「八ヶ岳 車ライフ」の新たな楽しみ — 小さな車も悪くないな…

5月は自動車税の納付時期。社用車D4の納税証明書を車検証ホルダーに入れながら、その金額を見て、溜め息。

排気量5,000ccなので納税額は88,000円だ。毎年感じるのだが、高いなあ~

ふと、我が家の八ヶ岳ライフの「日常の足」となった パジェロ・ミニの納税額が気になった。

車検証ホルダーを確認したら、こちらはわずか7,200円。安いな~

軽自動車税が10,800円に増税されたのは2015年4月1日なので、それ以前に新車登録した我が家のパジェロ・ミニは旧軽自動車税額で済むのである。

D4の12分の1以下か。凄い差だな!
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パジェロ・ミニが生産終了となったのは 2012年6月であり、それ以降は在庫のみの販売が継続された。

そして、2013年1月には三菱自動車のHPへの掲載も無くなった。

生産終了した事などまったく知らなかった社主さまが「どうしても、もう一度パジェロ・ミニに乗りたいの!」との要望で、新百合ヶ丘自宅最寄りのディーラーを訪れたのは2012年12月中旬であった。

「新車の在庫なんて、とっくにありませんよ!」と相手にもされず別の車を案内された。

ダメもとで年末に「諏訪」のディーラーも訪れた。

三菱自動車ディーラー網のシステム上では、既に新車在庫は無いとの結果だった。

だが、まだディーラーが抱え込んでいる在庫があるかもしれないとの事で、諏訪の営業の方が全国各地のディーラーに連絡してくれた。

その結果、年が明けてから、社主さまの希望するグレードが北海道のディーラーに1台だけ残っていた事が判明。

我が家のパジェロ・ミニは北海道からはるばる運ばれて来て、2013年2月に無事に納車されたのである。

三菱自動車のHPからも消えた後の新車登録だったので、諏訪のディーラーの担当者さん曰く「おそらくパジェロ・ミニの新車登録の全国(少なくともこのグレードでは)で最後の1台」との事だった。

社主さまが、元々、几帳面でしっかりとした印象を抱いていた「諏訪人」をさらに高く評価するようになった懐かしい出来事である。

そんなわけで、かなりの思い入れのある車なのだ(https://triglav-research.com/?p=15170)。

早いもので、新車購入からもう10年目を迎えた事になる。

社主さまの新百合ヶ丘自宅でのテニス通いや買い物、家族の送迎等にしか使用していなかったので、走向距離はまだ55,000km程度。

事故や故障もまったくない「無傷の優等生」の状態で、八ヶ岳に転勤してきたのである。

こんな感じで、枕木駐車場の上に大小2台のクロカン4WDが並んでいるのが、当たり前になってきた。
オフィスの窓からは2台の後ろ姿が見えるようになっている。

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ここ数日、私もパジェロ・ミニを運転する事が一気に増えてきた。

実はこれまで、私は社主さまの愛車(専用車)であったパジェロ・ミニを日常生活で運転する事は、ほとんど無かった。

八ヶ岳オフィス出社の際に、2~3回程、長距離運転しただけであろうか?

実際に八ヶ岳の日常生活で乗り回してみると、D4と正に好対照で「実に面白い車」である。

そのため、ついつい2台を比較してしまう。

パワーと快適さではD4の足元にも及ばないが、何よりも小回りが効くのが良い。

「駐車」という行為が簡単である事を再認識した。

八ヶ岳の農道や山道など、D4では入って行くのが躊躇されるような細い道でも、気兼ねなく乗り入れる事が出来るのだ。

昨日は2台のボンネットを開いて、ウィンドウォッシャー液を補充した。

エアサスのD4と異なり、道の凸凹の衝撃をダイレクトに感じさせるサスペンションだが、この感覚もちょっと新鮮である。

長くて急な坂道が多い八ヶ岳界隈に対しては、スペック上「非力」なエンジンだと思っていたのだが、ターボ車なので予想していた以上にキビキビ走る。

ターボタイマーまで付いていてちょっと生意気だ(これはオプションだったのかな?)。

ミニパジェのエンジンルーム。各パーツが剥き出しで「機械」って感じがする。
D4のエンジンルームは、V8 5000ccのJAGUAR製エンジンはカバーに覆われて、実にスッキリとしている。

D4のフルタイムと異なってパートタイム4WDなのだが、このモードチェンジ作業が、かつて私の愛車であった「パジェロ・ロング」以来なので懐かしい。

ラゲッジスペースもリアシートを倒してしまえば、スッキリとして意外と広いのだ。

自宅ではリアシートを立てて使っていたのだが、八ヶ岳では倒して使う事にした。するとラゲッジスペースはすっきりとフラットになって、八ヶ岳での日常の買い物程度であれば十分過ぎる程の広さになった。

実燃費は、社主さまによると10km/ℓ 程度で、軽自動車の中では時代の流れに逆行する「高燃費車」なのだが、レギュラーガソリンでOK。

ハイオク専用で燃費7km/ℓ 程度のD4を社用車とする私から見れば「かなりの(相対的)低燃費」となる。

結局、今回の八ヶ岳滞在中に、私はすっかりパジェロ・ミニを気に入ってしまったのである。

そして、この新たな相棒を「ミニパジェ」と呼ぶ事にした(一般的には「パジェミニ」らしいのだが…)。
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私は30年近く、今や死語となりつつある「クロカン4WD」を乗り継いできた(SUVという呼び方は嫌いだ)。

八ヶ岳ライフ開始以降に限定すると、 パジェロ・ロング(三菱PAJERO) ⇒ ランクル100(TOYOTA LAND CRUISER 100)⇒ D4(Land Rover Discovery 4)である。

ブリスターフェンダーのパジェロの時は全然感じなかったが、ランクル100とD4は兎に角「大きい」。

共に大排気量(ランクル100も4,700ccだったかな?)で、車重は約2.5トンの「重量級」。

全長・全幅・全高は、正確に覚えていないが、4.9m・1.9m・1.9m程度の「背の高い巨体」だ。

右がD4、左がミニパジェのタイヤ&ホイール。ミニパジェもかなり大きいのだが、D4と比べると「子供」である!

これまで、八ヶ岳の道は「大きくてタフな車でゆったり&のんびりと走るもの」と信じて疑わなかったのだが、どうやら「別の楽しみ方」もあったようだ。

ここ数日、枕木駐車場に並ぶ大小2台のクロカン4WDを眺めながらニンマリとする事が多い。

そして思うのだ。「小さな車も悪くないな…」と