八ヶ岳ライフを楽しむようになってから、最も「身近な存在」になったのは「鹿」と「栗鼠(リス)」である。
「野鳥」さん達は、かつては新百合ヶ丘の自宅でもバードフィーダーを冬の間だけ設置していたので、八ヶ岳でお付き合いが始まったわけではない。
我が家の敷地の中で約200坪のフラットな芝生スペースは、夜になると「野生動物のパラダイス」である。
野生動物監視用の暗視カメラを設置すると、鹿は毎晩、我が物顔で我が家の敷地に侵入しているのが確認できる(https://triglav-research.com/?p=28901)。
私と睨めっこをした愛らしい「すずかちゃん」と思われる鹿は、やはり我が家の敷地周辺をテリトリーとしているようだ(https://triglav-research.com/?p=35543)。
初遭遇の「ガチ睨めっこ」後も、2回、メインウッドデッキから睨めっこをした。見つめ合ったと言うべきかな?
私は人間には好かれないが、どうやらリスの「ミッターマイヤー」と鹿の「すずかちゃん」とは、良好な関係が築けたようだ。
「すずかちゃん」のような馴染みの鹿は唯一の存在であり、彼女以外の鹿の個体識別は出来ない。
特に、我が家の敷地には立ち寄らず、財産区林を移動する鹿達は、所詮は「ただ通り過ぎるだけの存在」なのだ。
今日の朝、オフィスの窓から、鹿の群れが鉢巻道路方面から接近して来るのが垣間見えた。
珍しくも何ともないのだが、今日はなぜか「先回り」して動画でも撮影しようかという気分になった。
そこで、本宅東側のウッドデッキで待ち構えて、Noteくんで動画を撮影する事にした。
東側ウッドデッキに移動してみると、既に先頭集団の鹿が八ヶ岳方面へと移動中だった。
私が窓から見えたのは第2集団だったようだ。
鹿の群れは7~8頭程度である事が多いのだが、20頭を超えるような「大集団」にも、これまで何回か遭遇した事がある。
一方、「ずずかちゃん」のような「単独行動派」も稀にいる(だから、彼女だとわかるのだが…)。
ところが、今日の鹿の集団は、すべてが通り過ぎたと思って動画撮影を止めると、やや遅れて次の集団がまたやってくる。
そんな事の繰り返しが数回続いた。
オイオイ、どれだけの「大集団」なんだ (°0°)
途中から、撮影をストップして頭数を数え始めた。32頭まで数えたところで、やっと「殿(しんがり)」と思える鹿が通り過ぎた。
立派な角の大きな雄鹿だったな…
頭数を数え始める前にも、どう控えめに考えても20頭以上は通り過ぎていったはずだ。
だとすると「50頭以上の大集団」の移動に遭遇した事になる。
もうすぐ丸22年になる我が八ヶ岳ライフの中で「初めての経験」である事は間違いなかった。
かつては私の気配に気が付くと、鹿はすぐに駆け出す(逃げ出す)事が多かったのだが、この大集団の多くの鹿は「平然」としていた。
それどころか、私と目が合うと「すずかちゃん」と同じように、じっと睨めっこをする鹿が何頭もいた。
そんなに私が珍しいのかな? こうなるともう「マイブーム」だよな…
もしかして、還暦を迎えて「鹿のモテ期」が到来したのかな??
まあ冗談はさておき、今回の鹿の大集団の移動が天変地異の前触れではない事を願うばかりだ!