先日、社用車のD4のタイヤをスタッドレス(冬)タイヤからノーマル(夏)タイヤへと遅ればせながら換装した。
今年で23年目を迎えた我が「八ヶ岳ライフ」。
これまで、愛車のタイヤ換装(履き替え)に関しては、1回も破った事のない厳格なルールが存在した。
「ノーマルへの換装は5月3日(憲法記念日)の前後数日以内、スタッドレスへの換装は11月3日(文化の日)の同じく前後数日以内」に行って、それぞれのタイヤに6ヵ月づつ頑張ってもらうというマイルールである。
そして、タイヤの換装をお願いするのは「タイヤガーデン ピットイン 富士見」と決めている。長いお付き合いで「信頼度抜群」の先なのだ。
今年は、ノーマルタイヤを新しいタイヤに交換する年であり、かつ、GWを異例であるが「八ヶ岳を離れて過ごす」と決めていたので、タイヤの換装は当初、GW明けを予定していた。
その段階で既にマイルールよりは若干遅れ気味だったのだが、これに私の「耳石目眩」が重なって、八ヶ岳出社のタイミングがさらに遅くなった。
それでも5月中旬には換装を終えようと考えていたのだが、結果的には、さらに2週間遅れとなってしまったのである。
ここまで遅れてしまった最大の理由は「タイヤが無い(お店に入荷してこない)事」だった。
D4のタイヤはかなり特殊なサイズなので、元々、選択肢が限られる。
いつもピットイン富士見のK店長さんに3~4種類の候補を示してもらい、その中から私が性能や価格を考慮して決める事となっていた。
今年は5月の初めまでにこの作業を済ませていたのだが、4種類の内、3つのタイヤは「入荷時期未定」とか「5月中~下旬入荷予定」だった。
数日内に入荷予定という1つは、昨年まで履いていたタイヤの後継モデル(製造年が新しいだけ?)で、最初から選択対象外。
結局、MICHELIN が発売したばかりの PRIMACY SUV+ というタイヤを選んだのだ。
だが、タイヤ選定に半日程時間を掛けた間に、全国で10本だけあった5月中旬頃に入荷予定の枠が埋まってしまった。
過去の経験から「ノーマルはMICHELINの新製品を購入すればハズレなし」という考えが頭にあったので、タイヤ換装時期に掛かるマイルールを敢えて破って「ひたすら待つ」事にしたのである。
入荷予定は「5月末から6月初旬頃」との事であったが、幸いな事に今週の火曜日に入荷。
無事に換装を終えて、支払いの際にショップの方と雑談。
「兎に角タイヤが品不足で、入荷が遅れに遅れている。こんな事はこれまで経験が無い。タイヤの価格も上がったが、それ以上に品不足が深刻。」との事であった。
今回のタイヤ換装代金は、旧タイヤの廃棄費等々、すべて込みで142,000円(税込み)。
ある程度の価格上昇は、新しいスタッドレスタイヤに換装する際に経験済みなので、想定の範囲内。
それでも「タイヤの価格は上がったな~」と実感。それ以上に、入荷に要した時間の長さに驚いた。
もっとも、社主さまの新愛車「スペーシア ギア」が、納車に7ヵ月以上を要したのと比較すれば大したことはないのだが…(https://triglav-research.com/?p=37380)
かつては「タイヤは発注すれば数日で入荷する」という事が当たり前だった。
私には、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻等々により「欲しければモノが手に入る時代」が終焉しつつある事を感じさせる出来事であった。
「モノの価格が上がる時代 モノが無い時代」の到来か…
昨年、還暦を迎えた私が、これまで経験した事の無いような時代を迎えつつあるように思えた。
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我が家は、タイヤ換装後はしっかりとタイヤとホイールを洗浄する。
その後、十分に乾燥させ、メインウッドデッキ下の「薪とタイヤの保管スペース」に置く事になっている。
このスペースは、雨や直射日光に晒される事はなく風通しは良好。
下には枕木を敷き詰めているので、タイヤの保管には最適なのだ。
今回は、通常よりも丁寧に洗浄して、保管スペースに雨漏りがないかを確認。
うん、OKだ。
要は「モノを大切にする時代」だと考えればイイんだな…
そう思えば「悪くない時代」である!