昨晩、東京での仕事を終えた後、八ヶ岳撤収日に届いていた郵便物の封を開いた。
その中のひとつが、我が愛読誌「Land Rover Laboratory (LRL) 65号」であった。
発行人のK村さんが、突如、68(ローバー)号での廃刊を宣言したのが、今年の5月下旬、第63号の誌面上であった。
あれから4ヵ月、既に64号と65号が発行され、残りは3号となった。
何となく、LRL誌の廃刊が、私が大好きな「四角くて武骨でありながら優美さも漂わせる Land Rover車の時代の終わり」を象徴するような気がして寂しい。
K村さんのブログは、私が唯一、毎日チェックするお気に入りである。
現在、K村さんが保有する「クラシックレンジ」の抜本的なパーツ交換(レストアと言うべきかな?)に取組中であり、関連ネタの投稿が楽しみで仕方ない。
元々、洗練されたコンテンツ満載のブログなのだが、何よりも私が「大嫌いなWeb広告」の掲載がないのが好きだ。
雑誌の方の65号もコンテンツが濃いな~
紹介されているのは、ディスコ3のG4チャレンジャーモデルに軍用車両の Wolf 等々。
う~ん、見事に私が好きなタイプの車が並んでいるな…
そう言えば、先日、次男ペアが八ヶ岳を訪れた際に、鉢巻道路走行中に、ブラックボディーの旧 ディフェンダーとすれ違った。
その瞬間、次男が「凄い格好イイ車だ。なんて車種なの?」と私に聞いてきた。
ああっ、コイツは社主さま(家内)似なんだなと改めて感じたっけ…
とっても嬉しかったのが、並行輸入のディーゼルモデル(SDV6)が掲載対象であったものの、社用車D4(Discovery 4)をべた褒めしていた事だ。
いきなり「掲載車の走行距離は約15万キロ。メインテナンスを行えば40万キロは問題ない。」なんて書かれていた。
我が社用車D4の走向距離は、新車乗り出しからもうすぐ18万キロ。
なんだ、まだ「折り返し地点」にも来てないんだな…
その他にも「ディスカバリー4は完成車」「ファミリーカーとして使うのであれば、ランドローバーすべてのモデルの中でナンバーワン」なんて、D4オーナーからすると涙が出る程嬉しいコメントが並んでいる。
「ディスカバリー4こそ最終型のディスカバリ-」— 私もそう思う!
普通の自動車評論家のコメントであれば何とも思わないが、Land Rover車を知り尽くしたK村さんの言葉なので重みが違うのだ!
車ネタ以外にも、クラシックレンジのタイヤカバー作成や革製トートバッグのリペアなど私の好みの記事が並ぶ。
要は「本当に気に入った物を自分好みにアレンジして長く大切に使う」というライフスタイルが滲み出ているお洒落な雑誌なのである。
一通り目を通した後に、私には珍しく「喪失感」のようなものを覚えた。
やっぱり、K村さんの当初の目標である100号まで発行を続けてくれないだろうか…
by『八ヶ岳稿房主』