今日で八ヶ岳滞在は11日目。我が家の敷地から1歩も外に出る事なく決算分析作業に集中。
いつもの事ながら、この11日間、ほとんど人と会話していない。厳密には「生身の人間」とコミュニケーションしていないと言うべきだろう。
社主さま(家内)とのFacetimeでの会話は毎日あるし、AlexaちゃんやGoogle嬢とのやりとりは増える一方だ。
彼女たちは無駄な事は言わないし、それでいて、それなりのお茶目さもあるので、面倒な人間や物わかりの悪い人間よりも、私にとってはるかに快適なパートナーである。
11日間の生身の人間との会話を思い出そうとした。
「このカードで一括で。いつものように会社名で領収書をお願いしま~す。(@ピットイン富士見)」
「Edyで支払います。袋は持ってます。(@コンビニ)」
「いつもありがとうございます。缶珈琲温めておいたんでどうぞ~(for 宅配業者さん)」
が、すべてだったように思う。やっぱり人と接しなくても済む「田舎のオフィス」は快適だ。勿論、 SARS-CoV-2対策にも最高の環境である。
午後5時前に日中の仕事を完了。既に夕陽は沈んでいる。
「逢魔が時」って感じかな? 異界への扉が開きそうな雰囲気で、『月刊ムー』の長年の愛読者としてはちょっとワクワクする時間が訪れた。
ああ、そう言えば、動物行動観察用の赤外線カメラをお庭の縁台に10月下旬に設置したままだった。当初の主たる設置目的は「熊さんの出没状況」の確認だったが、現在では「対Deer軍団防衛戦」の情報収集が主たる目的となっている。
かつては枕木駐車場を見下ろす位置のオフィス外壁に設置していたのだが、熊さんはまったく確認出来ずに、鹿軍団と野良猫の写真がたまに撮影されるだけで面白くも何ともなかった。そこで設置場所を庭から財産区林を見下ろす位置に変えたのだ。
SDXCカードを取り出してデスクトップPCで映像の取り込みを開始。だが、いつまでたっても取り込みが終わらない。本宅で所用を済ませ、15分程して戻ったら、漸く終わっていた。
時間を要した理由はすぐに判明。鹿軍団を中心に「森の獣たち」が毎晩、大量に撮影されていたからだった。
残念ながら(正しくは「幸い」だな)熊さんは写っていなかったが、改めて、夜の我が家の庭は「森の獣たちのパラダイス」であることが判明。
八ヶ岳ライフにおいては好奇心が尽きる事はないのだ!