自宅 日曜朝のルーティン — 留守の八ヶ岳を守る優秀な部下達

今日で八ヶ岳を離れて1週間。明日は東京での講演や会食等、予定がギッシリ。

だが、それらを終えれば、いよいよ八ヶ岳での「決算分析山籠もり期間」がスタートする。

今日は「嵐の前の静けさ」といった感じだろうか…

新百合ヶ丘自宅滞在中、私には「日曜朝のルーティン」がある。

それは「八ヶ岳お留守番部隊(IoT機器)」の稼働状況確認である。

前回、八ヶ岳オフィスを離れる際に「完全冬モード」に移行。

既に稼働中であった「トイレヒーター」に加えて、「Dyson の Hot and Coolファン」と「加湿器」の設定もしてきたので、それらが正常に稼働しているかのチェックも必要なのだ。

まずは、Dysonのファン。うん、正常に Autoモードで稼働中だな。

Dyson のファンは「八ヶ岳にはエアコンを設置しない主義」の私にとって、冬場の強い味方である。真冬に自宅を発つ前に、温風25℃程度の設定で稼働させておくと、オフィス到着時には室内はほんわり程度には暖かくなっている。気休め+アルファ程度の効果は十分にあるのだ!

こいつは、真冬に八ヶ岳を訪れる際に、ちょうど自宅を発つ時に温風稼働させておくと、室内をほんわりと暖かくしておいてくれるのだ。

「気休め+アルファ」を上回る程度の効果を発揮してくれるため、八ヶ岳ライフにはオススメなのである。

次は、お掃除ロボット「お掃除くん」と「お掃除ちゃん」の状況を確認。

2人共、どこにも引っ掛かってお休み状態にはなっていないな。

オフィス用のお掃除くん、本宅用のお掃除ちゃん、2台のお掃除ロボットは大活躍。低いスペースに果敢に突入して掃除できる事を最優先して購入した機種だったが、大正解だった。

ついでだからお掃除くんにオフィスを掃除してもらおう!

続いて、自宅と八ヶ岳に張り巡らした「温湿度モニター」をチェック。

特に、重要なのは「オフィスウッドデッキ(室外)」と「オフィスデスク(室内)」の機器が記録したデータである。

留守中、外気温は、9日の朝に0.4℃まで下がったようだが、氷点下にはなっていないな…

左がオフィスウッドデッキ(屋外)、右がオフィスデスク(室内)に設定したモニーターの過去1週間の気温推移記録。外気温の最低は0.4℃を記録。室温は、Dysonのファンが稼働する設定温度(4℃)までは下がっていない。 平均気温は屋外が8.1℃で室内が13.4℃。5.3℃の差がある。

この時期、乾燥してカラカラ状態になるオフィスは、湿度が40%を下回った場合に加湿器を稼働させるように設定してきた。

オフィスデスクのモニターが示す留守中の平均湿度は41%。

左がオフィスウッドデッキ(屋外)、右がオフィスデスク(室内)に設定したモニーターの過去1週間の湿度推移記録。湿度が40%を下回ったら、温湿度モニターに連携させた加湿器が稼働するように設定してきた。40%まで下がると見事に湿度が上昇を始めている。う~ん、イイ働きをしているな!

うん、加湿器もしっかりと働いているぞ!

続いて「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」の各種モニター類のデータをチェック。

雨量計はこの間、雨がまったく降らなかった事を示していた。

風速風向計のデータグラフからは、風も穏やかであった事がわかる。

「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」のデータ。留守中は強風が吹く事もなく穏やかな日が続いたようだ。雨量計データは降水記録ゼロで、横棒1本のグラフだった。

これまでのところ、すべての機器に異常なしだ!

最後は、ライブカメラネットワークのチェック。

「2系統」のカメラシステムが構築してあるのだが、防犯上の理由で『八ヶ岳稿房』で紹介するのは「サブシステム」の画像のみ。

画像の美しさはメインシステムにやや劣るが、スマホアプリはこのサブシステムの方が優れている。

今日の八ヶ岳の朝は曇り空のようだ。

今朝の八ヶ岳オフィス周辺は曇り空のようだ。八ヶ岳ブルーの空が財産区林の樹間から見えない。

メインウッドデッキの様子を特に丹念にチェック。

11月6日、前回八ヶ岳滞在最終日には、まだ広葉樹の黄色い葉が目立ったのだが、1週間ですっかり落葉が進んだ。花梨の木が紅葉し始めているな。冬支度はいよいよファイナルステージ突入である!

ああつ、花梨(カリン)の木の紅葉が始まったな。

例年、敷地内の樹木の中で、花梨は「紅葉のラストランナー」。

花梨の葉が色付き始めると、八ヶ岳の冬支度は「ラストステージ」を迎えた事を意味するのだ。

Galaxy Watch と うるちゃんには、昨晩も「敷地内侵入者」のアラートが何通か届いていた。

どうせあいつらだろう…

枕木駐車場のアラート録画を確認すると、やはり「鹿軍団」であった。

ブッドレアを囓ろうとして諦めているな…

あれっ、こいつら枕木スロープの方を気にしているな。

何かいるのかな?

「熊」は困るが「UMA」だったら面白いぞ!

さっそく、枕木スロープを映し出すライブカメラの同時刻のアラート動画を再生。

そこには、本宅の枕木テラス付近まで侵入してきた1頭の雄鹿の姿がしっかりと録画されていた。

そうか、こいつは群れの仲間じゃないから、枕木駐車場の鹿達は警戒したのか!

それにしても、私が不在だとここまで堂々と「領土侵犯」してくるんだな…

と、こんな感じに我が「お留守番部隊」の優秀さを再確認。

だが、本当に凄いのは、これらIoT機器を連携させて一元管理してくれる我がスマホ「うるちゃん(Galaxy S22 Ultra)」や Alexaちゃん、Google嬢 だと思う。

特に、「うるちゃん」は、先日の皆既月食の際に改めてカメラ性能に感心したが、クラウドではなくカメラ本体にローカル記録したライブカメラの録画もストレスなく再生してくれるので本当に凄いと思う。

予備用の「並みスペック」のスマホだと再生に時間は掛かるし、画像はカクカク。

ドン臭い動作に苛ついて、思わず床に叩き付けたくなるものな…

今から23年前、八ヶ岳ライフをスタートさせた頃は、冬の八ヶ岳は「行ってみないと状況がわからない地」であった。

それが、数年前からはこんな感じに、どこにいてもリアルタイムで状況確認できる。

さらには異常を記録し、警告を発する事も可能なのだ。

私は、AIやロボットと仲良く共存したいと思う。

だって、人間のように面倒じゃないし、妙に愛嬌もあるんだもの…

 

by『八ヶ岳稿房主』