あ~あ、1都3県に緊急事態宣言発出か…
このタイミングで首都圏に大雪なんて事になれば、事実上のロックダウンとなって効果絶大のはずなんだが、東京や神奈川の天気はどうなんだろう?
残念ながら、自宅は晴れのようだな。
ちなみに、八ヶ岳は「快晴」。「天気晴朗ナレド寒ク風ヤヤ強シ」って感じだろうか。
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私は、我が儘であると同時に「臆病で慎重な性格」でもある。
COVID-19の年末の新規感染者数の増加ペース(変異種へのスウィッチングが始まったと解釈)に怯えて、年末年始は新百合が丘(川崎市)自宅で過ごす予定を急遽変更。
自宅滞在時間26時間で所用だけ済ませ30日から八ヶ岳に滞在中だ。まあ簡単に言うと「疎開」である。
日々の生活(住居)だけではなく、仕事(会社)も八ヶ岳で完結出来る『デュアルライフ体制』を構築できていたからこその対COVID-19対策だ。
それにしても、政府はもう少し早く対応しても良かったんじゃないかな?
おっとイケない、With COVID-19時代は「他人を批判したり責めたりするのは極力避けよう(美点凝視を貫こう)」と決めていたんだ。
財政状態がボロボロで、もう撃とうにも弾がない「素敵な国」をしっかりと支えてくれている政府に感謝しなくちゃ駄目だよな…
でも政府に対する感謝の気持ちと、政府が発する情報を素直に信じて従うかは「別の話」である。
『八ヶ岳稿房』でも何回も書いてきたが、COVID-19パンデミックに関しては、十分な情報収集をした上で「独自の判断・独自の行動指針」に基づいて対応するというのが、私(当社)の基本戦略だ。
ブログというのは、重宝なモノで我が社独自の「非常事態宣言」発令の経緯等が、ちゃんとしっかり記録されている。
第1回目の発令は、昨年の1月25日(https://triglav-research.com/?p=26552)。「スーパースプレッダーの存在確認」という言葉に即座に反応して(怯えて)、富士見の町にマスクや手洗い除菌ジェルの調達に出掛けた日である。
一方、非常事態宣言の解除は5月11日(https://triglav-research.com/?p=27687)。発令も解除も政府のタイミングよりも全然早いので、正に「勝手な独自判断」だ。
そして、現在の非常事態宣言発令は11月13日(https://triglav-research.com/?p=28918)。8月7日の1日の感染者(かつての)ピークを超えたら発令だと決めていたので、そのルールを守っただけだ。
COVID-19に関する情報は、仕事の片手間に常に収集しているし、自分で重要だと感じたデータに関しては定期的アップデートを怠らない。
これは、昨年の4月頃、仕事にちょっと余裕時間ができた時期に、COVID-19の感染者数はどのような要因によって説明可能であるかを遊び半分(それでも資料を30枚位は作成した)に分析した時の名残である。
その際に浮かび上がった「最も美しい分析結果」は、「COVID-19の(累計)感染者数は人口密度でほとんど説明可能である!」という当たり前過ぎる内容だった。
自分で資料を作ってみて「ああっ、やっぱり三密回避ってのは大枠でも正しいんだな!」と納得。
以来、我が社(家)の対COVID-19防疫戦の最重要戦略は「八ヶ岳滞在時間を極力増やすこと」になったのである。
今日は『八ヶ岳稿房』の読者諸氏に、政府の緊急事態宣言発出の節目となった1月7日時点のデータを特別にお披露目しよう。
都道府県別の1平方キロメートル当たりの人口密度(X軸)と人口10万人当たりの累計感染者数(Y軸)の関係を表すシンプルな資料である。
単回帰式の決定係数は0.8345と極めて高く、昨年12月以降、説明力はさらに上昇傾向にある。
このグラフを見れば、私がこれまで何故「長野県」を信用してきたのかは想像がつくだろう(回帰線に対してしっかりと下方乖離)。
でも、ここ数日で回帰線からの下方乖離がどんどん小さくなってきている。心配だ。
それに、隣接する「静岡県」と「新潟県」はもっと優秀なんだよな… それが、ちょっと悔しい。