八ヶ岳 増え続ける「一人飯グッズ」— 「ペアで一人飯」なる新たな目標

食に関しては「飲食店の好き嫌い」程度の感覚はあるが、それ以上のこだわりはない。

こだわりがないから、時間やお金を掛ける意欲が湧いてこない。

勿論、自分で調理しようなんて気もまったく起きない。

本気で社主さまの手料理が一番美味しいと思っているので、彼女がいる時は食事はすべて任せっきりである。

結婚してもうすぐ丸39年になるが、このスタイルが揺らいだ事はない。

八ヶ岳単独滞在中は、コンビニやスーパーのシンプルな食材ですべて済ませてしまう。

外食に1人で出掛けるのはごくまれである。

これからおそらくかなりの確度で人類は「深刻な食糧危機の時代」を迎えるだろう。

私の食へのこだわりの無さは、加齢と共に進む「低代謝体質化」と相俟って、時代を先取りしているように感じる。

そんな私が、単独滞在中に「お外で一人飯」を楽しもうかという気になったのが、2019年の秋頃であった。

理由のひとつは、「ヒロシのぼっちキャンプ」やドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」の影響で、ソロキャンプ(結果としての一人飯)をなんとなくお洒落だなと感じたのだ。

もうひとつは、長年の愛読誌「BE-PAL」が、附録でソロキャンプ(一人飯)グッズを次から次へと世に送り出してくる事だった。

ある意味、凄い企画力だと思う。

実現までに1年半近くを要したが、昨年4月に遂に八ヶ岳で「ソロBBQデビュー」した(https://triglav-research.com/?p=31948)。

と言っても、本宅のダイニングでステーキ肉とシャウエッセンを焼いて食べただけ。

その後は、1回も「一人飯グッズ」の活躍機会はなく、今年も既に11月である。

社主さま滞在中にわざわざ一人飯する意味はないし、次回の単独滞在期間中はきっと寒くて「お外一人飯」なんて状況じゃないだろう。

「八ヶ岳お外で一人飯」は今年の心残りのひとつとして、来年に持ち越す事がほぼ確定したな!

なんて考えていた矢先、自宅滞在中にオフィスに届いていた「BE-PAL12月号」がまだ未開封であった事に今朝、気が付いた。

12月号の附録は何だろう?

オフィスに届いていた12月号のBE-PALを開封。オイオイ、カッティングボードは以前にも附録だったはずだぞ…

あちゃ~(>_<) 「極旨肉 カッティングボード」だってさ。

大きさから見て、また、ソロキャンプ&一人飯グッズが増えたのは間違いなかった。

そう言えば、まだシーズニングしていないグッズもいくつかあったはずだよな。

ちょうど焚き火しているから、ついでにシーズニングをしてしまおう。

焚き火のついでに、附録として届いたままであった一人飯グッズのシーズニングを行う事にした。
焚き火の火が消えて、シーズニングは完了!

でも、なんでちっちゃな「スキレット」が2個あるんだ? 附録がペアセットだったのかな??

まあ、何でもイイや…

焚き火でシーズニングしたスキレットとグリルパン。これまではガスコンロでシーズニングしてきたが、焚き火でもOKなのだ。
グリルパンは今回シーズニングした分を加えると3個になった? 3個目はどうして有るのだろうか?グリルパンの下にあるミニテーブルも、勿論、BE-PALの附録である。

シーズニング作業を終えた後、ついでに「一人飯グッズ」の整理をする事にした。

オフィスをセルフビルドした際に使用していた工具バッグをそのまま流用していたのだが、当初はスカスカだったバッグが、気が付いたらほぼいっぱいになっていた。

オフィスのセルフビルドの際に活躍したツーツバッグは「一人飯グッズ」の収納バッグという新たな役割を得たのである。
新用途で使い始めた当初はスカスカだったが、現在ではほぼフル状態。これ以上、一人飯グッズが増えたら収納できないな…

これ以上グッズが増えたらヤバいな。

すべてをバッグから出して並べてみた。

新たに購入したのは、LOGOSの「グリルキューブ」だけ。

残りはすべて「附録」「おまけ」或いは、元々保有していたグッズである。

ツールバッグに入っていた「一人飯グッズ」を並べてみた。その大半が「BE-PAL」の附録である。

グッズだけ見ると「ガチなおっさん一人飯」って感じだ。

だが、よくよく見ると、BE-PALが似たようなグッズを附録化してきたので、ほとんどが「ペア状態」になっていた。

ああっ、これなら社主さまと「ペアで一人飯」を楽しむ事が出来るじゃないか。

こうして、2023年の八ヶ岳における新たな目標が決まった。

んっ、ペアで一人飯っていう言葉は矛盾しているかな?

 

by『八ヶ岳稿房主』