今日も午前中にオンラインの講演を1件こなし、軽い昼食を挟んで午後1時半までデスクワーク。
さあこれで、今日のお仕事は終わりにしよう!
午後2時から庭仕事をすることに決めた。
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今回の八ヶ岳滞在期間のテーマは「生存能力と戦闘力のアップ」である。
生存能力の方は2つの系統があって、ひとつは最近、WiL稿房で扱う事の増えている「備蓄増強」だ。
これについては、発注したもののまだ配送されない商品がいくつかあって「作戦終了!」の宣言が出せないでいる。
もうひとつは、もうちょっと長期的な取り組みだ。
備蓄に関しては、注文した商品が揃えば、私と社主さまであれば、まあ何とか2ヵ月程は生き残るための備えが整う予定だ。
だが、本当に深刻な問題は、それ以上の長期に亘って、社会インフラが機能停止となる状況に陥ったケースである。
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そうなった場合、結局、個々人の選択肢は、基本的には4つしかないと私は思う。
「徹底的に備える事(超長期備蓄)」「作り育てる事(自給自足)」、「奪う事(備蓄、自給自足の人達からの収奪)」、そして、最後に「諦める事(座して死を待つ)」である。
4番目の選択肢も、清々しくてお洒落な気がするが、大切な社主さまの事を考えると、これは私的には「無し」だ。
そんなわけで「通常備蓄」が、ある程度の水準に達する見通しとなった我が社(家)は、第2の選択肢である「作り育てる事」に徐々にシフトしていく事に決めたのである。
もう手遅れかもしれないけどね…
当初はどこかに畑でも借りて「家庭菜園」の練習でも始めようかと思ったのだが、すぐに諦めた。
長期社会インフラ停止シナリオを想定するならば、八ヶ岳オフィスに隣接した土地でなければ、「収奪」の対象になるだけだよね…
結局、畑にするならば、お庭の芝生フラットスペース(約200坪)しかないのである。
社主さまと2人であれば、1人当たり330㎡。
冬は役立たずだけど、面積的にはそれなりのポテンシャルがあると考えている。
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何事にも真面目に取り組む私は「食べられる山野草」に加えて「食べられる庭作り」の勉強も始めた。
しかも、わざわざ嫌いな「紙の本」を購入してである。
確かに面白くて参考になるのだけれど、ちょっと私の考えているイメージ(路線)とは違うかな…
いずれにせよ、「食べられる庭作り」をスタートさせるのは、来年以降だね。
今年は、秋が短くて、あっと言う間に冬が来そうな予感がする。
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一方で、この秋の内に手を打っておくべき事もいくつかある。
それは「果樹ガーデン構想」の着手であり、具体的には、取り寄せた果樹苗の植樹である。
すでに、敷地内では、カリン、ヤマボウシ、ブルーベリー等で実績がある。
栗に関しては、敷地周辺でウンザリする程の実が落ちていて、拾う人もいない状況だ。植樹の必要などまったくない。
耐寒性が強い事を最重視し、社主さまの要望で「梅」、私の判断で「リンゴ」と、それから苗木の取り寄せが間に合えば「ポポー」を今年中に植樹する事にした。
果樹の世界では、新品種開発の動きが凄まじく、梅とリンゴに関しては、そんな新品種やちょっと珍しい種類を選ぶと苗木が届くまでにかなりの時間を要する。
そんな苗木をお盆前に注文してあったのだが、それらが、この数日の間に相次いで届いたのだ。
梅に関しては、社主さまの要望で、兎に角、寒さに強い「豊後(これは普通にある梅で簡単に入手できる)」、私がどうしても欲しかった「麗和(新品種)」、リンゴは「高徳(蜜の女王)」だ。
豊後だけは、他の2種の配送予定日に合わせて、後から注文したのである。
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まずは、植樹から。
これは慣れた作業なので、3本合わせて40分程で終える事が出来た。
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でも、面倒なのはこれからなんだよね…
鹿軍団にとって、果樹の苗は「ご馳走」のようで、油断していたらあっと言う間に「幹だけ」にされてしまう。
今年の春にメインウッドデッキでのリハビリを終えて、果樹ガーデン予定スペースに一足先に地植えしたリンゴ「もりのかがやき」が、正にそのケースだった。
大切なのは、植樹と同時に「鹿除けガード」を設置する事なのだ。
それも、出来るだけ100均部材と手元にある部材だけで「安価」に済ませる事に「私のこだわり」がある。
そんなお手製のガードで効果があるのかと思うかもしれないが、この手法を導入して既に15年以上になるが、鹿の食害は「皆無」なのである。
難点は、専用部材ではないために、色々と加工が必要で、これまでの経験だと1つ設置するのに40~50分位かかるのだ。
さあ、鹿除けガード設置作業の開始だ~
途中に休憩時間を挟みながら、高徳 ⇒ 麗和 ⇒ 豊後の順で作業を進めた。
作業完了は、午後5時3分。
う~ん、ほとんどを100均部材で作ったとは思えない美しい出来映えだな…
「小細工の魔術師」の本領発揮である。
こうして八ヶ岳「果樹ガーデン構想」がスタートした。
次の作業は、紅葉が終わった後だね…
— One Life, Live It !