「無駄」「非効率」「無計画」といった類の行為が大嫌いだ。
かつて【縄文土偶探訪記】の分刻みとも言えるスケジュールにちょっと疲れて、敢えて「自由気儘」なスタイルに転換した時期があったのだが、そんなの楽しくなかったし、むしろストレスが溜まった。
要は「無為な時間」なるものは、私には向いていないのだ。
そんなわけで、東京での仕事の際には、スケジュールをギュッと詰めて「魔都 東京」での滞在時間を極力短く出来るように常に心掛けている。
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長野県のご当地パン「牛乳パン」が大好きだ。
八ヶ岳を中心に長野県下をドライブ等する際に、様々な牛乳パンを味わい、その何故か「妙に懐かしい美味しさ」を楽しんできた。
先日(4月19日)、花桃の里を巡る旅の途中で立ち寄った「道の駅 田切の里」で「丸六田中製パン所」の牛乳パンを購入。
偶然の出会いであったが、これが正に「私の好み」にドンピシャの風味だった。牛乳パンへの「思い」がさらに強まった。
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「牛乳パン」の類は、新百合ヶ丘自宅周辺のコンビニやスーパーでも買えるし、それらは相応に美味しい。
でも、手軽に買えるので「希少感」みたいなモノはまったく感じられないし、「万人受け」を狙った商品なのでどれも同じような味わいだ。
当然ながら「パン屋さんのこだわり」のようなものは伝わってこないので、私的には、コンビニ等に並んでいるのは所詮は「在り来たりの牛乳パン」。
自宅滞在中に「長野の牛乳パン」が食べたくなったら我慢するしかない。
まあでも、現在、八ヶ岳界隈で大人気の「牛乳フォンデュ(https://milk-fondue.stores.jp/)」を食パンに塗って味わえば、十分な欲求(中毒)抑制効果を発揮してくれる。
だが、その「牛乳フォンデュ」も一昨日の朝に空になってしまった。
そうなると不思議なモノで、ますます「長野の牛乳パン」が食べたくなるのである。
そんな中、昨日の「ギュッと予定詰め込んだ東京Day」に、珍しく15分程の「空き時間」が出来た。
地下鉄銀座線で「表参道」から「三越前」に移動する途中にである。どうしよう?
そうか、途中に「銀座駅」か… 銀座駅のA1出口から、歩いて1分程の場所には、長野県のアンテナショップ「銀座 NAGANO」があるじゃないか!
銀座NAGANOには「長野県下の有名牛乳パン」が毎日入荷するのである。
早速、Noteくんで、今日の入荷情報を調べた。
「SANCH」(長野市)、「すずらんハウス」(駒ヶ根市)、「モンドウル田村屋」(佐久市)の3種類が入荷予定との事。
決~めた! 空き時間を利用して、銀座NAGANOで「長野の牛乳パン」を買って、自宅に帰ってから味わおう!
銀座NAGANOの牛乳パンコーナーで、3種類とご対面。
SANCHさんのは「お馴染み(ツルヤとかでも売っている)」。「田村屋」さんのはパッケージを見て食べた事があるのを思い出した。「すずらんハウス」さんの丸いタイプは初対面だ。
クリームたっぷりのSANCHさんのは、この後の仕事中に持ち歩くのはちょっと心配だな…
そんなわけで、田村屋さんとすずらんハウスさんの2個ずつ(計4個)バスケットに入れた。
するとレジの前に並んでいた親切なオッサンが、牛乳パンコーナーに掲げられていたキャプションボードを指し示した。
チッ、「牛乳パンは1人トータルで2個まで」しか買えないのかよ…
仕方ないので、両店の牛乳パンを1個ずつ買った。
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GW前の仕事を無事にすべて終えて新百合ヶ丘の自宅に帰った。
その後、社主さまと「長野の牛乳パン」を堪能したのは言うまでもない。
銀座NGANOでは、「牛乳フォンデュ」も売っていたので「プレーン」と「信州りんご味」を1壜ずつ購入。
うん、大嫌いな無駄な時間を使って、銀座で大好きな「長野の牛乳パン」を買えるなんて「一石二鳥」の最高のディールだったな!