7月末までに8月分を含めた対面ビジネスは終えているものの、8月を丸1ヵ月涼しい八ヶ岳で済ませる程、世の中は甘くもないし、私も暇ではない。
社長車おとちゃんの1ヵ月点検に、税理士事務所への対応、社主さまのご両親のお墓参りに床屋通い等々、「新百合ヶ丘の自宅でなければ出来ない事」は、それなりにある。
チンタラ時間を掛けるのは、私も社主さまも大嫌いなので、今日と明日ですべてを片付けてしまおうと、昨日の午後6時前に自宅に戻ってきた。
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今更、八ヶ岳との気温差を愚痴っても仕方ないな…
そう割り切って、苦手なエアコンの嘘臭い風に包まれながら、自宅でのTo Doリスト消し込み作業を着実にこなす事に決めた。
床屋や税理士事務所への対応等を含む、優先事項が高い項目を一通り終えたのは午後4時前。
さあ「苦行」も済ませてしまおう!
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私には不思議としか思えないのだが、我が家の3人の息子達は見事な位に社主さま(家内)に懐いている。
ヨーロッパへの大学卒業旅行をそれぞれが家内と一緒に行ったのには、私は驚愕した。
自分と母親の旅を想像してみた。成田空港に着くまでに、おそらく私が発狂しただろうな。
私は息子達から搾取されるばかりだ。まあ自分が飽きたデジガジェ類の押し付け先でもあったけど…
一方、社主さまの誕生日や母の日などには、毎年、息子達から様々なテニスグッズがプレゼントされる。
結婚後も、社主さまと息子達の良好な関係が変わることはなく、お嫁さん達とも彼女は仲良しだ。
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上海赴任中の次男のところには、昨年に続いて、今年も9月の終わりから10日程遊びに行くことが決まった。
次男は、既に、テニス上海オープンの観戦チケットも手配済みであるらしい。
「Sちゃん(次男のお嫁さん)と、今度はどこに遊びに行こうかしら?」ってな感じで、社主さまは、もうワクワクしている。
先日、上海組2人と社主さまと、グループLINEでちょっと遣り取りしたら、次男が私の上品で知的なジョークに対して「ふざけたじじいだな!」と返信してきた。
その直後に、社主さまには「神社&お守りありがとー!」なんて素直に感謝の言葉を伝えている。
このあまりにも「非対称」な息子達の振る舞いに対して、これは「零細企業経営者の忍耐修練の場」だと信じて真摯に向き合っている。
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社主さまの上海行きのエアライン・チケットは既に手配済みだ。
勿論、トラベル・エージェント業務にも習熟した私が手配した。
今日済ませてしまおうと決めた「苦行」とは、面倒なことで有名な「中国ビザ(査証)」の申請手続だ。
昨年、初めて自分で終えた時には「難行を達成した安堵感」がこみ上げてきた。
同時に「彼の国は日本人の渡航を望んでいないんだな…」と痛感した。
それ程に、面倒で意味不明な申請事項の記入を数多く求められたのだ。
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だが、今回は2回目。
前回記入事項の記録にアクセスすれば、変更箇所のアップデートだけで済むことがわかっていた。
まあ、2回目だから、実際は「プチ苦行」程度だな…
そう信じて、中国ビザ申請画面にアクセスした。
あれっ? 何か前回入力時とHPの印象が違うぞ。 嫌な予感が…
登録した(つもりだった)メアドとパスワードを入力しても「アカウントの登録がない」と弾かれてしまう。
私がそんなミスをするはずはないのだ!
不審に思いつつWebの記載を丁寧に読んでいった。
すると「2024年5月27日以降にビザ申請される方は、新サイトで申請書の作成が必要になります。 旧サイトで作成したオンライン申請書は、2024年5月24日の申請まで有効となります。」と記されていた💥
えっ、前回の入力データはすべて無駄になったのか??
5月24日まで有効と言ったって、申請の有効期限が90日なのだから、9月渡航では元々無理じゃないか!
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彼の国のそんな無慈悲な措置に抗っても無駄である。
これも「忍耐修練の場」だと割り切って、結局、真っさらな状態からあのクソ面倒な申請手続を粛々と進めた私であった。
とは言っても、前回のノウハウの蓄積もあったので、申請書の入力作業やその他諸々の必要書類の手配は1時間程でなんとか終了🙌
午後5時半過ぎ、昼過ぎからテニスに出掛けていた社主さまが元気に戻ってきた。
体温と変わらないような気温の中で、半日、テニスをするような人は、一般的には「鉄人」或いは「狂(凶・兇)人」と呼ばれるのであろう。
「あなた、今日はE(三男)が、冷や汁食べたいからって晩ご飯に来るそうよ!」と本当に嬉しそうにしていた。
私のビザ申請の苦労も知らずに… まっ、イイか。
しかしまあ、我が妻は、見事な位に元気(タフ)で明るく、サラッとしているね。
これが「好かれる母親」の秘訣なんだろうな。
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今日のTo Doリストに積み残しはあったかな?
おっと、亡き愛犬カリンの自宅のお墓掃除があったね!
今年のお盆は八ヶ岳だから、綺麗に掃除して新しいお菓子をお供えしなくっちゃ…
勿論、お菓子も今日のお昼に購入済みであった。
「カリン、社主さまと息子達、それにそのお嫁さん達をしっかりと見守ってね!」と、お線香を焚きながら、亡き愛犬に祈りを捧げた。
カリンだけは、「私の甲斐性」を理解してくれていたように思うのだ。
「忍耐は人を強くする!」 年に数回程だが、そう感じることがある。
今日はそんな日だったね….
— One Life, Live It !