今日は「人間ドック」の日だ。
今年はコロナ禍の関係で2回のリスケを当方都合でお願いしたために、昨年6月の前回から1年5ヵ月も間隔が空いてしまった。
その点、ちょっと気掛かりだった。
通常は2日間のコースなのだが、今年の大腸検査は内視鏡ではなく3D-CTを選択。ギュッと検査間隔を詰めた丸1日コースとなった。
まあ、今回の最大のポイントは体重80kgを割り込んで人間ドックを迎えられるか否かにあった。
10月17日に『八ヶ岳稿房』で、「人間ドックまでに80kg割れ宣言」を発してしまったのだから(https://triglav-research.com/?p=35620)、目標を達成できなければお洒落じゃない。
ゆえに、個人的には『勝負の日』と位置付けていた。
午前6時過ぎに自宅書斎に置いた「体組成計(八ヶ岳オフィスとまったくの同モデル)」で恐る恐る測定。
体重は79.35kgと表示された。
実は八ヶ岳オフィス滞在中に78.60kgまで減少していたのだが、ここ数日で若干リバウンドしたのだ。
おそらく「鹿の湯通い」が出来ない事が影響していると思われる。
結局、今回の「トリグラフ流ダイエット《改》」の開始から23日間で3.05kgの減量に成功。
大好きな甘いモノをZEROシリーズに変え、八ヶ岳滞在中は「鹿の湯通い」を復活させ、それ以外では「16時間ファスティング」を始めただけだ。
食事の回数と量はほとんど変わっていない。
朝の珈琲とヨーグルトやフルーツの時間が従来よりも3時間程遅くなったのみ。
この程度の軽い努力で、それでも体重って減るんだな…
個人的には「鹿の湯通い」効果が最大と考えている。
さすがに650gのバッファーがあれば、人間ドックでも80kgを超える事はないだろう。
安心して午前8時前に自宅を出て、東京駅のすぐ脇にある人間ドックのクリニックに向かった。
今日の人間ドックに要する時間は、午前9時~午後4時の予定。
検査着に着替えた直後に、身長、体重、体組成等の測定となった。
結果は「体重79.3kg」。
やったね\^^/ いきなり目標達成だ(まあ、大した目標じゃないが)
前回と比較すると体重は1.1kg減って、筋肉量が2kg増えたとの事。
「脂肪が3kg以上減ってますよ。」と、田中麗奈さん似のナースさんにほめられてご機嫌なスタートだ。
だが、それからは検査、検査の連続である。
1日コースは途中の食事も一切無い。午後3時過ぎまでは、ほとんど休む間もない感じとなった。
このクリニックのある高層ビルは、ちょうど東京駅を見下ろせる素晴らしいロケーションにある。
晴れた日には青空の下、林立する高層ビルや新幹線の往来が一望できるように、待ち合いスペースは設計されている。
だが、今日は生憎の雨。検査中、唯一の「安らぎの時」の魅力が半減してしまった。
すべての検査は、3時15分頃には終わり、残りは、当日に結果の出た項目に対する中間説明のみとなった。
10分程の待ち時間の間、改めて東京駅方面を見下ろした。
八ヶ岳とは別世界だな… と、当初は感じたのだが、
高層ビルを唐松やコナラの大木、新幹線を鹿、人間を蟻(虫)と思えば似たようなものかな? なんて思ってしまった。
ちょうどこちらに向かって動き出した新幹線は「鹿の鈴鹿ちゃん」ってところだろうな。
いや~、やっぱりまったくの別物だ!
胃カメラの際の鎮静剤か、インフルエンザ・ワクチン接種の副反応で妙な事を考えてしまったんだな…
その後の、中間説明の内容は悪くなかった。
勿論、膨大な検査項目の中には、正常値に収まらないものもいくつかあったが、再検査や治療が必要な項目はなし。
自分での測定結果もそうだったのだが、血圧が上が15、下が10以上も下がっていて完全に正常値になってきた。
体内糖化度年齢や血管年齢など、他にいくつか大幅に検査結果が向上した項目もあった。
これは「16時間ファスティング」の成果だろうか? さすがに3週間じゃ早過ぎるよな…
そんなわけで、2021年の人間ドックは、まだすべての結果が出揃ったわけではないが、悪くない評価であった。
最後に先生から「まあ、あとは食生活に配慮しながら、体重を適性値に向けて地道に落として行く事ですね!」との言葉が添えられた。
「先生、適性値って70kg位でしたっけ?」と尋ねると「そうですね、65kgと考えて下さい。」とサラッと答えてくれた。
(°0°) あと15kgか….
大学生時代の60kg割れの頃の自分なんて、もう想像も出来ない。
そうだな、とりあえず来年の3月末75kgを目指して頑張る事にしよう!
こうして「些細な勝負の日」は、我が勝利で終わった。