今回の欧州役員慰安&視察旅行は、実は私達夫婦の「結婚40周年記念」の旅でもあった。
35周年記念はロサンゼルス11日間の旅であり、その後、コロナ禍で旅行自粛期間があり、旅行再開後の役員慰安(夫婦)旅行は、北海道等、国内旅行が続いていた。
そう、久し振りの夫婦長期海外旅行だったのだ。
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結婚生活も40周年となると、お互い、相手のことは熟知している。
社主さまは、私の性格 ①人に指図されることが大嫌い ②団体行動に関しては完全に不適応症 ③行列待ちなど時間の無駄に我慢が出来ない ④人混みはどんな状況であろうと極力忌避する については、誰よりもよく理解している。
だから、夫婦の海外旅行の際、パッケージツアーの選択肢は真っ先に除外する。
基本的には、彼女が訪問したい先の情報を徹底的にリサーチした上で観光の基本的なプランを組み、それに合わせて、私がエアライン、ホテル、列車移動や各種観光施設のブッキングを行うという「役割分担」が美しく成立している。
このスタイルを貫くことによって、私の性格上の問題点 ①と②はクリアできるのだ。
問題は③と④の「行列待ち&人混み嫌悪症」なのだが、今回の旅行では「2つの戦術」によって、ほぼ完璧にこの問題に対処することが出来た。
そのひとつめが、各観光名所(施設)の公式HP、或いは、Klookからの入場日時指定の事前予約だ。
それも、朝一番(割増料金となる事はあるが)の入場時間予約を徹底することである。
どの施設も入場時間には厳密であるが、退場時間に特に制限は設けていない。
そのため、超人気の施設だと、朝一番以外の予約では前の入場枠の残留者によって混雑度が増して行く。
これを極力回避するための最良の策が「朝イチ入場時間予約(勿論、私が担当)」なのである。
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リスボン1日周遊の日となった4日目に、この戦術が奏功するかを試す最初の機会が到来。
長蛇の入場待ち行列が出来ることの有名な世界遺産「ジェロニモス修道院」を皮切りにこの日の予定をスタート。

朝イチ入場時間戦術は見事に的中し、その日の朝イチ枠の3組目で入場。



ジェロニモス修道院をじっくり&のんびりと鑑賞する事が出来た。
続いて「発見のモニュメント」⇒世界遺産「ベレンの塔」と歩いて回った。







その後は、トラムやバスを乗り継いで「タイムアウト市場」⇒「サンジョルジェ城」等の主要観光スポットを巡った。


勿論、その間にリスボンの美しい街並みを歩いてタップリと散策。


リスボン名物「エッグタルトの名店巡り」も、しっかりと盛り込む観光プランであった(結局、エッグタルトを何個食べたかな?)


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ディナーは予約してあった海鮮リゾットの名店「UMA」で濃厚なリゾットを堪能。


私は、食レポの類が得意でも好きでもないのだが、今回、色々と回ったお店の中で、ディナーでは最も高評価のお店だった。
今回の旅の「ディナー編」として、このお店だけをサラッと紹介しておこうと思う。
そして締めで、ホテルからすぐの場所にある「サンタ・ジュスタのエレベーター」に乗って、リスボン市内を見下ろした。
時刻は既に午後7時40分を過ぎていて、リスボンの町も薄暗くなっていた。
もうこの時点で、肉体的にも、精神的にも完全な「満腹状態」。
サンタ・ジュスタのエレベーターの全景写真を撮影し忘れた事に気が付いたのは、マドリード移動後であった。
これが、今回の旅で唯一の記録ミス(まあ大した絵面ではなかったのだが…)だ。
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朝8時20分にホテルを出て、戻ったのが午後8時20分。正に「リスボン1日周遊」の日であった。
この日の歩数は17,606歩と、今回の旅の最高を更新!
社主さまは旅行中に64歳になって、私は63歳。
まだまだ、いくらでもアクティブに動ける事を実感させてくれた1日だった。
— One Life, Live It !