「焚き火」は、私と社主さま(家内)にとって欠かす事の出来ない「八ヶ岳でしか出来ない楽しみ」である。
冬場になるとこれに「薪ストーブ」が加わる。
「八ヶ岳ライフ」における「インプリンティング」の典型だと思うが「テラスで焚き火」「ログハウスで薪ストーブ」を眺めるのは、私達夫婦にとって、ちょっと大袈裟に言えば「至福の時」なのだ。
65歳(あと5年)までを目途に計画している「八ヶ岳ではない方の(第1の)拠点の完全リニューアル」については、既に土地は確保済みだ(現在の自宅から車で10分も要さない場所である)。
建物は「ログハウス」を新築すると夫婦間で合意に至っており、時間があれば各地のログハウス展示場を見学している。
だがそこで、必ず「ある壁」に突き当たる。「薪ストーブ」の設置である。
「法律的に問題は無くとも、近隣住人の皆さんの感情等を配慮する必要があります。結局、トラブル回避を優先して、市街地では設置を見送るケースが多いんですよね…」みたいな事をどこの業者も言う。
何だよ、根性ね~な! と思うのだが、現在の自宅の隣家の煙突から、毎日、煙が立ち上っている状況を想像すると、確かに心穏やかでは無い。
「焚き火」に至っては「犯罪行為」だろう。自治会の役員が怒鳴り込んできたり、場合によっては「パトカー」「消防車」騒ぎになる事が確実だ。
じゃあ、八ヶ岳と同じような「カントリーロケーション」にもうひとつの拠点を設ければよいかというと、それは個人的には「愚」である。
「デュアル・ライフのリスク分散効果」の意味が無くなってしまう。
そう「卵は一つの籠に盛ってはならない!」のである。
そんなわけで「焚き火と薪ストーブ」は、将来的にも「八ヶ岳ライフだけのお楽しみ」となりそうだ。
だが、不思議なもので、自宅書斎で朝から晩までデスクワークをした後などに、無性に「炎の揺らめき」を見たくなる。
私自身が撮影した動画も沢山あるし、YouTubeを探せば「焚き火」の映像なんていくらでもある。
世の中、間違いなく「焚き火&薪ストーブ」ブームなのである。
昨日、偶然なのだが「焚き火の癒し映像」の決定版とも言えるTV番組に出会う事が出来た。
番組名は「魂のタキ火『特別編 癒しの炎』」である。
12月1日の午前2時から3時迄という怪しげな時間帯にNHK BS1で放送されたものを録画。昨日の夜にそれを視聴した。
元々、昨年の10月から放送が始まった「魂のタキ火」は、すべてではないが、かなりを視聴していた。
私的には「焚き火を囲んだゲストの30分のトーク番組」的位置付けであった。
素晴らしい番組なのだが、「トーク部分」は不要かなと感じていた(そもそも私は他人の話を聞くのが苦手なのだ)。
その「特別編 癒しの炎」が昨年の12月に放送された事は、今回の再放送までまったく知らなかった。
「ああっ、1時間番組にしてこれまでの名場面集を放送したんだな…」程度の認識で、録画予約したのである。
昨日の夜、仕事を終えてから自宅リビングで鑑賞開始。
15分程観たところで「もしかして、この特別編はトーク無しの焚き火の映像オンリーか?」という予感がした。
そこで、リビングの照明を暗くして、映像をじっと眺める事にした。
結果は、予想通り。 クラシックの名曲を控えめなBGMとして、1時間延々と焚き火だけが放送されたのである。
なんて「アバンギャルド」な番組なんだ!やっぱり、NHKが一番攻めているな。
でもこれは、ノルウェー公共放送「NRK」の有名な『スローテレビ』のパクリ的な感じがしないでもないな…
と、様々な思いが頭に浮かんだのだが、そんなのをすべて掻き消してしまう程の『映像美』である。
TV画面をNoteくんで撮影しても、ひたすら美しい(凄いな…)↓
そりゃそうだ。NHKのプロのカメラマンさんが、最高の機器を使って撮影した映像である。
私のNoteくんで撮影した映像やYouTuberの投稿などが敵うはずもない。
こりゃ、自宅で焚き火の雰囲気に浸る際の「お宝映像」だぞ~\^^/
間違ってこの番組を消去する事のないように、すぐにプロテクトを掛けたのは言うまでもない。
「本物」ではなくとも、なぜか「焚き火(炎の揺らめき)」に魅了されてしまう「私」がそこにいた…