっこ」状態が続く。

八ヶ岳で動物と睨めっこするのは鹿の「すずかちゃん」以来。

愛らしい顔をした「すずかちゃん」との睨めっこは、なんとなく心が通じ合ったようで楽しかったな…

追い払いはせずに放っておくと、いつの間にか姿を消す。

だが、外で何かをしていると、突然のように現れて、また私をじっと見ている。

そんな事が4~5回あったかな…

別に害はないが、居着かれるのは嫌なので、私は「徹底的な無視戦略」で対応。

だが、そんな事を繰り返す内に、さすがに無気味に思えてきた。

「怪(あやかし)」の類かな?

こういう時には亡き「カリン」に頼めば追い祓ってくれると信じて、彼女の遺影にそうお願いした。

その時の経緯を『八ヶ岳稿房』でも書いていたな(https://triglav-research.com/?p=43347)。

効果は覿面で、それ以来、子猫の姿を見ることはなかった。

やっぱり「カリン」は頼りになるな!

ちょっと後悔したのは、その子猫の写真を撮影しなかったことだ。

「化け猫」だったら「ムー」の読書コーナーに投稿したのだが…
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その後、猫のことは綺麗さっぱりに忘れていた。

だが、今度は自宅の方で異変が…

昨日の朝、いつものようにマシンウォーキングをしていた際に、ふと庭に目をやると「猫」がいた。

屋外設置の防災用工具等収納庫の上にちょこんと座って、ウォーキングしている私の方をじっと見つめていたのである。

またサバ白の猫かよ。

八ヶ岳に出没した猫をそのまま大型にした感じだな。

随分と太った不細工で無愛想な猫である。

きっとコイツも「野良猫」だろう。目つきが悪いモノな…

この猫とも、バッチリ目が合った。

逃げるかと思ったが平然としていた。

こいつ、ガラス越しだと思って、私を舐めてんな…

追い払おうと思ったが、マシンウォーキングを中断するのが嫌だったのでそのまま無視して歩き続けた。

不細工な猫は私をまるで私を観察するかのように、2~3分その場に座り続けた。

その後、書斎の方向にゆっくりと歩いて姿を消した。

なんかムカつく奴だな!
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本当に驚いたのは今朝の事だ。

いつもより少し遅めにマシンウォーキングを始めようとしてカーテンを開けた。

ヒエ~ (°0°)

昨日と同じ不細工な猫がまったく同じ場所に座って、私の方を見ていたのだ。

何なんだよ、コイツ…

そして、昨日と同じで、目が合っても逃げようともしない。

今日、マシンウォーキングをしようとしてカーテンを開いたら、昨日とまったく同じ場所に、昨日と同じ猫がいて、こちらをじっと見ていた。ビックリして思わず声を出しそうになった。八ヶ岳に出没した子猫もコイツも、本当に目つきが悪いな!

所謂、ガンつけてくるってこんな感じなのだろう。

1分程睨み合ったところで、手に「うるちゃん」を持っていたことに気が付いた。

マシンウォーキングを始める前だったので、うるちゃんで写真撮影。

すると「写真は嫌いだな…」って風情で、ぷいっと横を向いてゆっくりと歩き去って行った。

しかし、不細工でかわいげのない猫だな。うるちゃんで写真を撮影し始めたら、ぷいと横を向いた。

本当に憎たらしい態度の猫だな!

私は、お前らの見世物じゃないぞ!!

不細工猫が過ぎ去った後の、防災用地面埋め込み型収納庫の上には、何故か石があった。

うるちゃんで撮影した写真を確認すると「化け猫」の類ではなく、普通のふてぶてしい猫だった。

ちっ、これじゃあ「ムー」にも投稿できないな….
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なんで急に、似たような「感じの悪い猫」が八ヶ岳にも自宅にも出没するようになったのだろうか?

カリンは亡くなってからも、私や社主さま、息子達の事を守ってくれていると感じることが多々ある。怪の類が纏わり付かないように守ってね!

変なモノが纏わりつかないように、私と家族を守ってね!

八ヶ岳第2次疎開作戦の前に、「カリン」のお墓を綺麗に掃除してお線香を上げて、そうお願いした。