最近、無意識の内に「コロナ禍」前と現在で、何が変わったかを比較している事が多い。
これが結構有意義で、その結果、「社会構造の変化」のようなものを実感する事も少なくない。
また、その変化が「不可逆的」であるか否かを予想する事なんてのも、とっても楽しい。
Noteくんの手書きメモには、そんなアイデアが日々どんどん溜まって(貯まって)行く。
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昨日は「16時間ファスティング」が明けたのは、午前10時半過ぎだった。
16時間以外の時間帯は「甘いモノのZEROシリーズ・シフト」を除いて、食生活はほとんど変えていない。
「その時、特に食べたい物があったら食べに行く(そんな物はあまりないのだが…)」程度の「緩~い縛り」の生活だ。
昨日は珍しく「横浜家系ラーメン」が食べたくなった。
元々、そんなに好きではないのだが、年に数回はあの味を「懐かしく」思う時がある。正に、そんな感じだった。
2020年の春先に、長年、自宅近くで営業していた「チャンプカメラ」と「写真館カサブランカ」(確か経営母体は同じだったはずだ)が閉店し、建物が取り壊された。
そこに、今年の3月、新たに開店したのが「横浜家系ラーメン 町田商店」の新百合ヶ丘店だった。
新百合ヶ丘の自宅からは徒歩で3~4分だろうか。
八ヶ岳本宅から「カントリーキッチン」までよりは少し距離があるかもしれないが、まあ、似たような「近場の飲食店」である。
社主さまと2人、散歩がてらラーメンを食べに行く事になった。
八ヶ岳の場合、徒歩3分圏内にある商業施設は、カントリーキッチンとその系列のお店だけである。
一方、自宅の場合は、町田商店以外にも様々な施設が存在する。
新百合ヶ丘の自宅を購入して、確か26年になると思うのだが(八ヶ岳とあまり差が無いな…)、この間の商業施設の変遷にはちょっと感慨深いものがある。
特に、この数年の変化は急であった。
町田商店のすぐ近くにある交差点周辺を改めて見渡した。
密集状態にあった3店のガソリンスタンドの内の1店は、早々に人気のパン屋さん「ボンヴィボン」に変わった。
亀屋万年堂は、リフォーム業者さんのオフィスとなり、喜多方ラーメンとフルーツショップのあった建物にはクリニックが開業した(社主さまの自宅における主治医の先生になっている)。
亡き愛犬カリンの主治医であった獣医さんは、徒歩5~6分の場所に新たに立派な自社ビルを建てて移転。自宅周辺では、相変わらず人気の獣医さんである。
この獣医さんが移転して空いた建物では別の「24時間営業のペットクリニック」が開業して、こちらも大繁盛している。
4年程前には長年営業していたスーパーが閉店。その場所が、カフェを併設する「大型ペットショップ」になった時には本当に驚いた。
人間以上に「ペット・ライフの利便性」が向上しているじゃないか!
人間の方の生活利便性が悪化する事を心配したが、すぐに近隣に「イオンスタイル」が開業したので、社主さまはむしろ便利になったと喜んでいる。
変化の極め付けは「三井住友銀行の出張所」が、今年の8月に新百合ヶ丘支店に統廃合され、営業を終えた事だろうか。
銀行アナリストとして、これまで営業を継続しているのが不思議なロケーションにある店舗だった。
コロナ禍の影響による来店客の減少と押し寄せるDX化の波が、店舗統廃合のトリガーになったのであろう。
この交差点のすぐ脇にある公園は、あざみ野駅と新百合ヶ丘駅を結ぶ「横浜市営地下鉄ブルーライン」新ルートの駅の候補地の一つであった。
候補地と聞いた時は、住宅街の中なのでちょっと驚いたのだが、結局は、800m程離れた別の場所に決まった。
個人的には新駅が来なくてホッとした。
住まいの周辺が、騒がしくなるのは好きじゃない。
変わってないお店はあったかな?
ああ「ファミリーマート(コンビニ)」と「大むら(蕎麦屋)」だけは、私が引っ越してきた頃から変わっていないな。
これは「必要なモノや本物は生き残る」っていう事を示唆しているんだろうな…
こんな感じに、3分程、自宅周辺を歩いただけで社会構造の変化が見えてくる。
ガソリン需要の減少や銀塩カメラ文化の衰退といった変化の影響はわかりやすい。
「少子高齢化」に伴う様々な変化は大きな流れであり、それと表裏をなす「ペット産業の隆盛」なんてのは想定以上(外?)だ。
そして「銀行業の在り方の変化」は、コロナ禍によって一気に不可逆的に加速しているのだ。
一方の「八ヶ岳本宅周辺」はどうだろうか?
うん、見事な位に20年以上、何も変わっていないな…
これも「八ヶ岳ライフ」の魅力の一つかもしれない。