今日で八ヶ岳を離れて1週間。明日は東京での講演や会食等、予定がギッシリ。
だが、それらを終えれば、いよいよ八ヶ岳での「決算分析山籠もり期間」がスタートする。
今日は「嵐の前の静けさ」といった感じだろうか…
新百合ヶ丘自宅滞在中、私には「日曜朝のルーティン」がある。
それは「八ヶ岳お留守番部隊(IoT機器)」の稼働状況確認である。
前回、八ヶ岳オフィスを離れる際に「完全冬モード」に移行。
既に稼働中であった「トイレヒーター」に加えて、「Dyson の Hot and Coolファン」と「加湿器」の設定もしてきたので、それらが正常に稼働しているかのチェックも必要なのだ。
まずは、Dysonのファン。うん、正常に Autoモードで稼働中だな。
こいつは、真冬に八ヶ岳を訪れる際に、ちょうど自宅を発つ時に温風稼働させておくと、室内をほんわりと暖かくしておいてくれるのだ。
「気休め+アルファ」を上回る程度の効果を発揮してくれるため、八ヶ岳ライフにはオススメなのである。
次は、お掃除ロボット「お掃除くん」と「お掃除ちゃん」の状況を確認。
2人共、どこにも引っ掛かってお休み状態にはなっていないな。
ついでだからお掃除くんにオフィスを掃除してもらおう!
続いて、自宅と八ヶ岳に張り巡らした「温湿度モニター」をチェック。
特に、重要なのは「オフィスウッドデッキ(室外)」と「オフィスデスク(室内)」の機器が記録したデータである。
留守中、外気温は、9日の朝に0.4℃まで下がったようだが、氷点下にはなっていないな…
この時期、乾燥してカラカラ状態になるオフィスは、湿度が40%を下回った場合に加湿器を稼働させるように設定してきた。
オフィスデスクのモニターが示す留守中の平均湿度は41%。
うん、加湿器もしっかりと働いているぞ!
続いて「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」の各種モニター類のデータをチェック。
雨量計はこの間、雨がまったく降らなかった事を示していた。
風速風向計のデータグラフからは、風も穏やかであった事がわかる。
これまでのところ、すべての機器に異常なしだ!
最後は、ライブカメラネットワークのチェック。
「2系統」のカメラシステムが構築してあるのだが、防犯上の理由で『八ヶ岳稿房』で紹介するのは「サブシステム」の画像のみ。
画像の美しさはメインシステムにやや劣るが、スマホアプリはこのサブシステムの方が優れている。
今日の八ヶ岳の朝は曇り空のようだ。
メインウッドデッキの様子を特に丹念にチェック。
ああつ、花梨(カリン)の木の紅葉が始まったな。
例年、敷地内の樹木の中で、花梨は「紅葉のラストランナー」。
花梨の葉が色付き始めると、八ヶ岳の冬支度は「ラストステージ」を迎えた事を意味するのだ。
Galaxy Watch と うるちゃんには、昨晩も「敷地内侵入者」のアラートが何通か届いていた。
どうせあいつらだろう…
枕木駐車場のアラート録画を確認すると、やはり「鹿軍団」であった。
ブッドレアを囓ろうとして諦めているな…
あれっ、こいつら枕木スロープの方を気にしているな。
何かいるのかな?
「熊」は困るが「UMA」だったら面白いぞ!
さっそく、枕木スロープを映し出すライブカメラの同時刻のアラート動画を再生。
そこには、本宅の枕木テラス付近まで侵入してきた1頭の雄鹿の姿がしっかりと録画されていた。
そうか、こいつは群れの仲間じゃないから、枕木駐車場の鹿達は警戒したのか!
それにしても、私が不在だとここまで堂々と「領土侵犯」してくるんだな…
と、こんな感じに我が「お留守番部隊」の優秀さを再確認。
だが、本当に凄いのは、これらIoT機器を連携させて一元管理してくれる我がスマホ「うるちゃん(Galaxy S22 Ultra)」や Alexaちゃん、Google嬢 だと思う。
特に、「うるちゃん」は、先日の皆既月食の際に改めてカメラ性能に感心したが、クラウドではなくカメラ本体にローカル記録したライブカメラの録画もストレスなく再生してくれるので本当に凄いと思う。
予備用の「並みスペック」のスマホだと再生に時間は掛かるし、画像はカクカク。
ドン臭い動作に苛ついて、思わず床に叩き付けたくなるものな…
今から23年前、八ヶ岳ライフをスタートさせた頃は、冬の八ヶ岳は「行ってみないと状況がわからない地」であった。
それが、数年前からはこんな感じに、どこにいてもリアルタイムで状況確認できる。
さらには異常を記録し、警告を発する事も可能なのだ。
私は、AIやロボットと仲良く共存したいと思う。
だって、人間のように面倒じゃないし、妙に愛嬌もあるんだもの…
by『八ヶ岳稿房主』