東京で2~3日仕事をしただけで、八ヶ岳が何故か無性に恋しくなる。
かつて、何がその誘因であるかを自分なりに分析した事があった。
八ヶ岳ブルーの空かな? 大好きだけど、ちょっと違うな…
八ヶ岳や南アルプスの山々だろうか? う~ん、これは全然関係ないな…
空気、水、太陽、月… どれも好きだけど、そこまでのパワーはないぞ!
人間の数そのものが少ない事や人間関係の希薄さかな? これはかなり重要だが、1番ではなさそうだ。
そうか「焚き火」だ! う~ん、あと一歩。
やっぱり「樹木」に囲まれた生活だ! これに間違いない。
それ程悩まずに、明確な答えが出た。
この場合の「樹木」は、我が家の敷地内や周辺の財産区林に自生している木々だけを意味するわけではない。
WRC製のウッドデッキや枕木製のテラスやスロープといった庭の各種構造物も含む。
そして、極めて重要なのが「八ヶ岳の住まい」が「ログハウス」である事なのだ。
本宅は「カナダ産の丸ログ」、オフィスは「フィンランド産の角ログ」という違いがあるものの、ログハウスでの生活は、私に「樹木に包まれ、守られた生活」である事を日々、実感させてくれる。
これは完全に「私個人の感覚と好み」の問題で理屈ではない。
あれっ?そうでもないぞ! 優れた「調温調湿効果」を筆頭に、理屈もいくらでも説明できるな…
ちなみに、我が社(家)の社主(家内)は、私に負けず劣らずの「ログハウス好き」だ。もしかすると私以上かもしれない。
夫婦で「家の好み」が一致するというのは、夫婦仲が良好であり続ける事の重要な条件のひとつに違いない。
2000年に新百合ヶ丘の自宅と八ヶ岳本宅のデュアル・ライフをスタートさせた時、私達夫婦は共に39歳だった。
当時から「八ヶ岳完全移住」はまったく想定しておらず「これからは、生涯デュアル・ライフ」が基本構想。
この状況は現在でも何ら変わっていない。
2013年には会社を開業し、その年にオフィス用の2棟目のログハウスをセルフビルド。
私のライフプランを着実に実行・実現してきたのである。
そして、次なる「大きなプロジェクト」が、デュアル・ライフの「メイン拠点」となる新百合ヶ丘自宅の移転・新築である。
土地は、現在の自宅から車で10分程の場所に確保済みだ。
出来れば、今後2~3年(遅くとも65歳前までに)の内に移転・新築を終えて落ち着きたいと思う。
社主さまは「こちらの家も絶対にログハウスね!」とのご要望。
私的にも、勿論、異存はないし、その位の甲斐性はあるつもりだ。
そんなわけで、結構小まめに夫婦でログハウス各社の展示場巡りをしている。
そんな私と家内の遺伝子の影響かもしれないが、最近結婚した我が家の長男も「ログハウス好き」だ。
そして彼の可愛いらしいお嫁さんも、どうやら本当に「ログハウス」が大好きなようだ。
「シルバニアファミリーのようなお家が好きなんです…」と八ヶ岳に遊びに来ると目を輝かせる。
長男は一昨年秋、我が家の八ヶ岳本宅&オフィスから歩いて7~8分の場所に土地を購入済みである。
そして、私達とは別に、既にログハウス展示場の見学を始めていたのだ。
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今年のGW2日目となった昨日は快晴。
私達夫婦と長男夫婦は、事前に予約をして「BESS 多摩」を一緒に見学する事になっていた。
BESSに関しては、私達は「駒ヶ根」と「木更津」、長男夫婦は「代官山」をそれぞれ見学済み。
「多摩」には11時からの予約を入れてあったのだが、懸念していた「GW渋滞」が皆無で、10時前には現地到着。
幸い、予約のお客さんがそれ程多くなく、オープン時間である10時から見学を開始。
「G-LOG」に「カントリーハウス」「WONDER DEVICE」等々…
八ヶ岳本宅の丸ログとはまったく異なった雰囲気の「BESS」のログハウスの様々なモデルをじっくりと見学した。
気が付けば時間は12時30分を過ぎていた。うわっ、2時間半以上も見学していたんだ。
子供は「息子3人」だった社主さまにとって、お嫁さんとのログハウス展示場見学は、とっても新鮮で本当に楽しかったようだ。
私は私で、長男とBESSの担当者の方の遣り取りを観察して思う。
「こいつも金融のプロだし、宅地建物取引士の資格も持っているので、家を買う際に心配する必要はなさそうだな。」
それに、私同様「長男の性格」なのか、兎に角「慎重(安易に他人を信じない)」である事が伝わってくる。
これは「大きな買い物」の際には「美徳」となるのだ。
あとは、Win-Winの関係を保ちながら(これが重要)、好条件を引っ張り出す「駆け引きのテクニック」を身に付ければOKだ。
珍しく「父親目線」の私がそこにいた。ああっ、何かよくわからんが、とっても良い日だな…
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敢えて八ヶ岳を離れて過ごす「GW」。
今年はこれが「正解」の気がするぞ!