昨日が伊豆小旅行の最終日。
午前11時に秦野でログハウス・オープンハウス見学の予約を入れてあったので、午前9時半前に熱海を発った。
ちなみに、小旅行の際には、極力、現地でログハウスのモデルハウスを見学する予定を組み込むようにしている。
車での旅行の際に本当にありがたいと思うのは、我が社(家)の社主さま(家内)が、私以上に車の運転が得意である事だ。
私は35年以上無事故・無違反の優良ドライバーである。
かつ、自分のペースでひたすら走行するので「燃費効率の良いドライバー」だと思う。
だが、運転の上手さ(同乗者が感じる安定感・安心感)では、社主さまの方が勝っていると感じる。
巨体のランクル100やD4でも難なく乗りこなしてきたし、そもそも車の運転がまったく苦ではないようだ。
北海道役員慰安旅行や今回の伊豆小旅行でも、運転した走向距離はほぼ互角。
北海道に関しては社主さまの運転距離の方がやや長かったように思う。
不思議なもので、社主さまに運転を代わった途端に、山道になったり霧が立ちこめたりと「道路環境」が悪化することが信じられない位に多い。
「どうして私が運転する時は、こんな非道い状況ばかりなの!」— 今回も何回かそんな言葉を呟いていたな…
これまでデュアル・ライフを23年間エンジョイ出来てきた理由のひとつには、この社主さまの「特技」があるのは間違いない。
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私は、ビジネスやプライベートの様々な意志決定の局面で、具体的なデータに基づいて、合理的な意志決定をする習性が身に付いている。
だから「大きな失敗」をする事はほとんどない。
だが、それが「重要なライフイベント」となると「器が小さい」ためか、急にビビってしまう。
人生の大きな分かれ道では、おそらく「理屈」よりも大切な意志決定のための要素があるのだと思う。
デュアル・ライフの「主拠点(終の棲家)」となる自宅に関しても、現在の自宅のリフォーム、新築、売却してマンション等々、私はあれやこれやと考えた時期があった。
一方の社主さまは、元々、確たる構想があったようで「あの場所(現在の自宅から車で10分弱)にログハウスよ!」と迷うことなく決断した。
これまで、彼女の「大きな判断」がハズレたことはないので、私は素直に従うことになる(その方が安心できる)。
方向性さえ決まれば、それを実現するための細々とした手段や手続を詰めていくのは「私の得意技」なので、物事は一気にスムーズに動き出すのだ。
今回の「秦野」でのログハウス・オープンハウス見学では、結果的に「住宅街に建てたログハウス」に違和感がないかを確認できた。
これまで見学してきたモデルハウスは、どれも「専用の展示場」や「別荘地的雰囲気」の場所にあった。
八ヶ岳の本宅やオフィスと同じく、隣家との距離は十ニ分に確保されていた。
その上、周辺の建物も「すべてログハウス」という、あまりにも「ログハウスに有利な環境」での見学だったのだ。
だが、昨日見学予約を入れた「TALO秦野オープンハウス」は、訪れてみて初めてわかったのだが、ごく普通の住宅街に「ポツンとログハウス」が2棟建っていた。
これまでのモデルハウスとは、まったくの別環境。
だが、TALOのログハウスはお洒落で、住宅街にあってもまったく違和感はなかった。
正直なところ、私は「住宅街」にログハウスがフィットするかについては、やや懐疑的だった。
オフィスのログキットを選定する際に、ある業者さんから「ログハウスに適した(活かせる)敷地面積は最低100坪」みたいな事を言われた。
個人的には「最低その倍(200坪)」程度がログハウスに似合う敷地面積のように思えた。
八ヶ岳の敷地は600坪あるので、2棟目のログハウスを建てても、まあ許容範囲だろうなと考えて、オフィスをセルフビルドしたのである。
だが、オープンハウスの1棟目は70坪強、2棟目は60坪程度の敷地に建っていた。
でも、全然OK!!
住宅地にログハウスを建てる際の工夫のようなモノが、随所にちりばめられていた。
う~ん、何でも実地で体験してみなければわからないものだな。
とても有益で貴重な体験となった。
やはり社主さまの方が「見る目」があるんだろうな…
信頼するカイロプラクティックA先生の口癖「結局は(身体の)バランスが大切なんですよ」という言葉が脳裏をよぎった。
身体だけではなく、会社経営も夫婦関係も「協働と役割分担のバランス」が肝心なのだろう。
伊豆小旅行も学ぶ事が多かった。
by『八ヶ岳稿房主』