基本的に「他人の言う事」は信用しない。
「何でも疑ってかかる」なんて言うと「人間としての品性」が問われそうなので、常に情報の内容に「矛盾点がないか」を意識しながら話を聞くようにしている。
そうすると、世の中にはいかに「信頼できない輩」が多いかが見えてくる。
新型コロナウィルス(SARS CoV-2)に関する政府や有識者会議の情報なんて、その最たるものだ。
太平洋戦争末期の「大本営発表」の方が、まだまともだったような気がする。
だが、よく考えたら、私は当時、生まれていなかった。
こういう「安易な発言」が「信頼できない輩」の典型事例である。
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コロナ感染者数の先行きの動向に関しては、自分でトレンドを予測するしかないと思って「東京都」「神奈川県」「長野県」に限定した上で、色々とデータを分析した時期があった。
勿論、自分なりの「アラート」を発する事が出来るようにするためだ。
あれやこれやとデータを弄ってみたのだが、最終的に、割とシンプルな「トレンド転換予想」の結論に至った。
「前日比で3日連続で新規感染者数が増加したら要警戒、4日連続で完全警戒、5日連続だったら一気に危険ゾーン」という目安だ。
一般的には「前週比の増減」にこだわるようだが、私はそんな数字には興味がない。
我が社(家)は「緊急事態宣言」や「まん防措置」とか一切関係なしに、独自の「非常事態宣言」や「戒厳令」を発して、これまで新型コロナに対応してきた。
そのベースになっていたのが、このシンプルな「目安」なのだ。
前回の非常事態宣言の解除は5月29日だったので、6月は「夏マスク」の着用を除いては、ほぼコロナ前と変わらない日常生活を送る事が出来た。
それでも、東京都、神奈川県、長野県の日々の新規感染者数だけは、毎日欠かさず Excel にデータ・インプットしてきた。
そうしないと落ち着かないので、完全に「習慣化」している。
ビジネスで使っている凝った作りのグラフではなく、極めてシンプルなスタイルのグラフを毎日アップデートするだけだ。
これによって、「3日連続前日比増」の「要警戒」状態をチェックし、「4日連続」の「完全警戒」になった場合は、直ちに「非常事態宣言」を発すると決めている。
6月は、東京都で21日から23日に掛けて3日連続増となり、ちょっとヒヤッとした。
だが、その後はあっても2日連続増だったので、まだ、あまり心配していない。
神奈川県は、この間、3日連続増は起こっていない。珍しく「優等生」なのだ。
むしろ気になったのは長野県の方で、6月28日~30日まで3日連続増だった。
実は、昨日(7月1日)も前日比増となった場合、直ちに「非常事態宣言発令」と考えていたのだが、結果は「前日比42名の減少」であった。
増えそうでいて、実際は、まだそれ程の勢いではないな…
出来れば、次の八ヶ岳滞在中は「ごく自然の八ヶ岳ライフ」をエンジョイしたいと思うので、4日連続増にならなかったのは嬉しかった。
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6月中に、もうひとつ「新たな習慣」が定着した。
「非常事態宣言解除」とほぼ同時に導入した「夏用マスク(別名 AIマスク)」が思っていた以上に快適で、結局、自宅用に5枚、八ヶ岳用に3枚購入したのである(https://triglav-research.com/?p=37729)。
講演で話す際の圧迫感が「不織布マスク」とは比較にならない程に軽い。
それに半信半疑であった「冷感アイスシルク」なるものの「サラリ感」が期待を大きく上回ったのだ。
しかし、このマスクは、使い捨てタイプのマスクと異なって、使用後には「洗濯」、それも手洗いが必要だ。
初めの頃は、正直、面倒だなと感じた。
それでも、マスクを洗うための専用容器を100均で購入し、洗剤は「SUPER NANOX」と決め、入浴時の定番作業とした。
私の好きな「仕来り」のようなものとなって、不思議と喜びを感じるようになってきた。
まあ、スーツを着た日に毎回欠かさない「スチーム掛け」みたいなものである。
特に意識せぬ間に「コロナ対応」で新たな習慣が定着していく。
正に「New normal」な日々だな…
by『八ヶ岳稿房主』
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