With COVID-19時代にあって、我が社も業務のDX化を一気に加速させている。
これまでの講演活動は「対面」が基本であったが、最近は可能なものはZoom等によるオンライン対応が増えてきた。
わざわざスーツ姿になるのも妙なので、当然ながら八ヶ岳オフィスから私服でという事になる。
対面の場合は、真夏でもスーツ&ネクタイ着用というのが我が社のドレスコード(矜持)なので、ログハウスとわかるオフィスにいる私服姿の私を見ると、相手の方はイメージの違いにちょっと戸惑うようだ。
しばしば「八ヶ岳のオフィスですか… 羨ましいな。スローライフの実践ですね!」みたいな言葉を掛けられる。
わざわざ反論する事はないが、心の中では「はあ、スローライフ? そんなの考えたことも望んだこともないし、ビックリする位に忙しいんだぞ!」と呟く。
今年で早22年目に突入した八ヶ岳ライフ。
土地探しを始めたのは1998年秋、ロンドン出張の直後からだったが、その当時から「八ヶ岳でノンビリ暮らす」なんて発想は微塵もなかった。
金融という「虚業」に距離を置き、大嫌いな都会の人混み(特に満員電車)から解放され、静かな森(&フィトンチッド)に包まれた最高の環境の中で、八ヶ岳でしか出来ないようなことを自由に楽しみたいというのが一番の理由であった。
もうひとつ加えるとすると、デュアルライフの「安全保障効果(当時は、大地震を中心とした自然災害がメイン)」だ。これは、「COVID-19対策」という想定外の形で現実のものとなっている。
実際に、八ヶ岳ライフを始めてみると、次から次へと「やりたい事や楽しみ」が生まれてきた。だから、どんどん忙しくなって行った。
今年還暦を迎える私が、これまでの人生で「最も多忙で、肉体的、心理的にも最もハードで、かつ頭をフル稼働しつづけた期間」は、2013年7月から12月までの半年間だ。
そう、敷地内2棟目のログハウスをオフィス用にセルフビルドした時期である(https://triglav-research.com/?page_id=20329)。
全国の地域銀行を講演活動で飛び回りながらのログハウス建築。今振り返っても、涙が出るほどキツかった。
だが、あれ程に充実して楽しかった時期もなかった。正にスローライフの「対極の世界」を堪能したのである。
さあ、次は何をしようか? 何を学んで、何を楽しもうか…
なんて事を今日も考えていたら、DIY愛読雑誌「ドゥーパ」がポストに入っていることに気が付いた。
早速、封を開けると、表紙には「火のある暮らしの作り方」と記されていた。
ドゥーパは最近、DIY雑誌であると同時に、ライフスタイルマガジン的色彩も強まりつつあり、一段と「イイ感じ」なってきた。
今回のコンテンツもお洒落で、とてもシックリきた。そうだよな! 「火のある暮らし」は、自分好みのスタイルを築く事に楽しみがあるのだ。
「焚き火」が、我が八ヶ岳ライフをいかに豊かにしてくれたかを振り返った。
特に、鉄チン(スチールホイール)を加工したお手製の「焚き火台」と「BBQ台(お外の囲炉裏)」のペア体制が出来上がってからは、焚き火の楽しさが倍増したような気がする。
あっ、そうだ。年末に、鉄チンを追加で貰えないかお願いしてあったんだ! すぐに『ピットイン 富士見」さんに電話。
長くお世話になっている店長さんは、しっかりとお願いを覚えてくれていて「14inch 4つキープしてありますよ!」との事。
すぐにD4で富士見の町に出て、鉄チン4個をゲットしたのは言うまでもない。
今回も無料で構わないとの事。本当にありがとうございま~す <(_ _)>
今度は何を作ろうかな?
こんな具合に「八ヶ岳ライフ」は忙しい。だから、楽しいのだ!