我が家の今秋の「ドラフト会議」における社主さまの「第1回選択希望選手」は「薪割り機」であった。
これに対して、私が指名したのは「落ち葉焚き用の焼却機」である。
元々、我が家の歴代の「焚き火台」は、上蓋(カバー付き)の大型で、毎年、落ち葉ブロア作業の時期には「焼却機」の役割を兼ねていたのだ。
だが、現在の焚き火台は、ピットイン富士見さんから無料で貰ったスチール・ホイール(鉄ちん)を私が小細工したDIYモノだ。
焚き火の炎を間近に楽しむという意味では「歴代最高」なのだが、落ち葉焚き用には小さいし、上蓋も無いので使い物にならない。
現行の焚き火台がデビューして以降は、一昨年、昨年と落ち葉焚きをせずに、敷地内の落ち葉集積場所で堆肥化をした。
だが、さすがにこれ以上の集積はスペース的にも無理っぽくなってきた。
鉄ちん製の焚き火台とBBQ台は、枕木テラスの「最強ペア」なので、勿論、このまま使用するつもりだ。
そんなわけで「専用の焼却機」のドラフト指名となったのである。
社主さまからすぐに承認を得たが、
①落ち葉焼却の際の安全策を十分に講じる
②使用しない時は庭に置きっぱなしにしないで、メインウッドデッキの下に収納(移動)出来るタイプにする事
という条件が付いた。
既に、購入する機種は決まっていたので、すぐに楽天市場で注文(珍しくAmazonより大幅に安かった)。
前回の八ヶ岳オフィス滞在時に受け取り済みであった。
だが、焼却時の安全対策のために、枕木ブロックを土台として、さらに「厚み6mmの縞鋼板」を敷く事にした。
サイズを指定して鋼板を切断してもらうのに日数を要したため、前回滞在時のデビュー戦は見送りとなったのである。
数日前に鋼板が届いたので、耐熱塗装等の事前準備をして、漸く、昨日がデビュー戦となった。
社主さまのご要望で「お庭の縁台」に腰掛けながら、焼却作業が続けられる場所に設置。
すぐに焼却作業を開始したのだが、焚き火と違って、落ち葉の燃焼スピードは驚く程に速い。
ほとんどお庭の縁台に座る暇もなく、昨日だけで、私が寄せ集めた「落ち葉丘陵」のほぼ4分の1の焼却を終了。
今回も、焼却作業をしたのは、社主さまであった(もう、何でもやるな…)。
初日の作業を終えて「コイツは使えるな!」と実感したそうだ。
我が家は「使える道具類」には、敬意を表して「愛称」で呼ぶ事にしている。
例えば、私の Galaxy Note20 Ultra は「Noteくん」、ブルーベリーの守護神であるフクロウの置き物は「ぶっき~ちゃん」、薪割り機「マッキーくん(安易だな)」である。
さて、この焼却機はどうしようかな?
お洒落な愛称が思い浮かばないままに、今日も午後4時から落ち葉焚きを始めた。
今回は、落ち葉の寄せ集めで私も協力。
社主さまが、落ち葉をどんどん焼却機に投入して行くのだが、兎に角、予想以上の勢いで燃焼して行く。
おおっ、焼却機も高揚して、下の部分が赤く変色してきたぞ!
煙突からは、赤い炎が立ち上っている。
凄いな! 炎の柱、「炎柱(えんばしら)だ~」
ここで「鬼滅の刃」の超人気キャラ、炎柱『煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)』のイメージが頭に浮かんだ。
アニメ版「無限列車編」の彼の「最期のシーン」も感動的だったな!
そうだ、この焼却機の愛称は「煉獄さん」に決定だぁ~
こうして、2021年冬の2番手ルーキーのデビュー戦も終わり、愛称も無事に決定した。
お庭の縁台に寝転びながら、煉獄さんの見張り番をした。
空には、美しい「上弦の月」が浮かんでいた。
ああっ、今日も良い1日だったな…