ゲスト滞在記(五) —息子夫婦達との付き合い方

私は眠ってしまっていたのだが、三男夫婦と社主さまが昨日(25日)の午前1半頃、八ヶ岳着。

息子達の滞在中は、①1日だけは仕事を完全に休んで、八ヶ岳周辺の観光スポットを一緒にドライブする ②最低1回はBBQを楽しむ のがマイルール。

滞在予定期間中の天気がちょっと怪しいので、初日をいきなりドライブ・デイとした。

三男夫婦の前回滞在時にはアウトレットをメインにした「軽井沢トリップ」を楽しんだので、今回はどうしようか?

三男のお嫁さんSちゃんのご要望は、安曇野と高速道のSA巡り

息子達3人の性格がバラバラなように、お嫁さん達の趣味・嗜好も当然異なる。

それに合わせて最適なプランを組むのがホスト役の「責務」である。

そんなわけで、Sちゃんのご要望に、私お奨めのパワースポット(要は気持ちの良い場所・癒やされる場所)を組み合わせるドライブコースを設定した。

朝9時半にオフィスを発って、エコーライン経由で諏訪ICを目指した。

途中、エコーラインのひまわり畑を見せてあげたかったのだが、残念ながら、ひまわりはすべて伐採されて「ただの畑」状態になっていた。

もう「秋」であることを改めて実感。

その後目指したおは、安曇野の「大王わさび農場」

私と社主さまは、今年2回目だったが、何回訪れても「気持ちの良い場所」という意味で飽きる事はないのだ。

最近、パワースポットの4大構成要素が何となくわかってきた。

「空気」「水」「樹木」そして「岩」である。

「大王わさび農場」は、この中でも「水」の要素が突出して強い。

大王わさび農場を訪れるのは今年2回目。この季節は残念ながら「わさび田」は遮光シートで覆われている。

どんなお客様でも自信を持って案内できる私のお奨めスポットなのである。

わさび農場をゆっくりと散策してたっぷりと癒やされた後は、安曇野の美しい街並みと名物の「お蕎麦」を昼食に堪能。

その後に目指すは「諏訪大社 上社本宮」である。

途中、梓川SAと諏訪湖SAにしっかりと立ち寄ったのは言うまでもない。

梓川SAも結構楽しめるんだよな…
諏訪湖SAの展望スペースから諏訪湖を一望。天気が良ければ素晴らしい眺望なのだが…

「諏訪大社」が日本有数のパワースポットである事については説明不要。

は~い、今年建てたばかりの御柱にしっかりと触れてパワーをもらってね!

三男夫婦達に今年建てたばかりの御柱にしっかりと触れて欲しかった。諏訪大社は日本有数のパワースポットなのである!
さあ、一の御柱にしっかりと触ってパワーを貰っておいで!
二の御柱周辺の巨木が発するパワーは素晴らしい!
諏訪大社の魅力は御柱とそれを取り巻く樹木、それに澄んだ空気と重みを感じさせる独特な湿度だな。一見すると朽ちたように思えるこの巨木もしっかりと生きている。

Sちゃんは、一の御柱をスマホの「待ち受け画面」にしたいと言って写真を撮っていた。

それ、お洒落なセンスだな…

ちなみに、私の待ち受け画面はマスクを着けた「縄文のビーナスさま」である。

諏訪市公認のご当地萌えキャラ「諏訪姫」の公式ショップに立ち寄ったのだが、残念ながらお休みだった。

その後は「ツルヤ 茅野店」に「たてしな自由農園 原村店」とお嫁さん達を伴った時の定番コースを巡って、オフィスに戻ったのは午後4時半。

「ツルヤ 茅野店」に連れて行って喜ばないお嫁さんはいないな… オリジナル商品が魅力なのだ。

明日からは、三男夫婦2人での行動となるので、まあこんな感じかな…

本宅で夕食を終えたあとは、くつろぎの一時。

諏訪湖SAの有名スイーツと言えば、私は「いも玉クリーム」がイチ押しである。

諏訪湖SAで1人2個(オリジナルとむらさきいも)ずつ買おうとしたら、ダイエット中の社主さまは「私は太るからいらないわ。」と言った。

そこで3人分計6個を購入したのだが、いざ、皆で味わおうと思ったら5個しかなかった。

数ある諏訪湖SAの有名スイーツの中で、私のイチ押しは「いも玉クリーム」。でも6個買ったのに、何故、5個しかないの??

あれっ? お店のミスかな??

いも玉クリームのオリジナル。中にはカスタードクリームがタップリ。私の分のむらさきいもは、社主さまが勝手に食べてしまっていた…

怪訝に思ったら、隣に座っていた社主さまが「私はもう1個いただいたわ。とっても美味しかったわよ。」としれっと言った。

これこそが、最強のパワーパーソン「我が嫁」である…
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私達夫婦の息子達夫婦との付き合い方の基本は「徹底した不干渉主義」である。

夫婦は仲良く、お互いに何でも話し合いながら独自のライフスタイルを築き上げていけば良いと考えている。

相談を受ければ何でも真摯に対応するつもりだが、こちらから一切口出しはしない。

これは親との付き合いでも同じで、私達夫婦の事については一切、干渉も口出しも許さなかったし、相談も頼み事もしなかった。

まあでも、夫婦仲がとっても良い事だけは、親達には間違いなく伝わっていたと思う。

「孫」は、いてもいなくても、別にどちらでも構わない。

これも息子夫婦達が好きなようにすればよいと考えている。

但し、もし孫が出来た場合、私も社主さまも、唯一と言える「強い希望」がある。

それは「おじいちゃん」「おばあちゃん」なんて絶対に(死んでも)呼ばれたくないという事だ。

社主さまは「名前にちゃん付け」が希望のようだ。

私は「師匠(マイスター)」って呼ばれたいな…

そう呼んでもらえるように、様々な趣味を粋に楽しむお洒落な老人になろうと考えているのだ!

 

by『八ヶ岳稿房主』