「ドッチーモ」って凄かったな — デュアル化の美学

「通信」に対する「リスク管理」を改めて見直す必要があるな…

一昨日から発生した「au」の大規模通信障害は、私にそんな事を考えさせてくれた。

auからは「東日本エリアに関しても(昨日の)午後5時半頃には復旧作業完了」との発表があった。

実際、我が最強のパートナー Noteくんは、午後5時17分に SMSが届いて、音声通話回線(回線交換ネットワーク)も復旧した事が確認できた。

試しに、自宅書斎の固定電話に電話をかけてみるとちゃんと繋がった。完全復旧であった。

だが、不思議なもので同じ au回線を使っている 社主さまの iPhone 12 Pro は、いつまでたっても「アンテナが立たない」状況が続いた。

結局、昨晩の午後11時半頃になっても状況は改善されず、彼女は昨日中の復旧を諦めてしまった。

今朝になっても(7時時点)、iPhone 12 Proには復旧の兆しは、まったくなし。

私と違って穏やかな性格の社主さまも、さすがにイラッとしているようだ(珍しいな…)

「苦情を伝えたくても、そもそも電話ができないじゃないの。」と憤慨していた(確かにそうだ)。

同じ電波受信環境にあっても、機種によって「障害の復旧」にはこんなにも差が出るのか?

機種毎の「受信可能バンド(帯域)」の違いなのかな??

新鮮な驚きであると同時に、今回の通信障害は「ちょっと胡散臭いな」と思えてきた。

政府の「社会実験の類」じゃないのだろうか…
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固定通信の「auひかり」にはトラブルは発生していなかったので、当初は、プライベートにもビジネスにも大した影響はないだろうと考えていた。

だが、SMSが使えないのには困った。

「2段認証システムのパスコード」が受信できないのである。

これは私にとって予期せぬ「落とし穴」となった。

今年1月~3月に実施したBPRでは、当然ながら「情報セキュリティー」の強化・見直しはしっかりと実施。

だが「通信環境(回線)の分散」までは考えが及ばなかった。

気が付けば、我が家(社)の通信回線は「au寄せ」の状態が顕著。

唯一の例外が八ヶ岳オフィスの光回線で、こちらはNTTの「フレッツ光」である。

やっぱり何でも『リスク分散』が肝心だな!

スマホも以前のように、プライベートとビジネスの「2台持ち」に戻そうかな?

一時期使用していた「Rakuten Hand」の再登板も検討しようかと思った。

だが、よく考えたら、楽天モバイルは「八ヶ岳オフィス周辺では au回線のローミング」なのだ。

チッ、通信回線のリスク分散にはならないな…

それに、結局「スマホの2台持ち歩き」なんて面倒で絶対にしないのだ。

特に、ビジネスの際には「いかに身軽であるか」にこだわる性格なので、実際に「2台持ち」で仕事に出掛けた事は2~3回しかなかったように思う。

そうなると、現実的な対応策は、2枚のSIMカードが使える「Dual SIM」対応スマホの導入となる。

2枚目を格安SIMにして「安全保障コスト」と考えようか…

でも、Noteくんの後継機種である「Galaxy S22 Ultra」の国内キャリア版は、Dual SIM非対応だ。

海外版は「技適」がどうなっているのかな?

なんて、色々と考えさせられてしまった。
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ふと、ちょうど「八ヶ岳ライフ」をスタートした頃(2000年)は、NTTドコモの「ドッチーモ」使っていた事を思い出した。

私が「八ヶ岳ライフ」をスタートさせた頃に使っていた NTTドコモの名機「ドッチーモ」。これ1台で、携帯とPHSの2つの回線(電話番号)が割り当てられて、簡単に使い分けが出来たのだ!

1台の携帯端末で、携帯とPHSの使い分けが可能。

PHS回線は繋がる場所での音声のクリアさが秀逸だったし、携帯回線では「i-mode」も使えた。当時はとても重宝したのだ。

確か「ドッチーモ」は、当時の日本の携帯電話の「ひとつの完成形」と敬意を表して、手元に残してあるはずだ。

「殿堂入りデジガジェ名機」の保管スペースを探してみたら、すぐに見つかった。

こんなに小さかったんだ… それにスマートな外観だよな!

Noteくんとドッチーモを並べてみた。改めて「スマホってデカくて嵩張るな…」と実感。

時は「多機能」面にばかり注目していたのだが、「通信回線のリスク分散」という意味も込められていたのかもしれないな。

「東日本大震災」の際に、携帯電話回線がパンクした一方で、PHSは普通に使えたという事例を思い出した。

だとすれば「ドッチーモ」って凄い製品だったのだ!

「デュアル化の美学」を極めた製品と言い得るかもしれない。
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20年以上前は、日本製のデジガジェ(特に、SONYとSHARP)の全盛期。

「ZAURUS」 や 「Clie」 が私のビジネスのパートナーだった。

だが、現在の私の強い味方は 「林檎組(Apple製品)」の時代を経て、「Galaxy軍団(SAMSUNG)」へと全面移行している。

今の私は「Galaxy」の信奉者。もう、我が儘な「Apple製品」を使う気はしない。SONY製品も VAIOのノート PCだけで、それ以外に増えそうな気はしないな…

日本人としては、ちょっと寂しいな…

オイオイ、「auの通信障害」のせいで、本当に色々と余計な事を考えてしまったぞ!

 

by『八ヶ岳稿房主』

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