八ヶ岳西麓 富士見高原は、昨晩からかなり強い雨が降り続いている。
仕事に集中するという意味では「最高の日和」だね!
デスクワークの合間に、午前中、昨日は中国地区、今日は関西地区の地域銀行向けにオンラインで講演。
コロナ禍前だったら間違いなく、新幹線で1泊2日の出張だったな。
地方出張の移動時間が不要になったという事は、我が社の業務効率の向上に劇的な恩恵をもたらした。
やっぱり、新幹線や飛行機の中でノートPCで作業するのと、八ヶ岳オフィスや自宅書斎で万全のIT環境下で仕事するのでは、量的にも質的にも「雲泥の差」があるのだ。
でも、今だから言えるんだけれど、当初は「講演活動のオンライン化」にちょっと懐疑的だったんだよね。
————
新型コロナ対応の緊急事態宣言下、投資銀行主催のオンライン講演会で講師を務めたことがあった。
全国の地域銀行40行程をオンラインで結んでのイベントで、私の90分間の講演の後、割と豪華な景品を賭けての「オンラインジャンケン大会」が開催されたんだ。
面白いからその様子を観ていたんだが、ある銀行の出席者がいつも「後出し」をしていた。
でも不思議と、どの景品の時も早めに負けちゃうんだよね。
やがて、その銀行の通信環境が他行よりも劣っている事が原因だとわかった。
当の本人も気が付いたようで、恥ずかしそうにしていたな…
他の銀行の参加者がそれをまた揶揄うんだよね。
その様子が面白くて面白くて、なんか最高の余興だったな。
それに、生々しい臨場感のようなモノを感じたのを覚えている。
その講演後に、直ちに決断したんだ。
講演活動を「対面」から「オンライン」に一気にシフトさせるべきだとね!
勿論、頭取とかトップマネジメント向けの膝詰めスタイルの講演や会食などの「濃い対面活動」はしっかりと残している。
でも、この数年のビジネスの「仕振りの変化」は「パラダイムチェンジ」に近いものがあったと思う。
「新型コロナ」ってのは、やっぱり色々な意味で「ビッグ・プッシュ」であったことは間違いない。
————
我が社にとっては、すっかり「日常化」したオンライン講演だけど、やっぱり「ハプニング」はあるんだよね。
昨日も、中国地区の銀行との講演が始まる直前に「富士見町の防災スピーカー」から大音量の放送があった時は、本当に焦ったな。
一昨日、74歳の男性の行方不明情報の放送が流れたんだけど、その方が無事に発見されたとの報告(御礼)の放送だった。
ああっ良かったなと思ったが、講演中だったら、完全に気が抜けちゃうよね 🤣
ハプニングとは言えないけれど、夏場は、オフィスの中を通り抜ける涼風が心地良いので、デスク前の窓を少し開いて講演していたんだ。
すると、どうやら「野鳥の囀り」がまるでBGMのように講演先に聞こえていたようなのだ。
ある講演の質疑応答の際に「講演中、ずっと野鳥の声が聞こえて癒やされました!」なんて伝えられた時はビックリしたな。
そんな事が今年の夏は2~3回あったかな…
まあ、それだけ私が厳選したオンライン講演用の機材の性能が優れているのだろう。
————
オンライン講演中に宅急便等が届いた時も困るんだ。
社主さまがいる時は問題ないけれど、私単独滞在の場合は講演途中で対応するわけにはいかないからね。
これまでは「オンライン会議中なので置き配願います」なんて類のポストイットを本宅とオフィスのドアに貼っていた。
でも今日のように雨が強い日や強風の日は、途中で剥がれちゃうことがあったのだ。
それにオンライン講演の都度、メモを書くのは面倒で無駄だと感じるようになった。
そんなわけで、この週末、手許にある部材と「百均グッズ」でちょっと小細工。
マグネットで取り外しできる「リモート会議中・置き配依頼」のメッセージプレートを作ったんだ。
うふっ、百均のミラープレートに敷地内の様子が映り込んで、ちょっとお洒落だね!
「超アナログ」だけど、これも「今時の風景」なのさ…