八ヶ岳からの帰路、河口湖で1泊する「八ヶ岳撤収戦」はよくあるパターンだ。
保有するリゾート会員権のポイント消費は平日は極端に少なくなるので、河口湖の施設に空きがあればパッと予約。
私と社主さまお気に入りの「富士眺望の湯 ゆらり」で寛いで1泊し、翌朝、新百合ヶ丘自宅へ向けて「撤収後半戦」に移行するのだ。
「前半戦」となる河口湖への経路は、正に「富士山に向き合う旅」となる。
オフィスがあるのは「富士見町」、そしてオフィスと鹿の湯の途中に富士山の絶景スポットがある。
要は、ここを起点に「富士山がどんどん大きく見えてくる旅」なのである。
最初の内は「富士山やっぱり優美だな~。日本の象徴にふさわしいな~」なんて感心しているのだが、どんどん視界の中での存在感が増してくると、さすがに「威圧感」を覚えてくる。
う~ん、やっぱり「名峰と言えども、山は、たまに遠くから眺める程度が一番」だなと思えるのだ。
こうなると富士山、ちょっと恐いな…————
河口湖でリゾート施設にチェックインした後、富士山に見下ろされながら、社主さまのお供で、河口湖フォレストモールの「スポーツデポ」へ向かった。
また、テニス用品のお買い物だな…
スポーツ、特に「団体競技」とは無縁の私は、いつもは隣接するホームセンターで時間を潰すのだが、昨日は、珍しくスポーツデポへ同行。
奥の方のテニスコーナーまで社主さまと一緒に行くと、彼女が「これよっ! 今年のS(長男)の私への誕生日プレゼント。もうすぐ届くのよ。」と嬉しそうに、1本のテニスラケットを指差した。
へ~、テニスラケットって、3万円近くもするんだ(°0°)
3人の息子達は、見事な位に社主さま(家内)になついており、毎年、様々なテニス関連用品がプレゼントされる。
それに比べると、私は愛用のデジガジェ等を「払い下げ」という名目で「無償」で搾取されるばかりだ。
こういう時、私と社主さまの「人望の違い」を実感する。
テニスコーナーの隣は「野球コーナー」。
私は、毎年、プロ野球のドラフト会議の日になると、自分が指名されたらどうしようかと、ちょっとドキドキする。
だが、指名がないままに今年の秋には62回目の誕生日を迎える事になった。
今年の秋のドラフトは年齢的に厳しいかな?
そんな事を考えながら、野球のグラブコーナーを眺めた。
ふと、生まれてこの方、自分は草野球の試合すらした事がないのに気が付いた。
南房総の私の生まれた集落は「僻地」とも呼べるド田舎で、同級生男子はたった1人だけ。
集落の小学生を全員集めても9名に全然届かず、地区の野球チームすら作れなかったのだ。
ああっ、冷静に考えたら、元々、ドラフト指名はちょっと難しかったな…
その後は「ゆらり」でバラエティーに富んだ温泉を堪能。
八ヶ岳撤収戦の前半を終えた。
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今朝は9時前にリゾート施設を発った。
河口湖経由での撤収後半戦では「談合坂SA上り」で、ゆっくり買い物と朝食をするのが私達の仕来り。
SAの中に入るといつもと様子が違った。
飲食コーナーのほとんどが閉まっているのだ。
よく見ると、電気設備の法定点検(停電)で今日の午前6時から午後2時迄は臨時休業との貼り紙があちこちにあった。
あちゃ~、最悪のタイミングだな。
なんと、スタバや自動販売機までもが「休業・休止中」。
だが、なぜか飲食店の一部だけ営業中で、「談合坂の朝メニュー(2種類)」だけは注文できるようだった。
まっ、イイか…
私は「朝そば ミニカレー丼セット(税込み580円)」、社主さまは「朝そば定食(税込み680円)」を注文。
味についてはあまり期待していなかったのだが、意外や意外、結構、楽しめた。
特にカレーが「昭和のお蕎麦やさんのカレーの味」で懐かしかったな。
電気設備の点検のおかげで「談合坂朝メニュー」を初体験できたので良しとしよう!
さあ次は、談合坂SA名物「談合坂やさい村」でのお買い物だ。
ここは、社主さま曰く「H村自由農園よりも、はるかに安くて新鮮な野菜が買える」穴場スポットだ。
社主さまは目を輝かせて、並んでいる野菜を買い物カゴに放り込んでいった。
ほとんどが100円台で私もちょっとビックリ。あっ、私の大好物の「アイスプラント」も安い。
社主さまはあっと言う間に新鮮な地元野菜をカゴに入れて会計へ。
支払額は1,030円。えっ、これだけ買ったのに(°0°)
なんか、世の中のインフレ傾向を忘れさせてくれる価格設定だった。
あ~、やっぱり「談合坂SA上り」って、楽しいな!
新百合ヶ丘自宅に着いたのは午前11時少し前だった。
こうして、私の「八ヶ岳 決算分析山籠もり期間」は本当の意味で無事に終わった。
さあ、明日は東京でお仕事だ!